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問二:赤の他人になりきる 四〇〇〜一二〇〇文字の語りで、少なくとも二名の人物と何かしらの活動や出来事が関わってくるシーンをひとつ執筆すること。 視点人物はひとり、出来事の関係者となる人物で、使うのは一人称・三人称限定視点のどちらでも可。登場人物の思考と感覚をその人物自身の言葉で読者に伝えること。 視点人物は(実在・架空問わず)、自分の好みでない人物、意見の異なる人物、嫌悪する人物、自分とまったく異なる感覚の人物のいずれかであること。 煙草を吹かす。かったりい。さっさと終わらせて帰...
水平線上の雨 | 2022.06.05 Sun 19:49
JUGEMテーマ:小説/詩 いい気分で車に乗り、エンジンスタートさせる。 夜中、もう日付も変わった頃だろう。 ゆっくりと瞬きする間に小気味よい曲が流れ始め、車内のインテリアも色とりどりのランプに照らされ楽しさが呼び覚まされる。気分が盛り上がる。 よし。今日は自分で運転しよう。 ギアスイッチをミッション側に変換――しようとしたが、できない。 「――」黙ったまま、変換ボタンを連打する。 だがまったく変わらない。 「あなたの呼気からは0.2ミリグラムのアルコールが検出されました」...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.06.05 Sun 12:04
おとがする しかし、ここのではない ざわめき なきごえ どこかとおくのまち はるかな記憶がよみがえったのだろうか かつてそこをわたしがあるいたのだろうか いま いるここは まぼろしだ そうにちがいない きこえるおとがそうであるように そこへいくべきなのだろうか もうひとつのまぼろしへと かぜをかんじる そしてほのかなかほりも これはいずれのものなのだろうか そして それは わたし ...
with a kiss, passing the key | 2022.06.05 Sun 00:00
「オウ、これは」 「ウォークインクローゼットだね」 「ツネヒゴロから気になっていたんデスが」 「何?」 「何なんデスか? ウォーキンて」 「歩いて入るんでしょ」 「歩く意外に入る方法ありマス? ランニンクロゼットありマス? 出るときはウォーカウトクロゼットデスか? 座って入ったらシッティンクロゼットデスか?」 「新種のクローゼットを作るな」 「立入禁止の看板デスか? 座って入れば大丈夫? 小学生の論理デスか? コノハシワタルベカラズ? 一休サンデスか?」 「一休さんが小学生みたいになってるか...
水平線上の雨 | 2022.06.04 Sat 22:57
JUGEMテーマ:小説/詩 陽光がさす、そんな休日に心はささくれ立っていても いつしか、癒されていく。 君が私の心の中で一番幸せな瞬間とは?という問いを投げかけてきて それは、答えられないままの今がある。 本当は、戦うのが幸せなのか、休息が幸せなのかわからないままだ。 いつしか、時が満ちても、自分はまだ、分からないままで終わるかもしれないと思う。 会いたい人はいない 行きたいところもない 欲しいもので、手に入らない...
Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2022.06.04 Sat 12:10
JUGEMテーマ:小説/詩 「参加してどうするというのだ」時中が訊き返す。 「仕事上の愚痴をこぼし合うのでしょうか」本原が確認する。 「うーん」結城はハンマーを肩の上に振り上げながら上方に視線を移した。「どうなのかなあ。同じ会社に勤めてるわけでもないしねえ、話が合うかどうか」 「下手に仲間面して祟られたりしたらどうするつもりだ」時中が眉をひそめる。 「祟られるのですか」本原が確認する。「出現物というのは悪霊の仲間なのでしょうか」 「まあ大丈夫だよ」結城はこつこつと岩を叩き始めた。「...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.06.03 Fri 20:12
問一:A&B 一〜二ページ、会話文だけで執筆すること。 脚本のように執筆し、登場人物名としてAとBを用いること。ト書きは不要。登場人物を描写する地の文も要らない。AとBの発言以外は何もなし。その人物たちの素性や人となり、居場所、起きている出来事について読者のわかることは、その発言から得られるものだけだ。 「オウ、これは」 「ウォークインクローゼットだね」 「ツネヒゴロから気になっていたんデスが」 「何?」 「何なんデスか? ウォーキンて」 「歩いて入るんでしょ」 「歩く意外に入る方法...
水平線上の雨 | 2022.05.29 Sun 23:59
JUGEMテーマ:小説/詩 「いや、それ完全に嫌がらせですよね」低い声がぼそぼそと言う。 「まただわ」磯田社長が自分の腕を抱き込む仕草をして肩をすくめる。「何なの、これ」 伊勢は黙したまま視線をエレベータの天井に向ける。 「そう取らないで下さいという前に、そう取れる行動をしないで下さいよ」抑揚のない声はなおも、暗く沈んだ様子で呟いた。 「誰なの?」磯田は不愉快そうに眉をしかめて訊ねた。「名前を言いなさい」 「一人の社員の前で別の社員を褒め称えるってね」別の方向から、多少は明るい声...
葵むらさき言語凝塊展示室 | 2022.05.27 Fri 10:57
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