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「わたしはこの道を迫害し、男女を問わず縛り上げて獄に投じ、殺すことさえしたのです。このことについては、大祭司も長老会全体も、わたしのために証言してくれます。実は、この人たちからダマスコにいる同志にあてた手紙までもらい、その地にいる者たちを縛り上げ、エルサレムへ連行して処罰するために出かけて行ったのです。」 今日の第一朗読(使徒言行録22.3-16)で、パウロは人々にこのように言います。これは二重の意味で痛みを伴う告白です。ここでパウロは、ファリサイ派に対しては、今の自分はもはや仲間ではないことを、...
みことばとわかちあい | 2023.01.25 Wed 07:08
イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と答え、周りに座っている人々を見回して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」 今日の福音(マルコ3.31-35)にはこのように書かれています。このイエスの言葉は「神の御心を行えば自分の家族になれる」という趣旨ではないように思います。 イエスの周りに集まっていた人々の全てが、イエスの教えを理解し、神の御心にかなう生き方をしていたわけではありません。使徒たちでさえ、イエスの...
みことばとわかちあい | 2023.01.24 Tue 07:02
世界よ、神に向かって喜びの声をあげ、賛美の歌で神をほめよ。 今日の詩編(詩編98.1,4+5)はこのように歌われます。今、この世界は神に向かって喜びの声をあげられるような状態でしょうか。どれほど多くの人が、今日、喜びの声をあげることをできずに生きているでしょうか。 世界中が喜びの声をあげ、神を賛美することが神の願いであるならば、この世界に住む一人ひとりがそのような日々を送れるように祈り、行動することは、神を信じる人の使命であるはずです。 世界とは概念ではなく現実です。誰もが世界の一部です。自分...
みことばとわかちあい | 2023.01.23 Mon 07:18
「兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストの名によってあなたがたに勧告します。皆、勝手なことを言わず、仲たがいせず、心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい。」 今日の第二朗読(?コリント1.10-13,17)で、パウロはこのように書いています。こんなことを言われるのは、勝手なことを言って、仲たがいをして、心も思いも一つにせず、固く結びついていないからでしょう。実際にこの時、コリントの教会には深刻な分裂が起こり、パウロは心を痛めていたようです。 イエスが地上にいた時でさえ、弟子たちは言い争い...
みことばとわかちあい | 2023.01.22 Sun 07:52
身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。 今日の福音(マルコ3.20-21)にはこのように書かれています。聖書の記述では、母マリア以外の親戚たちはイエスのことを全く認めようとしません。後に初代教会の指導者となった「イエスの兄弟」ヤコブも、イエスの教えを信じるようになったのはイエスの死と復活の後のようです。 確かに、三十歳まで田舎の大工に過ぎなかった身内が突如仕事を辞めて人々に自分の教えを説き始めたら、「あいつはどうしちまったんだ...
みことばとわかちあい | 2023.01.21 Sat 10:26
そのとき、イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。 今日の福音(マルコ3.13-19)にはイエスが弟子の中から使徒を選び、任命する様子が描かれています。使徒を選び出した理由として、「派遣して宣教させる」「悪霊を追い出す権能を持たせる」の前に「自分のそばに置く」が書かれていることに興味を引かれます。 イエスは誰にでも声をか...
みことばとわかちあい | 2023.01.20 Fri 07:21
わたしは人々のつどいの中で、あなたの救いのわざを告げ知らせ、けっして口を閉じることがない。神よ、あなたはそれを知っておられる。 今日の詩編(詩編40.10,17)はこのように歌われます。「人々の集いの中で神の救いの業を告げ知らせる」とは、第一には、人々に救いの業を告げ知らせるということでしょう。 それだけではなく、人々の集いの中にいるからこそ神の救いの業を感じることができる、その感謝を口にせずにはいられない、という意味もあるように思います。 神に救われるとは、神の愛を体験するということでしょう...
みことばとわかちあい | 2023.01.19 Thu 07:13
ファリサイ派の人々は出て行き、早速、ヘロデ派の人々と一緒に、どのようにしてイエスを殺そうかと相談し始めた。 今日の福音(マルコ3.1-6)にはこのように書かれています。本来、ファリサイ派の人々は、ローマ帝国の力を借りてユダヤの民を治めていたヘロデに批判的だったようです。しかし彼らは、敵であるヘロデ派と手を結んででも殺したいほどにイエスを憎んでいました。 ファリサイ派がそこまでイエスを憎んでいた第一の理由は、安息日に奇跡によって病気を癒したり、罪人とされる人や外国人と親しく付き合う等、イエスが...
みことばとわかちあい | 2023.01.18 Wed 07:20
心を尽くして神に感謝しよう、神をたたえる人の集いの中で。 今日の詩編(詩編111.1+2,3+4b+5b)はこのように歌われます。私たちは、神に感謝する時、祈りを捧げる時、心を尽くすことができているでしょうか。 神への感謝が習慣になっていればいるほど、それが流れ作業のようになる危険性はあります。しかし、心から感謝したいことがある時にしか祈らなくていい、ということもありません。 日常のささやかな出来事に感謝することを忘れないのは大切です。幸せだから感謝するのではなく、感謝することによって幸せに気づかされ...
みことばとわかちあい | 2023.01.17 Tue 07:09
そのとき、ヨハネの弟子たちとファリサイ派の人々は、断食していた。そこで、人々はイエスのところに来て言った。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」 今日の福音(マルコ2.18-22)にはこのように書かれています。洗礼者ヨハネは荒れ野で人々に悔い改めを説き、洗礼を勧めていました。一方、ファリサイ派は町で人々に律法を厳格に守るように説く人々でした。パウロの職業がテント職人だったように、ファリサイ派の人々は皆が「プロの」宗教者だったの...
みことばとわかちあい | 2023.01.16 Mon 07:18
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