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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 加藤亮太郎 作品展。 会場風景。 黒茶碗と志野茶碗だけ。 その狭い規範の中だけで どれだけの多様性が生み出せるのか。 しかし、多様性は目的でななく、たまたまの結果であって、 個々の高いクオリティは維持しながら。 なぜなら、幸運にも一碗所持できる人は、 その一碗とずっと付き合って(対話して)ゆくことになるから。 そんなことを思いながら一碗、一碗手に取ってゆけば、 それぞれが体現している世...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.14 Tue 06:58
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、 多久守(たく まもる)作陶展。 会場風景。 1952年岡山生まれの備前焼の作陶家。 1998年に半地下式穴窯を築き、以来古備前を研究しつつ、 土、形、焼き、そして窯の冷やし方に独創的な工夫を加えながら、 新たな可能性を探求し続けています。 備前焼きは、絵付けもせず釉薬も使わず、 そのまま焼きますので、土味がよく表れます。 一方で、窯変による景色は多様で、 陶芸家は様々な技法を駆使して、 器に...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.07 Tue 08:11
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、菊池克展。 会場風景。 作陶家は、唐津の中川自然坊に師事したこともあり、 唐津焼の多様なテイストの作品群です。 しかし、大分の国東半島に腰を据え、 土を探し、登り窯を築窯していますので、 唐津焼というカテゴライズからは自由な気分で、 制作していて、 作品名にもそれが現れています。 雲鶴茶碗を手に取ってみると、 想定よりも重く、 作陶家に伺えば、大分の土だからだそうです。 それを補正するために薄く...
お茶を楽しむ生活 | 2017.11.06 Mon 05:23
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 大桐大(Ogiri Tai)展。 会場風景。 備前作家、大桐大による壺の数々。 フォルムは、中が空洞になり、穴が穿たれることにより、 オブジェ(ファインアート)から、 壺(道具)へとステージが移りますが、 フォルムそのものは、 空洞であっても、口があっても、 空間に置かれた強い実態であり続けること。 制作にあたって、 そんな立ち位置(存在感)が意識されているようです。 ですから、静寂の中に不思...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.31 Tue 05:10
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、 熊本象(くまもとしょう)陶展。 会場風景。 唐津、赤水窯・熊本象の個展です。 作風、技法が多岐にわたることが、 唐津焼の特長といえますが、 熊本象はあえて既存の技法に頼らず、 独自の表現方法を開拓し続けています。 ※作品名にも唐津焼おなじみの、 絵唐津、朝鮮唐津、斑唐津etcは出てきません。 作家のイメージを実際の作品に再現するにあたり、 伝統的な技法の展開だけでは限界があったのでしょう。 例えば...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.25 Wed 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、池田省吾作陶展。 会場風景。 織部シリーズと粉引シリーズの、 楽しい競演。 茶碗は、点てやすく飲みやすくという、 道具としての機能を満たしつつ、 美術品としての美的価値を併せ持つという、 特異な立ち位置の造形物です。 さらに、造形(三次元)と絵付(二次元)という 文字通り次元の異なる創作の一体化は、 複雑で意外性に富む、 鑑賞(使用)体験を与えてくれます。 胴や腰、見込みに施された絵付けは、 ...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.24 Tue 05:02
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 山田山庵 楽茶碗展。 会場風景。 圧巻です。 山田山庵の楽茶碗がずらりと並んでいます。 有り得ないような光景を、 しばし、遠目から眺めます。 山田 惣吾 (山庵) YAMADA SANAN 明治38年〜平成7年(1906〜1995) 庵山は陶芸家であると同時に、 実業家(池袋信用組合の創立者で理事長。茶道具商で山惣を創業)でした。 光悦黒茶碗「くいちがゐ」を所持し、 本阿弥光悦に憧れ、自ら楽茶碗の制作を始めます。 次第...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.23 Mon 05:28
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17 )では、 「月夜の茶会」茶道具展。 2017日10月06日(金)〜10月21日(土) 会場風景。 展覧会テーマは、−「語」&「戌」−。 来年の宮中歌会はじめのお勅題「語」と、干支の「戌」。 「語」 茶席に見事な道具が出てくれば、 しばし言葉を失ったあとに、 この道具に出会えたうれしさを、 限られたボキャブラリーを駆使して、 何とか表現しようと試みます。 優れた道具は、そんな言語化の努力を導く 力があります。 銀...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.14 Sat 05:28
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17 )では、 「月夜の茶会」茶道具展。 2017日10月06日(金)〜10月21日(土) 会場風景。 展覧会テーマは、−「語」&「戌」−。 来年の宮中歌会はじめのお勅題「語」と、干支の「戌」。 「語」 茶席に見事な道具が出てくれば、 しばし言葉を失ったあとに、 この道具に出会えたうれしさを、 限られたボキャブラリーを駆使して、 何とか表現しようと試みます。 優れた道具は、そんな言語化の努力を導く 力があります。 銀...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.13 Fri 05:00
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、古松淳志作陶展。 会場風景。 三島、粉引の作品の展示。 古松 淳志 (ふるまつ あつし) 1973年 神奈川県生まれ。 京都大学農学部卒業。 古陶の美しさに魅せられ、大学院中退後、 陶芸家吉田 明氏に師事しました。 7年弱の修行を経て、南伊豆にて独立。 2012年 割竹式登窯が完成。 古陶にはそれ独特の雰囲気がありますが、 それはあくまで雰囲気で、 形式ではないように思われます。 素朴ですが、う...
お茶を楽しむ生活 | 2017.10.10 Tue 05:01
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