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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 SILVER SHELL(東京都中央区京橋2-10-10)では、 卯月の宴 展。 会場風景。 加藤委、山田晶、若尾経、氏家昂大、 4人の気鋭、現役作陶家による 茶碗の競演。 貫入の神秘、若尾経。 貫入に銀彩や色漆を施す氏家昂大。 赤地に黒が厳しく配される山田晶。 深く透明な水色の加藤委。 対比の妙というか、 相乗効果というか、 揺るがない美的感性に裏打ちされた 異なる作風が並ぶと、 お互いの個性が際立つなあ、とは素直な感想。 象牙瓷( ぞうげじ...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.20 Fri 05:13
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、織部 小山智徳展。 会場風景。 造形、絵付け、釉掛け、窯変という変数が、 それぞれの領域で強く自己主張しながら、 渾然一体となって、 たった一つの「出来事」として、 日常のこの場にあるという、 驚きというか、恍惚が、 織部だなあ、と、 わくわくしながら会場を回り、 茶碗を手に取るのでした。 優れた道具は、 作家の感性の体現により、道具の枠を超える。 そんな印象でした。 青織部七角...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.16 Mon 05:01
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は、4月限定の透木釜で初炭の稽古。 暖かくなり、炉の終わりの季節になると、 暖かさより、涼しさがありがたくなります。 お客さんに暑さを感じさせないように、 炭火が見えないように考えられた透木釜を使います。 透木釜は、平たくて羽がついてる釜。 この羽を炉壇に引っ掛けます。 釣釜と同じく五徳はありません。 炉壇に直接置くわけにはいかず、空気の流れも配慮したいので、 左右に拍子木のような形の木を置いて釜を乗せます。 この木を透木と呼ぶので、透...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.11 Wed 04:55
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、小島陽介作陶展。 会場風景。 伊賀の作陶家 小島陽介(こじま ようすけ)。 1976年 三重県阿山町に生まれる。 父・小島憲二に師事、伊賀にて作陶後、 2003年 独立・築窯。 今年、新たに穴窯を作りなおしての初窯作品です。 新しい煉瓦は、炎を吸収して、 使い込んだ穴窯とは微妙に勝手が違い、 想定外の仕上がりになることがあるそうです。 では、それが駄目かというと、 意外とそうではなく、 それはそれで、...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.10 Tue 05:34
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、中野欽二郎展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー李朝・伊万里の探究ー。 李朝白磁は、 李朝時代(14世紀末〜20世紀初)に作られた焼き物。 「素朴の美」として韓国でも屈指の優美の一つです。 一方で、日本へ連れ帰られた朝鮮人陶工たちを始祖とする、 1616年〜1650年代に焼かれた有田焼のことを 「初期伊万里」といいます。 李朝白磁を模範としていますが、 次第に、日本人好みの枯淡の味わい、温かみが加わります。 ...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.09 Mon 05:15
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17 )では、桜咲く三人展。 会場風景。 市野雅彦・渡辺愛子・桑田卓郎の3人展。 3回に分けて紹介します。 最後は渡辺愛子。 焼締め陶である伊賀・信楽の女性作陶家である 渡辺愛子の作陶展は、 筆者は、渋谷の「穴窯陶廊 炎色野」で、 毎年4年連続で鑑賞していて、 馴染みある作陶家です。 伊賀茶碗は自家薬籠中の物で、 さすがに隅々まで造り込まれていますが、 黒茶碗は筆者にとっては初見で、 渡辺愛子の手に...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.08 Sun 05:09
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17 )では、桜咲く三人展。 会場風景。 市野雅彦・渡辺愛子・桑田卓郎の3人展。 3回に分けて紹介します。 2回目は市野雅彦。 一昨年の年の瀬、 LIXILギャラリー GALLERY3 (中央区京橋3−6) で鑑賞した、 「市野雅彦展ー土のおもむくままー」 のイメージが蘇ります。 (http://monyaart.jugem.jp/?eid=2264) 先の桑田卓郎と同じく、 同じ作家における、 アートと工芸の二面性、 あるいは、それ...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.07 Sat 05:22
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17 )では、桜咲く三人展。 会場風景。 市野雅彦・渡辺愛子・桑田卓郎の3人展。 3回に分けて紹介します。 1回目は桑田卓郎。 去年の秋、 TERRADA Art Complexの、 KOSAKU KANECHIKAでの大規模個展、 −桑田卓郎「I’m Home, Tea Bowl」ー の衝撃が蘇りますが、 (http://monyaart.jugem.jp/?eid=2920) あの会場を埋め尽くした、 アグレッシブで、デモーニッシュな作品群から一転、 茶室で「普通に使える」道具...
お茶を楽しむ生活 | 2018.04.06 Fri 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7)では、 鈴木大弓(hiroyumi)作陶展。 会場風景。 鈴木大弓は1981年仙台市生まれ。 作家に伺うと、陶芸とは無関係の家に生まれたものの、 大学時代の陶芸クラブでその魅力に取りつかれ、 この道に入ったとの事。 驚いたのは、本格的な修行の場を、本家本元の韓国に求め、 聞慶及び慶州で修練を積んだそう。 スタート時点での気持の入り方が違います。 一碗づつ眺め、手に取ると、 大きな発見と小さな気付きがあります。 攻...
お茶を楽しむ生活 | 2018.03.27 Tue 05:44
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 中長小西(中央区銀座1-15-14)では、池田巌展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ー竹の生命/漆の気 亀甲竹ー。 竹工芸家、漆芸家の池田巌は 使用する竹の種類は大半が苦竹(真竹)だったのですが、 孟宗竹が変異した亀甲竹に、 京都の竹材店の倉庫で偶然出会ったとき、 あまりの異形に、 常識レベルでは拒否反応が出たものの、 アートな意欲が点火してしまったようです。 作家の感性と技術で作品に仕立てられた 花器やオブジェを観れば、 なんら違和感がない...
お茶を楽しむ生活 | 2018.03.24 Sat 05:20
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