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心の奥で、 小さく揺れているものがある まだ光とは呼べへんけど、 たしかに、そこに在る 消えたわけじゃないよ。 ただ、いまは 息をひそめているだけ その揺れは、 あなたが生きてきた証やから あわてんでいい。 その小さな揺れは、 いつかそっと JUGEMテーマ:小説/詩
宴屋計画 | 2025.11.15 Sat 15:34
心のいちばん奥の暗がりに、 そっと小さな光が触れた まだ夜みたいでいい まだ動けなくていい そのひとすじの光は、 あなたを急かさずに、 ただ静かに、そこにいる だいじょうぶ あなたの中の暗い場所にも、 ちゃんと朝は来るから だいじょうぶ JUGEMテーマ:小説/詩
宴屋計画 | 2025.11.15 Sat 15:32
どんなに苦しくても、 いつかそっと光は射してくる いまは光のこと、考えなくていいよ ただ泣いてるあなたのそばに 静かに座っていたいだけ 涙も、震える息も、 そのままでだいじょうぶ 無理に進まなくていい いまの場所は、暗くないよ こころが休んでいるだけ だいじょうぶ ちゃんと見てるよ JUGEMテーマ:小説/詩
ひかりぬの | 2025.11.15 Sat 15:23
JUGEMテーマ:小説/詩 「ふむ」レッサーパンダはタケを齧った直後、黒い目をいっそうまん丸く見開いた。「ナンゴクワセオバナが」 「ほう」別のレッサーパンダもタケを咀嚼しつつ黒い目を見開く。「翼の生えたネコ科により次々と食されている、と」 「その隣に双葉も存在し」 「トラを一頭消した、と」 二頭のレッサーパンダらは顔を上げ、互いに黒い目を見交し合った。 「ん?」ハシナガイルカは真面目に泳いでいたが、不意に何かに気付いたようだった。 「ごめーん...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.11.15 Sat 12:35
JUGEMテーマ:小説/詩 モサヒーの細胞──真実を言えばそれは、純粋な意味での『細胞』というわけではなく、恐らくコードルルーの畏怖していた通りの、いわばモサヒー自身の『コピー』だ。 その小さな存在は、確かにコードセムーの体内に今潜り込んでいた。だが、子を成そうとして近寄ってくるセムーの細胞──こちらは正真正銘、そのDNAを後世に繋ぎ送り残していく事を至上の目的とする生殖細胞だ──を、頑として拒絶し続けていた。その態度は、見る者からするとある種冷酷とまで言えるものかも...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2025.11.07 Fri 22:44
心身のいずれか調子が悪いと声が掠れる。どの程度の比率で影響するのか分からないが、大半は身体の方だと思う。何故なら心の調子が悪い日は外に出ないし連れ以外の誰とも話さないからである。だったら連れと話す時の掠れ具合から類推できるとの意見もあろうが、気分が落ちた日の事など思い出したくもないと、記憶はどんどん頭の端へと追い込まれて行くので、後から検証ができないのである。いわんや当日、虚無の最中に声が掠れているかどうか記録する余裕などない。従って、わたしが観測できるのは心が生きている間の自分だけで、あ...
記4 | 2025.11.05 Wed 18:38
お知らせです。 このたび、人格OverDriveさんにて『部屋 - Rooms』を連載させていただくことになりました。1/21に開始し、絶賛連載中です。(むちゃくちゃかっこいい書影はレーベル主催者の杜 昌彦さんに作っていただきました。ありがとうございます!) 内容は様々な部屋にまつわる/部屋を舞台とした千字小説……ということで、ブログで発表していた某サイト投稿作品のリライト+書き下ろしとなります。当初思っていた以上に書下ろしが発生しそうで戦々恐々としております。どうぞお楽しみに。 あわせて本ブログの『...
水平線上の雨 | 2025.11.02 Sun 23:55
「でもたぶん、あれはあの子だったのよ。その後、組織が連れて行って、二度と会えていない。もう確かめることもできない。でも、あの子だった。少なくともあのとき、あの子の一部はまだ残っていたはずなの」 中編33000→35000字。ようやく何を書きたいかわかってきた。って前も言った気がするけど。 夜に次作1400→3600字。初稿完。大幅改稿が必要な気がする。 夜に次次作1000字。初稿完。ここ数年の自分のなかの宿題を、夜にシリーズのテーマに絡めて書けた気がする。シリーズはどこかでまとめて本にしたい。 穴コンが二...
水平線上の雨 | 2025.11.02 Sun 23:49
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