[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、 渡辺愛子作陶展。 会場風景。 焼締め陶である伊賀・信楽の女性作陶家。 器肌は高温で焼かれることで、 降りかかった薪の灰が緑色のガラス質となります。 また、灰かぶりや黒い焦げが生じ、 それらは、火と土による自然現象(窯変)のようですが、 当然、熟練の作家にとっては、 想定内の結果です。 現代美術における抽象表現も、 自然発生的な不協和音を発しながらも、 実は、画家はその総てを制御しながら、 ドラ...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.26 Sun 05:13
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 江波冨士子・小西潮 二人展。 会場風景。 繊細な表情を持つ作風の、 二人の硝子作家展ですが、 ガラス工芸には不案内な筆者にも、 その手法の違いが分かります。 小西 潮は、「レース」が含まれる作品名が示す通り、 細い線の構成によって模様がつくられています。 一方、江波冨士子の模様は、 色点、色粒の集積で成り立っています。 結果、小西 潮の作品は、 透明ガラスの中を、色線がゆらゆら走り、 幾層に...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.24 Fri 05:08
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、今井一美展。 会場風景。 素直に、心温まる器たち。 センスがよくてお上手。 器いっぱいに果物や野菜が描かれています。 そこに描かれているのは、 果物や野菜が優しく温かい光で包み込まれ、 果物や野菜が優しく温かい光を発する世界。 説明しようとか、再現しようとかではなく、 果物や野菜からヒントをもらって、 器の中に、美しく優しいひと時を 宿らせようとしている。 そんな印象でした。 長皿...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.18 Sat 05:17
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 加藤亮太郎 作品展。 会場風景。 黒茶碗と志野茶碗だけ。 その狭い規範の中だけで どれだけの多様性が生み出せるのか。 しかし、多様性は目的でななく、たまたまの結果であって、 個々の高いクオリティは維持しながら。 なぜなら、幸運にも一碗所持できる人は、 その一碗とずっと付き合って(対話して)ゆくことになるから。 そんなことを思いながら一碗、一碗手に取ってゆけば、 それぞれが体現している世...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.14 Tue 06:58
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、 多久守(たく まもる)作陶展。 会場風景。 1952年岡山生まれの備前焼の作陶家。 1998年に半地下式穴窯を築き、以来古備前を研究しつつ、 土、形、焼き、そして窯の冷やし方に独創的な工夫を加えながら、 新たな可能性を探求し続けています。 備前焼きは、絵付けもせず釉薬も使わず、 そのまま焼きますので、土味がよく表れます。 一方で、窯変による景色は多様で、 陶芸家は様々な技法を駆使して、 器に...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.07 Tue 08:11
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、菊池克展。 会場風景。 作陶家は、唐津の中川自然坊に師事したこともあり、 唐津焼の多様なテイストの作品群です。 しかし、大分の国東半島に腰を据え、 土を探し、登り窯を築窯していますので、 唐津焼というカテゴライズからは自由な気分で、 制作していて、 作品名にもそれが現れています。 雲鶴茶碗を手に取ってみると、 想定よりも重く、 作陶家に伺えば、大分の土だからだそうです。 それを補正するために薄く...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.06 Mon 05:23
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 大桐大(Ogiri Tai)展。 会場風景。 備前作家、大桐大による壺の数々。 フォルムは、中が空洞になり、穴が穿たれることにより、 オブジェ(ファインアート)から、 壺(道具)へとステージが移りますが、 フォルムそのものは、 空洞であっても、口があっても、 空間に置かれた強い実態であり続けること。 制作にあたって、 そんな立ち位置(存在感)が意識されているようです。 ですから、静寂の中に不思...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.31 Tue 05:10
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、 熊本象(くまもとしょう)陶展。 会場風景。 唐津、赤水窯・熊本象の個展です。 作風、技法が多岐にわたることが、 唐津焼の特長といえますが、 熊本象はあえて既存の技法に頼らず、 独自の表現方法を開拓し続けています。 ※作品名にも唐津焼おなじみの、 絵唐津、朝鮮唐津、斑唐津etcは出てきません。 作家のイメージを実際の作品に再現するにあたり、 伝統的な技法の展開だけでは限界があったのでしょう。 例えば...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.25 Wed 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、池田省吾作陶展。 会場風景。 織部シリーズと粉引シリーズの、 楽しい競演。 茶碗は、点てやすく飲みやすくという、 道具としての機能を満たしつつ、 美術品としての美的価値を併せ持つという、 特異な立ち位置の造形物です。 さらに、造形(三次元)と絵付(二次元)という 文字通り次元の異なる創作の一体化は、 複雑で意外性に富む、 鑑賞(使用)体験を与えてくれます。 胴や腰、見込みに施された絵付けは、 ...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.24 Tue 05:02
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 山田山庵 楽茶碗展。 会場風景。 圧巻です。 山田山庵の楽茶碗がずらりと並んでいます。 有り得ないような光景を、 しばし、遠目から眺めます。 山田 惣吾 (山庵) YAMADA SANAN 明治38年〜平成7年(1906〜1995) 庵山は陶芸家であると同時に、 実業家(池袋信用組合の創立者で理事長。茶道具商で山惣を創業)でした。 光悦黒茶碗「くいちがゐ」を所持し、 本阿弥光悦に憧れ、自ら楽茶碗の制作を始めます。 次第...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.23 Mon 05:28
全980件中 271 - 280 件表示 (28/98 ページ)