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活字中毒〜読書記録〜
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活字中毒〜読書記録〜

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活字中毒〜読書記録〜
このテーマについて
読書感想文ではなく読書記録。
とにかく既読本を記録しておきたい!
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恐怖で冷静な判断ができず

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ストーカーとの七00日戦争」 内澤旬子 著 文春文庫 3月27日に読み始め4月3日に読了。   「世界屠畜紀行」「飼い喰い 三匹の豚とわたし」の内澤旬子の、実体験を綴ったドキュメント。 以前読んだ同じ著者の「漂うままに島に着き」のあとがきで、ストーカー被害にあっているというようなことをぼかし気味に確か書いてあったような気がする。 あのときのことが細かく書かれているのだろうと、その程度の認識で読み始めた。 ところが読み始めてすぐ、これは簡...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.04.14 Thu 21:58

義父はどこで何をしてるか

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「アリスが語らないことは」 ピーター・スワンソン著 務台夏子 訳 創元推理文庫 3月22日に読み始め、3月29日に読了。   「そしてミランダを殺す」が日本で紹介されて一躍人気作家となったピーター・スワンソンの第四長篇。 創元推理文庫から出るのは三作目で、これで三作とも読んだことになる。 題名は、矢沢透はオフコースのメンバーになっていたかもしれない、といったこととは全く関係ない。   ともかくアリスとは物語の中心で語られる女性。 現...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.04.01 Fri 22:00

戦争から学び取ったことは

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬 著 早川書房 3月17日に読み始め、3月21日読了。   第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 「本の雑誌2022年1月号」で、書評家の北上次郎が『2021年はこの小説を読むためにあった!』と絶賛していたので読んでみようと思っていた。   3月上旬、いつも行く書店で買おうとしたら、売上ランキングに入っていて、さらに在庫も残り1冊となっていた。 先週は平積みになっていて十分在庫があったのにどうして売れだし...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.27 Sun 22:29

FAXは今でも文明の利器?

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「皆様、関係者の皆様」 能町みね子 著 文春文庫 3月10日に読み始め、3月19日に読了。   「週刊文春」連載の人気時事コラム『言葉尻とらえ隊』の、2020年4月から2021年9月までの期間のものをまとめた一冊。 収録コラム数は67本。 この約1年半という期間の長さは、なんか中途半端な気がした。 2年で1冊刊行くらいがちょうどいペースではないかと思ったのだ。 ページ数も200ページ強で、物足りないわけではないがもう少しあってもいいのにと思ったのも事実...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.25 Fri 22:06

わたしも卵は固茹でが一番

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「湖畔荘(上・下)」 ケイト・モートン著 青木純子 訳 創元推理文庫 3月6日に読み始め、3月16日に読了。   1月中旬に同じ作者の「忘れられた花園」を読んで、このブログに感想を書いた。 その「忘れられた花園」を読んだ理由は、この「湖畔荘」が文庫化されたからということもその記事で書いたとおり。 さらに近々読むといったことも書いたが、やっと2ヶ月後に読み終えることとなった。   読み始めたときにはかなり戸惑った。 書いてあることが...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.18 Fri 21:55

野球界屈指の人気YouTuber

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「シンプル思考」 里崎智也 著 集英社新書 3月4日に読み始め、3月9日に読了。   里崎智也の知名度はどの程度なのだろうか。 私はプロ野球ではマリサポなので、もちろんよく知っている。 あるいはマリーンズの捕手だった里崎よりも、第1回のWBCで優勝した日本のレギュラー捕手でありベスト9にもなった捕手としてのほうが有名なのかなという気もしている。 最近ではYouTuberとしても人気で、プロ野球関係ではチャンネル登録者数が一番多いらしい。 ただ本を...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.17 Thu 20:59

13と4はアステカの神秘数

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「テスカトリポカ」 佐藤究 著 KADOKAWA 2月27日に読み始め、3月5日に読了。   賞取り男(?)佐藤究の『鏡三部作』の3作目。 1作めの「QJKQJ」で江戸川乱歩賞を、2作目の「Ank:a morroring ape」で吉川英治文学新人賞と大藪春彦賞を受賞。 この「テスカトリポカ」では直木三十五賞と山本周五郎賞を受賞。 全くの新人が受賞するものを除けば、まだ獲得してないのは柴田錬三郎賞くらいか。 大したもんだと思ってしまう。   題名の「テスカトリ...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.10 Thu 21:49

鉄道が通る前まで遡る視点

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「中央線がなかったら 見えてくる東京の古層」 陣内秀信・三浦展 編著 ちくま文庫 2月24日に読み始め、3月4日に読了。   東京都心部から西へ延びる中央線の前身、甲武鉄道が開通したのは1889年(明治22年)だった。 現在の東中野から立川までは、ほぼ一直線という目を引く線形となっている。 一直線となった理由は諸説あり、正確なところは不明なようだが、その当時の沿線はまだ人口が少なく、甲州街道や青梅街道に沿うルートより土地の取得が容易であり距離も短...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.05 Sat 22:12

美術作品がテーマではなく

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「パルのアパルトマン」 ギョーム・ミュッソ著 吉田恒雄 訳 集英社文庫 2月20日に読み始め、2月26日に読了。   初めて読む著者、訳者だった。 今までの経験からいうと、こういった場合は文章が頭に入ってこないことが多かったが、この作品はそんなことはなく頭の中に入ってきてくれた。 もしかしたら読み始めてすぐ、「え、これは…」と興味を持ってしまったからかもしれない。   読もうと思った動機は、この作品が『2021年版 このミステリーがす...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.03.03 Thu 20:56

成熟はまだ途中の段階かと

JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「凛凛烈烈 日本サッカーの30年 ―人は、プレーは成熟したのか」 田村修一 著 早稲田新書 2月18日に読み始め、2月23日に読了。   2020年12月、書店の店頭に見慣れない臙脂色の装丁の新書が3点並んだ。 シリーズの名前は『早稲田新書』、発行元は早稲田大学出版部。 腰巻きを取ると大隈重信像と大隈講堂のイラストがあり、早稲田を前面にアピールしている。 大学の教授や大学のOBが執筆者だと思ったが、「村上春樹の動物誌」の著者は他の大学卒だった。 早稲...

バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2022.02.28 Mon 21:57

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