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JUGEMテーマ:詩/小説 心の中に勇気を抱え、それでも、苦悩は通り過ぎる。 苦悩を越えるだけの勇気を出せば乗り越えられるのだと知っている。 毎日のあれこれに流され謀殺された志の青さは いつしかの自己を憐れむかのように無力のままで それでも、笑顔を隠せないくらいの喜びに憧れ、望み、手に入れたいと渇望し。 我悲しくも非力なるまま 何事をも成就させられずに時を過ごし、老いていくのみで 悲しみは空色で、決...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2023.04.07 Fri 10:00
JUGEMテーマ:小説/詩 「おはようございます」 エレベータの前で声をかけられる。大崎有奈だ。 「おはよう」亜一郎は返事した。 「何かあったんですか?」訊かれる。 「え、別に」答える。「なんで?」 「なんか、落ちぶれてるから」大崎は真顔で答える。 「何それ。日本語違うよ」亜一郎は苦笑した。「落ち込んでるっていってよ」 「じゃあ落ち込んでる、ってなんでですか?」大崎は訂正の上理由を問うた。「何かあったんですか?」 「あー」亜一郎は自認してしまったこと...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.04.04 Tue 09:36
作品の額装。台紙にコラージュをはり。額を作りたいが金がない。 https://note.com/sn78/n/nfb68e61007bd
INTUS | 2023.04.01 Sat 15:11
JUGEMテーマ:小説/詩 「田坂さん」坂本はマスクの下で呟くように亜一郎を呼んだ。「お疲れです……見舞いに来て下さったんですか」 「あ、うん」亜一郎は取り敢えず笑顔で片手を挙げた。「具合はどう?」 「ええ、毎日点滴受けて、今は大分楽になりました」坂本は参ったという顔で苦笑しながら状況報告をした。「一人ですか?」 「うん」亜一郎は不審に思われる前に本題に入ろうと決めた。 この後、真に見舞いの目的で、彼の実の友や家族がここへ来てしまうかも知れない。...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.03.28 Tue 21:55
JUGEMテーマ:小説/詩 二つの手紙を手に入れた。一つは今年2月中旬、もう一つは3月上旬、──警察署長に送られたものだ。今から説明する。 第一の手紙 ──警察署長様、まず何より先に、私の精神状態は良いと信じて下さい。神や仏、神聖な全てに誓います。なので、どうか私の精神に異常がないと信じてください。そうしないと、この手紙が無意味になります。私は何に苦しんで、こんなに長い手紙を書くのでしょう。 私は切羽詰まっています。困っています。某宗教が私達を集団で尾行し...
Japanese Book Report:-) | 2023.03.24 Fri 22:28
つ、とその丸みを帯びた柔らかそうな頬を流れた一筋の涙に、彼の心はずきりと痛んだ。 きっと、多分。今の自分の姿を見たら、彼女は泣いてしまうだろうと思った。それは、彼の本意ではなかった。出来ることなら、泣いてなんてほしくなんてなかった。 でも、多分。このまま自分がどこかに消えたら、きっと彼女は泣くだろうとも思っていた。それも、彼の本意ではなかった。どっちにしても泣いてしまうのなら、自分の見ているところで泣いてほしかった。 「ごめん」 我知らず、口からは謝罪の言葉が溢れ...
雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2023.03.21 Tue 23:51
JUGEMテーマ:小説/詩 「先輩お疲れっす」後輩の仁科が声をかけてきた。「ここ、いいですか?」ベンチに座ってコンビニ弁当をつつく亜一郎の隣を指差す。 そこは会社のすぐ近くにある公園で、仁科もコンビニの袋を提げていた。 「ああ、いいよ」亜一郎は箸を止め、頷いた。 仁科は亜一郎の隣に座り、唐揚げ弁当を膝上で開いた。 弁当を平らげた後もしばらく、近況報告や、半分は社交辞令であるところの飲み会提案などしつつ男二人隣り合わせで語り合っていたが、不意に、 「営業...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2023.03.20 Mon 09:00
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