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又吉直樹著「火花」を読んで。

徳永は、人間として、また、芸人として神谷を見ながら自分自身はどうであるかを考え、神谷と過ごして経験したいろいろな出来事を通して、徳永は成長していっているのではないかと思いました。 神谷は、芸人としては、芸に対してひたむきであるように、人間としては、打ち込めることがあるとはすばらしいことのように感じました 神谷の芸に対する姿勢のように、人間には夢中になれるものが必要なのではないでしょうか。 そして、毎日をなんとなく過ごしてしまうのではなく、一日一日を充実させていくことが生きているということなの...

記録帳 | 2016.03.27 Sun 09:37

やなせたかし著「わたしが正義について語るなら」を読んで。

正義を行うということは、自分も傷つくことによってのみ行えるといいます。 相手の苦しみを共有し、相手と一緒に苦しみを軽減していくという作業をすることが正義なのでしょう。 そのことは、アンパンマンがおなかのすいた相手に顔を食べさせてあげるということで、あらわされているのかもしれません。 おなかがすいた相手に顔をあげることで、相手はアンパンマンの顔の一部が体の一部となることで回復はしていきます。 しかし、アンパンマンも顔の一部がなくなり力が出せない状況になるので、 相手の苦しみを分けてもらった形に...

記録帳 | 2016.03.26 Sat 23:11

数奇にして模型

JUGEMテーマ:最近読んだ本 数奇にして模型 (講談社文庫) 著者 : 森博嗣 講談社 発売日 : 2001-07-13 ブクログでレビューを見る»  数奇にして模型 >> これはまた、『今はもうない』とは違って、オーソドックスなプロットに戻るのかな? 萌絵の新しい車が「リアシートのないポルシェってボクスター?」って推測したら当たりだった。 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。  相変...

〜夢と現実の境界線で〜 | 2016.03.26 Sat 19:05

すべては“自己”のためなのか――虚栄

凶悪化がん治療国家プロジェクト「G4」の発足に、外科医・雪野は期待を抱いた。手術、抗がん剤、放射線治療、免疫療法。四グループの邂逅は陰謀に満ちた覇権争いに発展。がん医療の最先端をサスペンスフルに描く!(内容紹介より) 『虚栄』(久坂部羊著 角川書店) 本著者作品では、『まず石を投げよ』という作品をずいぶんまえに読んでいる。もっとも内容はほとんど覚えていないのだけれど……(ブログを読んでもよく思い出せず……って何のためのブログじゃっ!?)。 医師の世界の覇権やビッグマネ...

ほんぽ本舗 | 2016.03.26 Sat 06:58

藤田紘一郎著「なぜ「油」をかえると長生きできるのか」を読んで。

不飽和脂肪酸について。 現代の食事ではオメガ6脂肪酸を多く摂取しており、不足しているのはオメガ3脂肪酸です。 オメガ3脂肪酸は、細胞膜を柔軟にし免疫機能を活性化します。 オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸であり、常温では液体です。 それは、オメガ3脂肪酸は青魚に多く含まれていることからもわかります。 魚は低い水温の中で暮らしているので、低温で油が固まってしまうと困るからです。 トランス脂肪酸について。 油脂に水素を添加するとトランス脂肪酸ができます。 トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、活性酸...

記録帳 | 2016.03.25 Fri 16:54

「昨夜のカレー、明日のパン」他3冊。

JUGEMテーマ:最近読んだ本 前回が2月に書いてたとはうそでしょ?という気分。 アリーナには申し込んだ。 潤くんの4日に喜んで、午後ティーに驚いた。 潤くんが紅茶を飲めるようになったの、みんな知ってたんですか!? 茶葉の分かる男になったのね。 紅茶の高貴なイメージに麗しい潤くんがぴったりですよ 読了日記置かせてください。  

a*diary | 2016.03.20 Sun 16:31

今はもうない

『JUGEMテーマ:最近読んだ本』 今はもうない (講談社文庫) 著者 : 森博嗣 講談社 発売日 : 2001-03-15 ブクログでレビューを見る»  S&Mシリーズもついに8巻目に突入!このままVシリーズにまで引き込まれるのか、この軌道を外れて他の世界に移れるのか、この作品にかかっている?  プロローグや幕間として挿入される部分を除いては、笹木の軽妙な語り口で叙述され、今までの作品とは全く異なる構成だった。読者は、いつもよりもっと大...

〜夢と現実の境界線で〜 | 2016.03.20 Sun 10:52

癒し系ミステリ――中野のお父さん

“本の達人”が贈る新名探偵シリーズ――体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》! 「応募してませんよ、わたしは」  ……新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車) 「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」  ……ある大物作家に宛てた女性作家の手紙には愛の告白が?(幻の追伸) 「わたしは殺人事件の現場に行き合わせることになったわけです」  ……定期購読者の話を聞いているう...

ほんぽ本舗 | 2016.03.20 Sun 08:07

幻惑の死と使途

JUGEMテーマ:最近読んだ本  スーパー過ぎる犀川先生、萌絵ちゃんの生い立ち、ルーズな警察など、漫画チックなS&Mシリーズだが、それを差し引いても魅力的なのは、登場人物の心情描写にリアリティが感じられるからではないだろうか?犀川&萌絵に比べると、平凡過ぎる取り巻きの存在すら愛おしい〜  萌絵嫌いの森ファン?が、増々萌絵嫌いになりそうな女王様ぶり?でも、もしかしたら読者によって好き嫌いが明確に分かれる作品ほど、名作なのかも?  最後に断崖絶壁ではなく、萌絵の部屋で真相が解明される『幻惑の死と使...

〜夢と現実の境界線で〜 | 2016.03.19 Sat 08:12

不思議なコンビが活躍する北欧ミステリ――特捜部Q 檻の中の女

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!デンマーク発の警察小説シリーズ第一弾。 『特捜部Q――檻の中の女』(ユッシ・エーズラ・オールスン著、吉田奈保子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫) なぜ...

ほんぽ本舗 | 2016.03.16 Wed 22:24

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