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ご無沙汰しております。最近サボり気味でしたが、月次の進捗報告がてら近況報告および告知をします。 ■近況 ・九月頃から一夜文庫さん主催のZINE『読みたい夜に』に寄稿しています。現在準備号と創刊号が発行済みで、小説、詩、エッセイ、写真等、静かな夜に読むのがぴったりな作品が集まっています。私は「夜に」というタイトルの作品に纏わる連作短編を書いています。だいたい2000字くらい目標で、各話完結です。 ・11/16文学フリマ東京では、上記『読みたい夜に』ほか二つに参加しています。 1) 藤井佯さん主催『鳩の...
水平線上の雨 | 2023.11.04 Sat 09:01
『大どんでん返しが面白い小説』として、雪乃のYOUTUBEに出てきたおすすめの動画で紹介されていた作品を片っ端から読んでみようか!!と思い、最初に買ったのが『向日葵の咲かない夏』でした。 無茶苦茶先が気になって やらないといけないこと目白押しだったのに二日で読んじゃったっ…!!!! 感想書くので次ページへ!! JUGEMテーマ:小説/詩
雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2023.11.03 Fri 23:39
JUGEMテーマ:小説/詩 彩夏の取得情報データ及び発話生成ログから、AIによりクローノイド彩夏が人間たちと交わしたと思われる会話内容が生成される。 石野崎は、オフィスに来てもらった椎木と並んで椅子に座り、彩夏の声ではないがスピーカから流れるAIの話に聞き入っていた。 会話は彩夏と彩夏の母、そして彩夏の友人姫奈との間で交わされたものだ。 今朝早くに石野崎が衝撃を受け椎木に連絡した現象が、そこに展開されていた。 つまりクローノイド彩夏が、自分の中に『ス...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.11.01 Wed 22:21
JUGEMテーマ:小説/詩 彩夏が遺した、最後の日記。 一夫は一心に、一度も目を逸らすことなくそれを読み続けた。 だが読み続ける内、その手は細かく震え出し、呼吸は穏やかなものではなくなってきた。やがてその唇からは、 「あの野郎……あの野郎……」 という声にもならぬ呟きが繰り返された。 慶子も眉を寄せ、瞼を伏せ、俯き堪えていた。 クローノイド──彩夏は何も言わず、一夫の震える手に視線を合わせじっと椅子に座っていた。 ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.10.27 Fri 22:36
JUGEMテーマ:小説/詩 彩夏の遺したメモには、右上隅に数字の羅列──年月日が、これもまた小さな字で記入されていた。 日記の内容はその後も、夫である圭輔から理不尽に禁止されたこと、改善を命じられたこと、強制されたことが綴られていた。慶子は時折強く目を閉じ、しかしまたそれを開け歯を食いしばり、拒絶したい衝動に堪えながら、自分の知らなかった──それどころかその片鱗にすら気づけなかった真実を、読み続けた。 そしてメモが残り半分ほどになった辺りで、どうやら彩夏はカウン...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.10.16 Mon 19:31
JUGEMテーマ:小説/詩 慶子は気が遠くなるほどの震えを感じながら、手許の紙束から輪ゴムを外し、メモを開いた。 なるほど確かに、大層細かい字で紙面全体にびっしりと書かれてある。慶子は両眼を精一杯すがめたが、それでもまったく読み取れない。 スピリットの言う通り、ルーペで拡大して読むほかなさそうだ。 「お母さん、私が読みましょうか?」クローノイドが提案する。 「──」慶子は一瞬考えたが、すぐに微笑みつつ首を振った。「ありがとう、でもこれは、やっぱり自分で読み...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.10.12 Thu 18:46
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