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JUGEMテーマ:小説/詩 私は、どんなことを言われてもされても、口は返さなかった。返せる性格ではないと言えた。 クラーク会館で、例の短大生グループとおしゃべりをしていた時に、みんなの「呼び名」を決めたことがある。 それぞれ、名前は最後の「子」を取って「ちゃん付け」だったが、「Nちゃん」と私は最後の部分だけ違うから同じ呼び名になってしまうね?と、みんなで悩んだ時、「じゃあ、”姫”ってのはどう?」と言ったのは、「Nちゃん」だ。ちょっと「T.Kちゃん」からは、え〜?み...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.23 Fri 10:45
JUGEMテーマ:小説/詩 北大軽音の実質的運営メンバーは3年目だった。 北大だから、4年目もいれば、留年組の5年目、6年目もいたりした。 しかし、当時私が1年目のころには、3年目が支配する世界だった。 なぜなら、部長が、3年目だったからだ。 その部長は☆さんのバンドのヴォーカルだった。 人のいい紅顔に眼鏡の、一見人格者風だったが、とんでもない「差別屋」だった。 のちに私は、あらぬ罪?をかぶせられて、北大軽音を「除籍」になった。それ...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.22 Thu 12:14
JUGEMテーマ:小説/詩 なんだか、スローモーションのように、その機動隊との接触の瞬間の話がうわさに流れて伝わってきても、生の臨場感は感じられなかったもんだから、「先輩たちどうなったの?」だけが心配で、あとは、なんだか見ていないのもあり現実感が漂わなかった。 結果的に、罪に問われたものはいなかったようで、あっという間に釈放されたらしい。 それについても、「みんなが、みんな主犯格の人物を別々に話したから」等、噂は流れてきたが、真実のほどは分からない。 私が...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.21 Wed 12:12
JUGEMテーマ:小説/詩 それから、私の目線は自然と☆さんを追うことになった。 興味深々で、いつも見ていた。 まだ、そんなに深い他意はなかったが、胸アツのお祭りステージは忘れなかった。 段々と、「サークル会館」での攻防戦が始まり、学校側の「退去勧告」を無視して、サークル会館に居座り続ける(なんの理由かはいまだにわからないままだ)輩は、しょっちゅう会議を繰り返す。 そこは先輩たちの場であり、1年目は遠目にはなれて、見ているだけで、何の意味もなさそうで、みん...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.20 Tue 12:16
JUGEMテーマ:小説/詩 差し入れの「励行」があった「焼け跡の守番」の人達は、サークル会館の「軽音」の他、「演研」「カメラ研」などがいた。 よくわからない「話し合い」の場にいることになった「1年目」は途中で「理解不能」と投げ出して帰るか、興味がないから来ないことにした奴等ばかりで、私のように、バカ真面目に、そこにいた1年目も珍しかった。 私は「好奇心」だけは強い。 ロックサークルをやっているせいかは知らないが、「知らない世界を見る」のは嫌いではなかった。 ...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.19 Mon 12:57
JUGEMテーマ:小説/詩 「新入生歓迎クリニック」は終わった。 ようやく、正面のドアが開いた。 みんな、ぞろぞろ出て行きながら、そこここで、たまって「連絡先交換」をしている。 携帯もない時代だから、家デン(このいい方も死語か笑)くらいしかなくて、(それも、黒電話の時代だ)下宿している人多し、 もしくは、アパートを借りている人も。そういうアパートには「公衆電話用のピンク電話(着信も発信も可能の電話番号付きの公衆電話)」がついていたりして、誰かが電話を取ってくれたら...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.18 Sun 11:33
JUGEMテーマ:小説/詩 北大軽音って、こんな感じなのか…と、あたりをきょろきょろしながら、その「新入生歓迎クリニック」というのを見ていた。 先輩バンドらしき人達が演奏して、もっと先輩の人達の「酷評」を受けて耐えるという、メンタルの強い人向けの場に思えた。 すでに、メンタルの強い人が一人いた。 「今、僕の演奏聞いてもらって分かったと思うんだけど、僕は1年目(新入生)だけど、声かけられてこのバンドで演奏しているわけです。」 キーボードの人がそう言った。1年生な...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.17 Sat 11:47
JUGEMテーマ:小説/詩 熱田氏は、私の居場所を訊ねて来、直接御札を届けると言ってくれた。 「下手にそこから動くと、危ないかも知れないから」 というのが、彼女の意見だった。 まるでSPだな。 私はそのメールを見ながら少し吹いた。 足が、私の後をつけ狙っているとでもいうのか。 私には、足があの部屋から出てくることなどまるで想像もつかなかった。 「足だけとは限りません。他の部分も存在している可能性があります」 特に異論を唱えたわけではないが、熱田氏は追加メ...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.12.16 Fri 15:29
JUGEMテーマ:小説/詩 1979年の春のことだった。 私は当時、「Keepin' Alive」と「Act up」という、ミニコミ誌をやっており、どっちも、ロック系のものだった。 地味な、高校生だった私がなぜか、17歳の時に、当時はやっていた「ロッキングオン」という雑誌の「松村雄策」というライターの 「Queenのファンは、デブブス根暗の女しかいない。自分で何もできないやつらがロジャーテイラーとかを見ることで現実を忘れましょう?というやつらなのだ」等云々書いていて、私は怒った。 「確かに、...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.12.15 Thu 11:50
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