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住まいづくり報告　太宰府S邸1年検査

　昨日は梅雨空の雨模様の中、久しぶりに太宰府のS邸を尋ねて、竣工引き渡し後1年の検査を行ってきました。工務店と私で一年後のご訪問は弊社恒例の言わば住まいづくり同窓会のようなもの。笑で迎えてくださったご夫妻に、お気づきの部分をあらかじめ書き留めておいてその項目を確認しながら、状況の一つ一つをチェックしていきます。大半はその場で改善できるものでしたが、何点か今後の課題も見つかりました。終始和やかな会話が進み、「以前の暮らしなら...」とご入居前の暮らしと比べて快適である今の暮らしを褒めていただいて、「...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.07.04 Sun 07:41

住まいは売らない、買わない...。5

　かつて、インターネットは「情報のゴミダメ」だという表現が語られて久しいです。昔はハウツー本と言って、わかりやすく内容の表面を舐めるように取り上げたとっつきは良いが浅い本のことを少しばかり、軽い本として語ることがありました。まさに今はハウツーより軽いネット情報の坩堝の中に皆さんは首までどっぷりと浸っています。完全なる昭和アナログな私には、ついていくのも大変ですが、昨今の皆さんの住まいに関する価値観が、このネット情報に覆われている功罪に関しては少し考えさせられるものがあります。ゴミダメであり、...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.07.03 Sat 07:50

キッチン横のスイッチニッチのご紹介

人気のスイッチニッチですが、こちらのお家ではキッチンの横＝リビングの横＝階段の前に設置されています。帰って来て → リビングでゆったり → 寝室へ移動までの動線をしっかり考えて設置するといいですね！少し低めの位置にあると子供でも手が届きます♪ スイッチニッチ　間接照明　吹き抜け　たっぷり収納　吹抜けリビングエコカラット　動線　高気密高断熱　アクセント　注文建築　間取り JUGEMテーマ：建築 ▶サンキ建設　...

サンキ建設のこだわり注文住宅 | 2021.07.02 Fri 16:04

住まいは売らない、買わない...。4

　性能という物差しは、必須条件として住まいが本来持っていなければならないものを推し量るためのものであると思います。それ以上でもそれ以下でもありません。この物差しは、良くも悪くも使うのは、住まい手の皆さんの使いようだと思います。巨大スポンサーである大手などが新聞折込やテレビCMで作り上げたブランド力も、この物差しの上では平等で、高性能という裾野がそういう価値観から解き放されて皆さんの世界が広がったことはすごく良いことだと思います。ただ、そればベースとしての物差しであり住まい創りの本質ではありませ...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.07.02 Fri 07:01

住まいは売らない、買わない...。3

　常から、「住まい」は皆さんの暮らしの具現化だと私はよく口にします。誰から与えられるものでもない、皆さんそのものなのです。そう言う意味では簡単にコンビニには売っていないはずなのです。昨今、高性能化の流れが沸き起こり、皆さん一般の方達にもそれが知れ渡り、これだとばかりに少々得をした気分のままにそこで比較して、流行りの言葉で言えば、コスパを重視して取捨選択して住まいを建てるというケースは、とても賢い選択のように映ります。今までのように、根拠のないブランディングやメディア広告には騙されないぞという...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.07.01 Thu 07:03

住まいは売らない、買わない...。2

　スペックと坪単価のみで比較検討するのならば、まどろっこしい弊社の住まい創りなど(少々自虐的)とは全く別のアプローチですから、音信不通になるのも仕方ないのですが、そもそも「家を売る人」「家を作って売る人」そして「家を創る人」がバラバラな立場で物申している中で共通項目がそこなんだと気づき始めました。明確に立場が違うのですが、皆が性能について語り始めた。私などは30年あまり同じことをしているだけなのですが、昨今商機を感じたあらゆる人がここに注目し始めたと言うことだと思います。そして、昔から言われて...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.06.30 Wed 07:10

住まいは売らない、買わない...。1

　このところ、頭の中をぐるぐるとへ巡っていることがあって、気がつけばタイトルのような言葉を繰り返している自分がいます。それは、昨今、俄かに脚光を浴びている、私たちから言わせれば言い回しの新ジャンルとも言えそうな「高性能住宅」であっても同じことです。売らない、買わない、そんなことをブツブツと繰り返しています。　世の風潮として、住まい創りに10%もの消費税が掛けられ、あたかもコンビニで買う「間に合わせもの」の買い物と同じように扱われることに関しては、常々憤懣やるかたない思いでそれを受け入れていま...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.06.29 Tue 07:13

超高性能をやめてみる。　5

　この国の住まいは、性能を考えていない住まいと、性能ことを考えた住まい二種類しかないと言いました。考えた住まいを「高性能」などというからおかしくなる。あるのは低性能の漏気密低断熱住宅がほとんどで、今まさにそこからスタートとようとしているわけです。どれくらいが妥当かなんて考える必要ないでしょう。条件が許す限り上げ続ければ良いわけです。それをこのくらいでと定義つけたいのは作り手側の都合と心理に他なりません。立地条件と予算次第では性能は天井知らずです。ただ、現実は立地条件と予算があるからその範囲内...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.06.28 Mon 07:28

超高性能をやめてみる。　4

　これくらいが妥当だと、言い切ってくれたほうが聞き手は心地良いです。自分で判断しなくてよいのですから。特に、書籍でなくネット情報はその速さと明確さで人気度合いが決まりますから、近頃はその影響力も少なくなく、あたかもそれが真理でごとく映ってしまう傾向も少なくありません。性能の下限を決めて天井知らずなどという言い方はなかなか難しくわかってもらいなくい表現になります。一方、これくらいの性能があれば大丈夫ですよと言えば、耳心地が良いだけに波及効果も大きいと思います。そのことだけなら問題ないのですが、...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.06.27 Sun 07:07

超高性能をやめてみる。　3

　急速な高性能化の流れに対して、じゃあどれくらいの性能が良いかという論議は危ないとお話ししてきました。なぜならすでに10年前にドイツのパッシブハウス研究所認定の福岡パッシブハウス(国内3棟目九州発)の設計に携わった者として、どのくらいなんてないからです。余力があれば少しでも性能を上げたい。そういう思いがあるのみです。認定パッシブハウスの性能を知れば、この国の住まいの性能の状況はまだよちよち歩きをはじめたばかり、妥協点を見出すレベルにはないと思います。本当はもっと盲目的に突き進んで良いレベルです。隣...

建築YA「髭」のCOLUMN | 2021.06.26 Sat 07:10

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