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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2−7)では、岸田匡啓作陶展。会場風景。岸田匡啓(まさひろ):1983年静岡生まれ。2007年川上清美に師事。2012年唐津にて独立、築窯。「古唐津を手本としながらも、今この現代の中で必然性のある作品をつくりたい。」とはHPでの本人コメント。ひとつひとつ手に取り、観賞した印象は、手堅い仕事に潜む、緩やかな破調。唐津に伝わる素材や技法を使い、使いやすい実用品という大前提の中で、独創性〈オリジナリティ〉を作品に宿らせるという、困難さ...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.14 Sat 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 中長小西(中央区銀座1−15)では、博多芦屋展。会期:2/26(木)〜3/14(土) 11:00〜19:00 日曜休 博多芦屋釜(はかたあしやがま)とは、博多で鋳造された芦屋系統の茶湯釜のことです。 その起源は、桃山時代、黒田氏が博多に封じられたとき、芦屋から招いた鋳物師とされます。 桃山という革新的な時代、博多が海外貿易で受けた刺激、自由な気分、巨富を築いた博多の茶人豪商達。それらがひとつの場所、一つの時代に巡り会うことで、博多芦屋という特異な釜が現れたと...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.12 Thu 11:17
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 渋谷ヒカリエ8/ CUBE 1,2,3(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、上出長右衛門窯 「九谷焼コネクション」展。上出長右衛門窯(かみでちょうえもんがま)は、135年余の歴史を持つ九谷焼窯元で、卓越した技術を有する職人の手による、磁器の生成から絵付までを一貫して制作しています。六代目にあたる上出惠悟(かみでけいご)は、2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。実家である九谷焼窯元・上出長右衛門窯で、デザインや企画に従事する傍ら作家としても活動し、個展やアートフ...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.11 Wed 05:20
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1)では、織部 小山智徳展。織部焼。激動と変革の桃山時代。刺激と驚きに満ちた南蛮貿易。偶然にもそこに現れた天才、古田織部。当時の常識に対して(現在の常識に対しても)形や文様が奇抜で斬新になってゆくのも自然な成り行き。それが長い時を経て、日本的な味わい深い美しさと、凛とした品格を備えた一つの世界観に達しています。しかし、創生期でいきなり極まってしまったお陰で、後年の陶芸家達は、そのほとんどが模倣やその洗練を通して、プロダクト化に徹...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.10 Tue 10:31
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Hikarie8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、五味謙二展。陶芸展ですが、2つの展示室は異なる作風の作品が展示されています。サブタイトルは、− 焼く土、陶芸。−五味謙二は1978年生まれの五味謙二は、早稲田大学を卒業後、沖縄県那覇市で壺屋焼を学んでいます。拙宅にも壺屋焼の、シンプルで力強い魚紋の施されたお皿がありますが、展示されている作品群は、それら、スタンダードなイメージとは隔絶する、全く独自の作風。奥の部屋の展示風景。「彩土器」...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.07 Sat 06:16
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 3月最初の稽古は、吊釜、徒然棚で、濃茶・薄茶点前。床の間には雛人形が飾られ、春が淡く漂います。なぜ3月に吊釜なのか、「春には冬の間の炉中の灰が多くなってくるので、五徳をはずして吊釜とする。」が俗説。表千家では、三月が透木釜、四月が吊釜、裏千家では、四月は透木釜、三月は吊釜を使います。いづれも、だんだんと暖かくなる気候に対応して、客から炉中の炭火を遠ざける配慮です。釜から発する熱量を考慮するなら、透木釜より吊釜の方が少ないでしょうから、3月は透木釜の方が理に叶って...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.05 Thu 05:14
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7)では、鈴木大弓hiroyumi作陶展。会場風景。鈴木大弓は1981年仙台市生まれ。作家に伺うと、陶芸とは無関係の家に生まれたものの、大学時代の陶芸クラブでその魅力に取りつかれ、この道に入ったとの事。驚いたのは、本格的な修行の場を、本家本元の韓国に求め、聞慶及び慶州で修練を積んだそう。スタート時点での気持の入り方が違います。その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ−利休道歌より−根本から極めようという高い求道性を持つ、現在信楽で作...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.01 Sun 05:27
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16)では、大藝術家 北大路魯山人展。会場風景。さて、北大路魯山人です。年月を経て、評価の定まった巨匠なので、観賞する側も、余計な先入観無しに、あけっぴろげに、作品と向かい合える安心感があります。しぶや 黒田陶苑による優れたセレクトは、魯山人の多様性を明確化させ、新しい発見、刺激、驚きを味わうことが出来ました。やはり、魯山人の感性は、希有です。受けや媚など不要な立場で、自分の美を求め、つくり続けました。結果、遊び心や冒険、挑戦魂が心地...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.24 Tue 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7)では、池西剛作陶展。会場風景。1961年生まれの池西剛(いけにし ごう)は、日本、韓国、中国の古陶磁を学び、1993年今治市に五連房の登窯を築窯。以降個展にて作品を発表してきました。一通り観賞した印象は、黄瀬戸の釉肌がなんとも温かく、柔らかいこと。形はアーティスティックな奔放さを秘めつつも、きっちりと堅実に抑えていること。そして、何といっても、景色が見事。タンパン(胆礬=銅呈色の緑釉)と鉄の焦げにより、上質な抽象画の領域に至...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.22 Sun 05:11
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は、行之行台子の稽古というより、模範演技披露。当稽古場の筆者の弟弟子(御婦人ですが)がこの度、御家元より、行之行台子までの許状を頂いたので、その伝授に伴うイベントとして、兄弟子(筆者)による実演をおこないました。裏千家の「許状」は、対象になる「お点前」の稽古を始めることを許可する書状で、一般的な「普通免許」や、「一級建築士」のような、実力を認定された後、与えられる「免許」とは手順が異なります。そういった仕組みなので、これから体得することになるお点前を、最初に...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.18 Wed 05:30
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