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こまごまと家のことを始末したあと、お茶のお稽古に出かける時間が迫ってきたので、急いできものに着替える。 今日は「花月(かげつ)」のお稽古である。約束の時間に合わせて皆が参集する。Hさんが早々とお茶を掃いたり、道具をセッティングしてくれていた。 花月では、五人ひと組が札を取り回して(折据「おりすえ」という小さな紙のケースに、人数分の木の札を入れて使用。木の札には、月や花のマーク、漢字の「一」「二」「三」の字が書かれている)、花の札が当たった人は点前を、月の札を引いた人が茶を飲む。 取り札次...
一より習ひ | 2008.04.06 Sun 20:10
あたたかな陽気に誘われた心早の桜が咲いているのに足を留めた。もう少しゆっくりと咲くのがよかろうに、と思いつつ、お茶のお稽古へ行く。 帰り道にもう一度、桜を見上げてみると、競うように別の花びらも開いている。そんなに急いで咲いてしまったら、これからの楽しみが少なくなるではないか、と独り言ちる。 今日は少しお菓子の話をしたい。 折々の季節を詩的に表す茶席の菓子。この存在が、茶席に和やかさや安らぎをもたらすのは、よく知られているだろう。 実際にいただくのは苦手という左党であっても、移ろいゆく四季...
一より習ひ | 2008.03.28 Fri 13:36
その1 数寄屋袋に懐紙を入れていると、枚数が少なくなるにつれて、四隅の角が折れたり紙の表面が毛羽立って、最後まできれいに使い切れなかった。 そこで、市販のクリアファイルを懐紙の大きさに切って、数寄屋袋に懐紙を入れるときは、それに挟むようにした。ようやく最後の1枚まで粗末にせずにすむようになった。 その2 数寄屋袋の中で、菓子を切る楊枝が他のものと紛れて、肝心なときに取り出せず、慌てることが多かった。楊枝入れ専用のポケットを縫いつけた数寄屋袋を手づくりしたこともあったけれど、ふと思いついて...
一より習ひ | 2008.03.28 Fri 13:34
今月2度目の淡交社の灰形教室の日。 前々回、前回に習った「二文字押切(にもんじおしきり)」の最終回である。 手前と奥の山づくりののち、火床(ひどこ。「火袋(ひぶくろ)」ともいう。炭を置く場所)のカーブの作り方を学ぶ。 今日はこれまでの2回分の授業の工程にプラスして、カーブを整えなくてはいけないため、早速作業にとりかかる。もはや皆、おしゃべりをする余裕はない。集中して手を動かさなければ、おいていかれるのみである。 これまでの工程を、今回も繰り返して先生がデモンストレーションしてみせる。先生の...
一より習ひ | 2008.03.14 Fri 23:42
今週二度目のお茶のお稽古。先週分の振替で、今週は木曜と土曜に行く。 このところ目下の課題は、小習(こならい)である。若い方の小習の指導することが増えたからだ。 小習とは、茶道の基本的な点前ができるようになったのちに習う次のステップの点前作法で、裏千家では16種類(「小習16ヶ条」という)ある。 これらは基本的な点前の応用編といった色合いが強く、客人の身分が変わったり(貴人点・貴人清次)、道具が拝領品(荘り物・かざりもの)ならどうするか、といったバリエーションがある。実際の茶事でもおこなわれる...
一より習ひ | 2008.03.08 Sat 21:42
淡交社の灰形教室の日である。 講座の前に編集部に顔を出して、元上司たちと昼食。 月刊誌『なごみ』の編集長をしているFさんが、先日、裏千家の冬期講習会に行ったので、その話を聞かせてもらう。ベテランの先生方が多いなか、最年少だった由。勉強になったのと同時に、たいそう楽しかったらしい。 「植田さんも行ってみたら?」と言われるが、私は、まだまだ七事式がついていけないし、小習も自信をもってこなせない。わたしはゆっくりしか進めないようだ。 さて、灰形教室では、先週の続きで「二文字押切(にもんじおしきり...
一より習ひ | 2008.03.07 Fri 21:59
午前中からお茶のお稽古に出かける。 3月になると釣釜(つりがま)に変わる。釣釜とは、天井より鎖を下ろし、それにかける釜をいう。 五徳や透き木を用いないため、柄杓を扱うたびにゆらゆらと釜が揺れる。それがいかにも春のまどろみの風情で好ましい。 実際の寒さが遠のくのはもう少し先であっても、季節に先駆けてしつらいを整える作業には、人間のこまやかな想像力に期待する茶の湯という文化のおもしろさが現れている。わたしたちは、まずは「目」で季節を味わっているのが、お茶の一年を過ごしているとよく実感される。 ...
一より習ひ | 2008.03.06 Thu 22:03
「前々からお茶を習ってみたかった。誰か、いい先生を紹介してくれませんか」と尋ねられることが今でもある。淡交社で編集者をしていた仕事柄、茶道関係者に会う機会が多かったからだろう。 人が思うほど、たくさんの茶道の先生を知っているわけではない。たまたま私が知っている範囲で思わしい先生がいたら紹介できたが、実際に多くのお茶の先生と研究会などで会う営業の人に尋ねて、返答することも、ままあった。 ただ淡交社にとって、お茶の先生方とは真剣な仕事のつながりがあるので、「その人はきちんと続けて真面目に習える人...
一より習ひ | 2008.03.05 Wed 23:45
明日は、2月最初のお茶のお稽古日。 2月は、わたしの学んでいる裏千家では、大炉の季節となる。大炉とは、十一世玄々斎(げんげんさい)宗匠が創案された裏千家独自の点前だ。 読んで字のごとく、ふつうの炉(一尺四寸・約42cm)より大きく炉が切られている(一尺八寸・約54cm)。 お客さまに火のぬくもりをより感じてもらうという心から、この点前は、厳冬の2月に用いられることが多い。かくいう風に、お茶は季節と一体としてある。 点前の種類を覚えていくと、自然に日本の四季に敏感にならざるを得ないのだ。ここが茶道の面白い...
一より習ひ | 2008.02.29 Fri 09:51
午前中いっぱい、裏千家茶道教科(緑の本)と、淡交テキスト点前編(双方とも淡交社刊)の、大炉の薄茶・濃茶・炭手前の項目を、もう一度読み直しておく。何度読んでも、入る先から消えていくかのよう。 けれど、大炉ということがわかっていれば、予習ができるのがうれしい。 ふつうは行ってから先生に「じゃ、今日は○○のお点前にしましょう」と言われるため、予習なしのぶっつけ本番に、いつもドギマギしている。 何年経っても「一年生」の気持ちが持てるのは、ある意味、40歳を過ぎた身には新鮮だ。 ひたすら点前を頭に詰め...
一より習ひ | 2008.02.29 Fri 09:50
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