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さあ、巳年。お茶の楽しみも、色々と蛇行しながら。 例年通り新年3日に初釜を行いました。例年通りの床飾り。詳しくは去年の「6.初釜:120103」にて。大いなるマンネリの有難いこと。去年と異なるのは、真台子で点前を行ったこと。やや仰々しいですが、初釜らしく、程よい緊張感が演出されました。初炭手前が始まるところ。引き続き、五段重などが出され、和やかに懐石を味わいます。最後に自家製の花びら餅をいただき、中立へ。後座では真台子で濃茶。薄茶は主客交えて、花月の趣向で。苺でさっぱりして、花月を二騎行...
茶室を作ろう | 2013.01.07 Mon 22:32
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は台子、炉で初炭の稽古。年明けの初釜の予習です。炭斗に炭を組入れ、釻を仕込みます。火箸、羽箒、香合は台子に荘っておきます。台子に荘り付けた様子。これで準備完了。初掃きをして、羽箒を置いたところ。このタイミングで客は炉辺に進み、炉を囲うようにして炉中を拝見します。これから下火を直します。さらにまき灰のあと、炭を順についでゆきますが、丸・割管炭を一緒につぐあたりが最大の見せ場。何気なく、さらっと手際よく。「炭置くはたとひ習ひに背くとも湯のよくたぎる炭は炭な...
茶室を作ろう | 2012.12.19 Wed 12:08
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活今日は長板総荘りで、濃茶、薄茶点前。長板とは台子の天板を外した形式。点前は台子の扱いと同じです。厳格さと清楚さを併せ持つ、見た目も所作もきれいな点前です。炉の場合、水指・柄杓立・建水・蓋置を飾ることを総荘りと呼びます。濃茶を練りあげた場面。釜の蓋が共蓋なので帛紗扱いで、仮置きしています。「家元と一問一答」で読みましたが、点前の折、杓立から(使わないのに)火箸を抜き、長板と勝手の間に置くのは、点前をするうえで柄杓の扱いに差し支えがないようにとの配慮からとのこと。なる...
茶室を作ろう | 2012.12.12 Wed 11:30
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活今日は9カ月振りに大円真。※前回は、「12.大円之真(だいえんのしん):120225」で紹介。おそらく、一番複雑なお点前です。濃茶一服飲むのに、ここまで手間を掛けるかと、呆れつつ、記憶を呼び覚ましつつ、うんざりしつつ、格闘の1時間。そもそも、自分より身分(死語)の高い人相手に、大名物、天目茶碗、象牙の茶杓という、とっておきの格の高い道具で、茶を供するというシチュエーションにおいて、相手、道具に見合ったベストの振る舞いとは・・・というテーマで、13代圓能斎が考案したお点...
茶室を作ろう | 2012.11.28 Wed 19:19
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 茶碗 赤楽 「木守」長次郎写佐々木昭楽作 レプリカを購入してみました。「木守」とは長次郎七種茶碗の一つ。「木守」は「利休百回記」にとても多く登場する茶碗です。30回を超えていたといわれます。利休がそれだけ気に入っていた、大切にしていた、名椀中の名椀で実際に点てて、両手で持って、飲んでみて、何かを体感したかったのです。もちろん、レプリカとオリジナルが異なることは百も承知。しかし、「写し」として、世に出している以上、多くの点で共通するところがあるはず。形、色、手に乗...
茶室を作ろう | 2012.11.21 Wed 18:00
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は炉開きに合わせて、半年振りの「炉 初炭手前」風炉より炉の方が、炭は全体的に大ぶりになり、組方も変わります。火箸は桑などの柄のついたもの。灰器に湿し灰を入れ、灰さじ、紙釜敷を用意します。風炉と大きく異なるところ。まき灰を終え、炉中に新たな景色ができた様子。抽象画、書の様な制作場面を、リアルタイムに、客は炉を囲んで鑑賞します。まさにインスタレーション。引き続き炭をついでゆきますが、客は、その手際、刻々と変化してゆく小世界を鑑賞します。当然、適当な火気の加減の工...
茶室を作ろう | 2012.11.21 Wed 11:18
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は四ケ伝の一つ、「唐物(からもの)」の稽古。茶入が唐物の場合の、和物より丁寧な扱い方の修練を目的とします。茶入が伝来物(大名物)ならば、さらに丁寧な「盆点」となります。普通の道具なら平点前、何か名物が一種加われば、四ケ伝という訳です。水指:木地曲水指(胴の継ぎ目は手前に、蓋の継ぎ目は後ろに)※実際は溜塗を使用。茶杓:元節建水:唐胴柄杓を引き、主客総礼時の道具配置。適度に(理に叶った)複雑さがあり、かつ、心地よい緊張感が持続する、気持ちの良いお点前です。拝見か...
茶室を作ろう | 2012.11.14 Wed 20:17
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は炉開き(ろびらき)。茶の湯は風炉がベースで進化してきましたが、「わび茶」の創始者、村田珠光が四畳半に炉を切ったのを始まりとして、武野紹鴎、千利休が完成させたといわれます。村田珠光にとって、当時の一般家庭の日常風景であった、「囲炉裏を囲んでの団欒」が感性に響いていたたはずで、それまで、特権階級が、金に物を言わせて集める高級輸入品の唐物道具を披露する、「会所の茶」の対極としての「わび茶」の、重要なアイテムとして取り入れたのでしょう。とすると、風炉は夏季 5〜1...
茶室を作ろう | 2012.11.06 Tue 11:06
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 今日は風炉で大円真(だいえんのしん)。四畳半見立てでの稽古。明治期の13代円能斎考案。準備前の状態。真台子に中次が荘られています。点前の前準備。茶入を載せた大円盆、天目茶碗、象牙茶杓を荘り付けます。袱紗の代わりに古袱紗(こぶくさ)を使う、特殊で複雑、長時間の点前。基本、小習いから四ヶ伝、集大成としての行之行台子という全体の流れは大変よくできていて、それぞれ、稽古の意義を認識しつつ取り組むことができます。しかし、大円真は自己完結していて、関連性、発展性がなく、稽古...
茶室を作ろう | 2012.10.31 Wed 12:10
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活10月28日(日)に、八王子の山野美容芸術短大(愛治庵)に於いて、淡交会東京第八西支部主催の懇親茶会が行われました。清流庵は、立礼席の席主を仰せつかりましたので、今回は、そのレポートを紹介。立礼席の会場は、この玄関ホール。およそ、茶室らしからぬ雰囲気ですが、立礼の許容力の大きさ(こだわらなさ)で、ドラえもんならぬ、「どこでも茶室」が現出します。茶道のエッセンスの抽出のさせ方を、柔軟に、自由に演出するアイデアの必要性が、今後、ますます増えてきそうです。当日の会場の様...
茶室を作ろう | 2012.10.29 Mon 14:46
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