[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
土地のところで書きましたが、狭小や異形の土地などというものは販売型の住宅では対応できませんので、むしろ安価となり私たちにはチャンスの魅力的な土地になります。そういうところが、言わば知恵になるわけです。高性能に仕立てることも、リアルな暮らしをしっかりと想像すれば必須のことになります。快適に、無駄のない暮らしを考えれば、自ずとヴォリウムはミニマルになってきます。予算をどこにかけるか、まさに量よりも質にかけていくべき時代なのだと思います。 先日、古いご実家のリノベーションのお仕事をさせていた...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.19 Sun 07:21
さて、一番大切なのは「リアルな皆さんの暮らし」だと書きました。ここから逆算していかなければ間違えを起こしかねない。そう思えば、今は「絶好の建て時」だとは言い難い時代だと言わなければならないでしょう。格差社会でヴァーチャルな経済が未だ下支えしているのか、本来の実体経済とは遊離して地価高騰は続いている。コロナ禍で生産や物流に色々影響が出て、建材などの供給が滞ったり、不思議に価格高騰がなかなか戻らない。人流も制限される中で、むしろ条件としては非常に厳しいのが現状と理解するべきだと思います。だから...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.18 Sat 06:01
近年、ちょっと高め設定だなぁという金額の分譲マンションが福岡で未だ結構売れている原因は、この地価高騰上げ止まりで、戸建ての予算に住宅ローンが届かない層の需要ではないかなと思ったりもします。いずれにしても、人口減少少子高齢化で本来「家余り」なんですから、土地の高止まりも理解に苦しみますし、いわゆるコロナ禍の東京離れが地方に反映されているパターンではないかと思いますし、福岡はそういう意味では都心ぐらしの方達にも遜色がないというのが人気の要因なのかもしれません。ただ、だからと言って法外な土地の上...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.17 Fri 07:24
まず、土地から探すという方は、昨今の福岡市郊外、及び近郊の地価高騰は異常な感じで上げ止まり、慢性的な不景気やコロナ禍には関係なく、到底全体予算の比率からして一般の方では土地購入は厳しいのではないかと思われる価格帯で推移しているエリアがかなりありますからくれぐれもご無理なさらないようにとお伝えしたいです。順序から言えばまず土地からということになりますから、ここで予算の多くを費やしてしまうと理想の住まいに辿り着かないまま途中から実現不可能というシナリオも想定できますので注意深く選定していく必要...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.16 Thu 07:14
なかなか収束しないコロナ禍の中にあって、住宅業界もそれぞれの立場で皆もがいているというのが現状なのかもしれません。「ウッドショック」という言葉が合言葉のようになって、やれ何が足りないとか、納品が遅延するとか、これだけ値段が上がりますと言ったお話ばかり聞いています。お陰様で、弊社もそんなカオスの中を何とかもがきながら泳いでいますが、正直、頭の内に常に去来するのは「今建てて頂いて良いか」というお客様のことばかりです。皆が平静を装っていますが、本当に進めて良いものかということは常に検討して良いと...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.15 Wed 07:41
この国特有の住宅の生産体制が、何となく、このところのさまざまな価格高騰の元凶の一つであるような気がして、そんなことを書いてみました。すでに、そういう住まい創りは現代にはそぐわないと思っている私からすれば、「企業の論理」とも言える生産体制維持のために、その他の住まい創りが価格高騰や資材の枯渇に喘ぐのも何だかおかしいなと思うからです。ここからの脱却は、やはり住まい手の皆さんの住まい創りの方法論の選択にかかっていると思います。もうテレビコマーシャルや広告によるブランディングで住まいを「買う」時代...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.14 Tue 07:18
大手どころや商社が、ではなぜ国産材を買い占めるのか、巨大資本が利益を得るために傍若無人な態度で力任せにこういうことを推し進める理由は、少なくとも良い住まいを皆さんのために供給するという物ではないことはお分かりいただけると思います。たとえ利益が減っても。今の生産体制を維持しなければ企業体が持たないからであり、輸入材を使っていた時よりも薄利になっても今の生産を「維持」することが最大の目的だからなのだと思います。これまで安い輸入材を使っていて急に高い国産材に手を出しても利幅で何とか吸収できるので...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.13 Mon 06:54
つまり、一棟一棟の住まいという個々の価値観でそもそも動いていない企業の「存続」のために、国内の木材が突然買い占められているところが、大変な問題なんだと思います。年間何万棟という数の、判で付いたような企画量産住宅が、この国の現状に必要なのか。気候補変動による災害の多発のなか、性能を個々に見直し、しっかり次世代に通用するエコハウスにしなくてよいのか、人口減少、少子高齢化でどんどん数の部分ではあまりつつある日本の住宅事情を見れば、量産の体制を変革できない業態に問題があるのではないかと私などは思い...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.12 Sun 06:44
お仲間の工務店さんから聞くのは、南九州の山々を大手商社が買い漁っているとか、大分は大手の〇〇が抑えているとか、聴くも無惨な状況で、おおよそ輸入木材が入手困難になっているために、それを補うために国内の森林資源が買い占められているという噂ばかりです。資本にものを言わせて、数合わせで買われていく森林資源。しかもそれが、かつては輸入木材がべらぼうに安価だったために、見向きもされずに産業として成立せず、後継者も育たない環境に追いやられてしまっていた状況下で、今度は高値で買い占められている、そんなとこ...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.11 Sat 07:27
なかなか収束を見ないコロナ禍の中、お仲間とお話をすれば出てくるのは材料の価格高騰のお話と、滞る供給体制のお話で、何だか暗雲でなかなかスッキリとした青空とはならない住宅業界ですが、どうやら見に入ってくる情報には二通りあって、それがかつての経験では想像できなかった社会の問題の反映としておきているものと、極めて人為的に社会の仕組みを頑なに変えない意思のもとにおきているものがあるように思えてきました。ウッドショックという言葉が聞こえ始めた時のお話は、北米の巣篭もり需要の拡大とコロナによる世界的な運...
建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.09.10 Fri 07:06
全1000件中 831 - 840 件表示 (84/100 ページ)