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「千年後に理解される」という意味の、伊藤若冲の言葉です (5月4日の『NHKスペシャル〜若冲 天才絵師の謎に迫る』)。 もみじの赤い縁取り、南天の赤色の厚み、青い魚のパッション ブルーなどの独自の描き方に加え、マネにさかのぼる100年前に、 自然の光による印影を表現した若冲は、自らの才能の高さを知り 尽くしていたのでしょうか。私は、そこにある天才ならではの 深い孤独を垣間見るのです。 千年後に理解されるとき、果たして人の魂はどこにあるのだろう。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.10.04 Tue 06:48
上橋菜穂子さんが、自作「精霊の守り人」の主人公である 女用心棒・バルサについて語った言葉です (3月26日の『SWITCH インタビュー 達人達(たち)』)。 レンタルビデオの予告編で、燃えているバスの中から子供の 手を引いておばさんが出てきたシーンを観たとき「バルサは 槍を肩に担いでた」という主人公誕生の経緯は、まさに 上橋さんのなかに生きるバルサの存在を感じさせます。 よく物語の人物が勝手に動き出す、と言います。体験してみたい。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.08.27 Sat 11:17
フランスの劇作家であるジャン・ジロドゥのこの言葉を 倉本聰さんが紹介しています (2月5日の『100年インタビュー』)。 この言葉が脚本家になるきっかけを与えてくれた、という のですが、そうですね、いい映画や芝居を観た後の観客の 顔を見てみたい気がする。任侠物の邦画の後は、観客が肩を いからせて出てくる、というのは有名なエピソードです。 観客も劇中で、自分とは違う人生を生きているんですね。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.06.16 Thu 06:21
そう言い放ったのは、1948年に全米の美術館が選ぶ「優れた 画家TOP3に選ばれた国吉康雄です (15年12月20日の『日曜美術館』)。 20世紀初頭に17歳で米国にわたった、その類まれなる進取の 気性に遠く及ばぬ力強さを感じました。冒頭の言葉には、 次の続きがあります。「そのことに正直であれば、難しいことは ない」。幸いにもそれを目指せるのだから目指したい。 他の誰でもない、ということの証明を。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.04.04 Mon 05:18
例えば神楽を描くとき、その意味を知って描けば、色にその 知識が出る、という意味でこの言葉を放ったのは、 銅版画家の小松美羽さんです (15年11月29日の『情熱大陸』)。 普段の地道な営みが形作る「素養」という言葉がありますが、 目には見えぬ隠れた努力が、結局は見える部分に反映して しまうのが不思議です。これは自らの仕事にも活かせる。 どこまで勉強できるか、広告制作も全く同じです。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.02.23 Tue 04:59
83歳になられた渡辺貞夫さんの言葉です (15年11月23日の『Oha!4』)。 現在に納得できないから、常に次を目指すという 情熱が、この第一人者から聞こえてくる凄さ。 「楽器に惚れたから」と屈託なく演奏技術の高みを目指す 姿勢にはエネルギーがあふれていました。創造力と年齢は、 やはり関係ないのだという思いを強くします。 これからもどんどん生み出していく。 ナベサダです。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.02.16 Tue 06:07
生前に欧州を旅した際の十四代酒井田柿右衛門さんの言葉です (15年11月3日の『柿右衛門 果てしなき旅路〜 ヨーロッパが 愛した日本の美〜』)。 17世紀後半、ヨーロッパに数多く輸出された「柿右衛門」は、 王侯貴族に愛され、その子孫の方がいまも美しさに魅了されて います。そうした方々と話す柿右衛門さんが実に生き生きと していました。コントラスト好きの私も、柿右衛門は大好き。 人類に共通することはたくさんあるのに、違いばかりが際立つ。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.01.29 Fri 06:22
本業の新曲づくりと趣味の釣りのどちらにも存在する魅力を そう語ったのは、サカナクションの山口一郎さんです (15年11月1日の『情熱大陸』)。 どちらも「じっと待ってるだけじゃない」と語ったのですが、 広告づくりも同じだなと思うのです。特に、渡された資料から 伝えるべきメッセージを発見する工程は、まさに「探す」喜び。 遊びとまでは達観できませんが、楽しさは確かに存在します。 それは、1本の木から彫刻する行為と似ているような気がします。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2016.01.26 Tue 00:44
二階堂ふみさんを評した竹中直人さんの言葉です (8月22日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。 二階堂さんを「役作りをせず“分からない”から入る人」と 分析しています。確かに「分からない」は醍醐味でもあります。 今年も某大学で純粋数学の教授インタビューを行いましたが、 この分野では下準備は不要、しても「分からない」から。でも 非現実の数学の世界を質問していくと、哲学的になるのです。 文系の私が純粋数学の取材が好きなのは、それが物語だからです。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2015.10.16 Fri 05:14
天体や水面を撮影した独自の写真で知られる 遠藤湖舟さんの言葉です (8月1日の『Audi PLEASURE MOTIF』)。 遠藤さんは、最短ピント距離50cmの双眼鏡で見ると「ゴッホが どんな気持ちで描いたかが伝わってくる」と言っていました。 「微細なところに真実がある。それを僕は写真でやっている」。 確かに、水面のゆらぎを捉えた写真は素晴らしいです。 一つひとつのものに、なるべく神経を注いで見ていきたい。 JUGEMテーマ:芸術家の名言
いいコトバ | 2015.09.26 Sat 07:19
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