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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1)では、織部 小山智徳展。織部焼。激動と変革の桃山時代。刺激と驚きに満ちた南蛮貿易。偶然にもそこに現れた天才、古田織部。当時の常識に対して(現在の常識に対しても)形や文様が奇抜で斬新になってゆくのも自然な成り行き。それが長い時を経て、日本的な味わい深い美しさと、凛とした品格を備えた一つの世界観に達しています。しかし、創生期でいきなり極まってしまったお陰で、後年の陶芸家達は、そのほとんどが模倣やその洗練を通して、プロダクト化に徹...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.10 Tue 10:31
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Hikarie8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷区渋谷2-21渋谷ヒカリエ8F)では、五味謙二展。陶芸展ですが、2つの展示室は異なる作風の作品が展示されています。サブタイトルは、− 焼く土、陶芸。−五味謙二は1978年生まれの五味謙二は、早稲田大学を卒業後、沖縄県那覇市で壺屋焼を学んでいます。拙宅にも壺屋焼の、シンプルで力強い魚紋の施されたお皿がありますが、展示されている作品群は、それら、スタンダードなイメージとは隔絶する、全く独自の作風。奥の部屋の展示風景。「彩土器」...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.07 Sat 06:16
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 3月最初の稽古は、吊釜、徒然棚で、濃茶・薄茶点前。床の間には雛人形が飾られ、春が淡く漂います。なぜ3月に吊釜なのか、「春には冬の間の炉中の灰が多くなってくるので、五徳をはずして吊釜とする。」が俗説。表千家では、三月が透木釜、四月が吊釜、裏千家では、四月は透木釜、三月は吊釜を使います。いづれも、だんだんと暖かくなる気候に対応して、客から炉中の炭火を遠ざける配慮です。釜から発する熱量を考慮するなら、透木釜より吊釜の方が少ないでしょうから、3月は透木釜の方が理に叶って...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.05 Thu 05:14
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7)では、鈴木大弓hiroyumi作陶展。会場風景。鈴木大弓は1981年仙台市生まれ。作家に伺うと、陶芸とは無関係の家に生まれたものの、大学時代の陶芸クラブでその魅力に取りつかれ、この道に入ったとの事。驚いたのは、本格的な修行の場を、本家本元の韓国に求め、聞慶及び慶州で修練を積んだそう。スタート時点での気持の入り方が違います。その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ−利休道歌より−根本から極めようという高い求道性を持つ、現在信楽で作...
お茶を楽しむ生活 | 2015.03.01 Sun 05:27
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16)では、大藝術家 北大路魯山人展。会場風景。さて、北大路魯山人です。年月を経て、評価の定まった巨匠なので、観賞する側も、余計な先入観無しに、あけっぴろげに、作品と向かい合える安心感があります。しぶや 黒田陶苑による優れたセレクトは、魯山人の多様性を明確化させ、新しい発見、刺激、驚きを味わうことが出来ました。やはり、魯山人の感性は、希有です。受けや媚など不要な立場で、自分の美を求め、つくり続けました。結果、遊び心や冒険、挑戦魂が心地...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.24 Tue 05:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7)では、池西剛作陶展。会場風景。1961年生まれの池西剛(いけにし ごう)は、日本、韓国、中国の古陶磁を学び、1993年今治市に五連房の登窯を築窯。以降個展にて作品を発表してきました。一通り観賞した印象は、黄瀬戸の釉肌がなんとも温かく、柔らかいこと。形はアーティスティックな奔放さを秘めつつも、きっちりと堅実に抑えていること。そして、何といっても、景色が見事。タンパン(胆礬=銅呈色の緑釉)と鉄の焦げにより、上質な抽象画の領域に至...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.22 Sun 05:11
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は、行之行台子の稽古というより、模範演技披露。当稽古場の筆者の弟弟子(御婦人ですが)がこの度、御家元より、行之行台子までの許状を頂いたので、その伝授に伴うイベントとして、兄弟子(筆者)による実演をおこないました。裏千家の「許状」は、対象になる「お点前」の稽古を始めることを許可する書状で、一般的な「普通免許」や、「一級建築士」のような、実力を認定された後、与えられる「免許」とは手順が異なります。そういった仕組みなので、これから体得することになるお点前を、最初に...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.18 Wed 05:30
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 うつわ謙心(渋谷区渋谷2)では、橋本忍展。一つ一つの作品が、それぞれの豊かな世界を内包し、気を発しつつ静かに置かれています。手に取れば意外と軽く、仮想の茶筅を振ってみれば、しっかり安定してよい塩梅。際立つオブジェとしての自律性。道具として茶室に出しても、リビングに飾ってもアートが香ります。しかし、自己主張はせず、置かれた空間に、ノイズを発することはないでしょう。橋本忍は札幌在住の陶芸家。HPには、「加飾を避けシンプルに現代のライフスタイルにあった和のスタイ...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.14 Sat 05:21
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は大炉で濃茶、薄茶逆勝手点前の稽古。11世玄々斎宗匠が北国の囲炉裏から考案されたもので、裏千家独自のものです。大きな炉で盛大に炭を熾しますので、厳寒の2月に炉を開きます。なぜ、大炉は逆勝手に切るのでしょうか。拙宅(清流庵)の八畳もそうなのですが、大半のお稽古用の八畳広間は、オーソドックの極み、四畳半切本勝手(上座床)で作っています。なぜなら、七事式他、色々な稽古の使い回しがスムーズだから。その八畳広間に大炉を新たに切って、兼用しようとすれば、消去法的に...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.04 Wed 10:42
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8)では、中村康平 五十碗展でした。2015年1月30日(金)から2月7日(土) ※月曜休廊作家も在廊されていていました。茶碗は「茶の湯」上の決まりごとが明確にあります。それを逸すれば、用途不明の器か、オブジェになります。その強い殻の中で、独自の造形を表現することには、計り知れない困難さがあることは容易に想像できます。※樂家だけでも15代に渡って挑み続けています。素人の考えるに、その細い突破口は、「茶味、侘び」に尽きるのでは。「...
お茶を楽しむ生活 | 2015.02.04 Wed 05:59
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