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小説/詩

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小説/詩
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葵マガジン 2020年10月03日号

JUGEMテーマ:小説/詩   ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第20話 正吾、バラす 後編(全40話)   「――」大石は歩きながら首を横に振った。「あり得ない。こんな大それた思想の持ち主に使役されることになるとは」 「今さら何いってんのよ、大石たくひろ。後の祭りよ大石たくひろ」 「それと、どうでもいいことですが」大石は岩石のごとく固い声で続けた。「なぜ先ほどからフルネームで連呼なさるのですか」 「あなたが、大石たくひろだからよ。大石たくひろ」 「面白がっ...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.10.03 Sat 11:17

スコルピオン死の舞い

 ゴミのポイ捨てを注意したら逆切れされたなんて誰しも経験したろうが、万一ないとしたら貴様は強面かヤクザか官憲か、或いはポイ捨ての現場に立ち会わなかったのかも知れない。運が良い。私など何度も出くわし、声を掛けては無視され論点をずらされ暴行を受け、事案として区報に載るなどまだまし、短刀で斬り付けられた事すら三度ある。腹と首と頭に今も傷跡が生々しく残っている。特に頭皮と首の無惨さは読者諸賢の想像を超えるものと思う。これらの傷が原因で、私はスキンヘッドに憧れても(憧れてはいない)髪を剃り上げられず、...

記4 | 2020.09.30 Wed 23:32

葵マガジン 2020年09月26日号

JUGEMテーマ:小説/詩   ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第19話 正吾、バラす 中編(全40話)    築山にとっては初見の魔法使いとなるため、彼はまた目を見開いて絶句した。 「こんにちは。相原正吾です」やさ男はにっこりと微笑んで自己紹介をした。「築山博士の鼓動が速まったみたいだから、出てきました」 「鼓動が?」舞子は正吾を見た後博士を見た。「ドキドキしてるってこと?」 「いや、別に」博士は目を逸らした。「特に問題はない」 「そうかな」正吾はふっ、...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.09.29 Tue 11:13

フラッシュバック。

JUGEMテーマ:小説/詩   生きることに必死でいてさえも、足をすくわれる日がやってくる 病んでいるとか、薬を飲んでいるとか、そんなことじゃない時代が もう、はっきりと来てしまっている   誰かと自分の線引きも曖昧になり、 私というものを失うほどの突然の慟哭や空白に入り込むものにやられ 目は何も見ずに、うつろなわけでもなく、ただ強力な何かに支配され そこから出ることはできなくなってしまっている   遠く聞こえる声になりたい あなたを救う声に 正気に戻す声...

Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2020.09.28 Mon 15:13

詩『あるひかいしゃで:At My Office In A Day』

Nに

with a kiss, passing the key | 2020.09.27 Sun 00:00

よどみなく生きることの難しさ。

JUGEMテーマ:小説/詩   よどみなく生きることの難しさ さらすものは自己自身の切り刻み そんな中にも真実があるなんて思うことが十字架   あれは、いつのことだろうか、君が弱音を吐いて見せた日に、 君があの君だと知ることすらできずに 支えあうような気持ちは 凛としていて   ああ、我もまたここにありて悩みつつ進みながらも誰かを抱こうとする優しささえも まだ、持ち合わせていたのだ   尊い命ありてのさまざまな葛藤や悩みがうまれる   眠り...

Jupiter〜夢を失わずに〜 | 2020.09.26 Sat 15:43

【今日のSS】は?

その姿を見ると、条件反射で声をかけようとしてしまう。 しかし今日は、すんでのところで声が枯れた。   彼にとって、彼女はただの友人だった。他の友人よりも少しだけ仲のいい、友人。姿を見かけたら声をかけて、昼食を共にして、楽しいことがあったら笑い合って、遊びに行って…まぁ、それだけの。 彼女をそんな風になんて、一度だって見たことがない。否、時々彼に対する彼女の態度に若干疑問が沸くことはあったものの、少しスキンシップが過ぎるというだけだと思い直したことは何度かあった。かくいう自分...

雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2020.09.22 Tue 23:33

葵マガジン 2020年09月19日号

JUGEMテーマ:小説/詩   ◇◆◇◆多重人格の急須2 〜肉じゃがは時空を越えて〜◆◇◆◇ 第18話 正吾、バラす 前編(全40話)   「あー、おいしかった」昼食後、例によって山岳の清浄な水で皿を洗い清めながら舞子は満足の声を洩らした。「なかなかやるじゃん、あたし。ねえ」 「俺、食ってねえ」ほとんど抑揚の無い声で答えたのは木多丘だった。彼は舞子がすすいだ皿を差し出すとそれに手をかざし、水気を蒸発させてから食器棚まで飛ばし、皿たちに自分で整列させる形で片付けていた。 「うーん」舞子は同...

葵むらさき言語凝塊展示室 | 2020.09.22 Tue 20:58

確認する話

朝起きて、一番にトレンドを確認する。 ああだ、こうだ、を受け止めて今日の調子が決まる。 何か事件が起きた時、トレンドを確認する。 何か事件が起きた時、トレンドで確認する。 不安も安心も心配も、すべて、他人がしてくれる。 少しでも、世界から取り残されないように、トレンドを。

未消化排出物 | 2020.09.22 Tue 20:03

早起きして三文得しよう

凄まじいまでの大食漢の少年と生き死にレベルで少食過ぎる少女が、ひょんなことから名前しか認識していないレベルの関係性からスキンシップ過多な友人以上恋人未満な関係に発展し、食に関して様々なイベントをこなしていく中で互いが異性に告白されているところを偶然見てしまい、『ああ、俺/私、好きなんだ…』って気がつく。 現在そんな話を書こうと思っております。     だからね 書きたいと思っているネタはたくさんある中でね どうしてそう次々とネタが降ってくるかな…!!!!   ...

雪乃に!サイコロ振らせろ!! | 2020.09.20 Sun 23:38

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