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浄土真宗の根本的な教説である『正信念仏偈(しょうしんねんぶつげ)』は、親鸞の書いた『教行信証』の中に見られる、彼の思想の本質を良く表した偈文(げぶん)、つまり仏の教えや仏・菩薩の功徳を讃えた韻文です。ここに見られるのは、疫病や飢饉が蔓延(まんえん)し、保元平治の乱と打ち続く戦乱に満ちた末法の世に、「阿弥陀の本願」たる「衆生の救世」をせむとする彼の思想が良く表現されており、 未だ衆生を救えぬという苦悩と怒りの姿をすら、はっきりと垣間見ることができるのです。 その内容を解説するならば、須(すべか...
電脳若衆宿 | 2016.01.04 Mon 17:12
さて、すでに「身体操作」 の技法で鍛錬方法の紹介をしましたが、入門篇で述べたことは、「心術」と「脱力」の大切さでした。ところで、これができるようなった段階で、今度は歩(あゆ)みださなくてはなりません。そこで、まず「歩行」の問題を考えましょう。 「歩行」というのは、幼児の段階では4つ足での跛行(はこう)でしたが、「脳」の成長とともに 掴(つか)まり立(た)ちの段階を経て、2足歩行に移行します。その為、幼児の段階での教育が、非常に大切になることは疑いありません。但(ただ)し、運動能力の向上とと...
電脳若衆宿 | 2015.12.31 Thu 07:14
パケット解析をする前に、ハック(Hack)ということの 根本を知らなければならない。 歴史的に鑑(かんが)みれば、ハックにも「流儀」があり、「電話系」と「無線系」のハッカーの2種類に大別されるのである。つまり、「電話系」のハックは、長距離電話の「ただ掛け」をすることに端を発している。コンピュータのハック以前には、電話機を分解して、さらに「交換局」の仕組みを知ることから始まっていることは、常に念頭に置かねばならない。そして、「無線系」のハックは、短波無線のハムに端を発し、自分で「ハム局」を「設...
電脳若衆宿 | 2015.12.30 Wed 04:26
今頃、エドワード・スノーデンがNSAやCIAの盗聴や監視を暴露して大騒ぎしてますけど、OpenBSDの古くからのユーザーとしては、何の驚きもありませんでした。 OpenBSDのコア・メンバーが高強度の暗号化プロトコルの実装をした時点で、その暗号化プロトコルがあまりに暗号化強度が高いために、ソースコードを公開してCD-ROMを販売することに、軍事的な理由からアメリカ国外への禁輸措置がかけられました。しかし、これはありていに言えば、その暗号化プロトコルにバック・ドアつけさせろという米国政府機関からの圧力が掛かっていたの...
電脳若衆宿 | 2015.12.28 Mon 01:47
ロジェ・カイヨワは、『遊びと人間』という著作で、人間の文化的創造力というものを、「遊び」のなかに見出(みいだ)したのですが、彼はそれを「Mimic(学ぶ、真似ぶ)」というところから始まるとの説明をしています。もともと、「Mimic」という語は、「Mime:マイム(身ぶり、手ぶり、ものまね)」という言葉に、性質を表す接尾辞「ic」が着いたものですが、これはものまねををして誰かを笑わせることを意味します。つまり、これは子供の「遊び」のなかでされることと同じだということを、ロジェ・カイヨワは述べているのですが、こ...
電脳若衆宿 | 2015.12.25 Fri 08:27
北イタリアのミラノから寝台列車(EuroNight:ユーロナイト)に乗ると、一晩でウィーンに至りますが、そこに到着するまでには急峻な斜面のドロミッテン渓谷を抜け、ブレンナー峠を抜ける必要があります。すでにこのズード・チロルと呼ばれる地域はイタリアと言っても、高地ドイツ語を同様に話すドイツ系の人たちが住む地域であり、かつては名前のない帝国ハープスブルグ家の支配するオーストリア・ハンガリー帝国の領地でありました。 したがって、秋の実りの季節から暮れまでの時期には、他のオーストリア・ハンガリー帝国のかつて...
電脳若衆宿 | 2015.12.21 Mon 09:30
昔むかし、イタリアに滞在していた時のことだ。 来る日も来る日も、主要な美術館や教会を廻って宗教絵画を眺めていたのだが、イタリア国内の主要な美術館や大聖堂を訪れるのは当然で、地方の小規模な美術館や教会も含めて、執拗にこだわってそれを見学していた。その理由は、エルヴィン・パノフスキーの著作などで、それなりにイコノロジー(Iconology)も学んでいたので、これは良い機会だと研究書と聖人事典を片手に、毎日のように訪れては嬉々として修復された中世の有名なイコン(Icon)などを飽きず眺めていたものだ。 ...
電脳若衆宿 | 2015.12.17 Thu 17:43
わたしは、初めてまともに「在特会」によるヘイトを批判した津田大介の勇気と功績は認めるものの、彼がいまだに野間易通とその取り巻きである「しばき隊」を容認し続けていることは、どうしても看過できない。そもそも「しばき隊」は、発足当時からそうだったように、集団で刺青をひけらかしながら暴力をもって他者を恫喝し続けているのだが、今に至るもそこに反社会性と違法性を認めようとしない彼の態度は、ジャーナリストとしては疑問符がつかざるを得ない。 たとえそこに、反レイシズムとか、反ファシズムとかのお題目をどんな...
電脳若衆宿 | 2015.12.12 Sat 13:41
わたしは、古武道を長年やっていたのですが、古流には独特の鍛え方というものがあります。わたしも自分の流儀の先代の宗家から、詳しく鍛え方を聞いておりますが、これは西欧の運動理論とは若干違っていて、主に伸筋を鍛え、不必要な屈筋を出来うる限り鍛えないようにするというものです。 というのも、屈筋を鍛え過ぎるとその筋肉の張力自体が邪魔になって、刀を振る速度が遅くなったり、関節可動域を阻害することになりかねないからです。そういう意味で、速筋ではなく、遅筋を鍛え、硬い筋肉ではなく、ゼリー状のフルフルとした...
電脳若衆宿 | 2015.10.11 Sun 13:40
この記事について、現在わたし自身もこれがどこまで正しいのかと疑義を持っていることを表明しておきたいと思います。 というのも、2016年に出版されたヴィトゲンシュタインの従軍中の秘密日記を読んだことを契機として、系統的にヴィトゲンシュタインやバートランド・ラッセル、ホワイト・ヘッドの著作、クワイン、クリプキ、ウィーン学団やカルナップなどの著作や、それ以降のそれらを基礎としたジョン・サールなどの「心の哲学」やカール・ポパーを祖とする「科学哲学」を専門とする諸氏の著作を読み返した結果、わたしのヴィト...
電脳若衆宿 | 2015.10.03 Sat 02:15
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