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Stay Homeで過去に出会う 〜 『The Lost Glory ―美しき幻影― 』『パッショネイト宝塚!』編

ゴールデンウィークが始まり、スマホがチケットを持っていた月組公演への出発時間ですよと知らしてくれる。ああそうだったのかと、宝塚の公演の楽しみを忘れているわけではなく恋しさが募っているわけでもない、そんな感情が湧き上がってきた。   そんな中、4月29日の午後、スカイ・ステージで『The Lost Glory —美しき幻影— 』『パッショネイト宝塚!』を見た。 2014年の作品ということで、今活躍するスターたちを見ることができ、芝居もなかなか見応えがあって楽しむことができた。 その芝居では、轟 悠...

宝塚的幻想雑記 | 2020.05.02 Sat 20:55

珠城りょうの退団を受けて

公演中止の延長が発表された。再開は今後の専門家会議や政府の方針などを踏まえて判断のようで、日常が戻ってくるのはいつになるのか、もやもやした日々は終わりそうにない。そんな中で先日、月組トップの珠城りょうが退団を発表、記者会見が行われた。このとても大きなできごとに、休演中で薄れていた宝塚歌劇への関心は蘇えってきた。   珠城りょうをひとことで言えばピュア。そして周りのスターたちを輝かせることができるトップだと思う。周りに合わせるのではなく、かといって並んで存在をかき消してしまうこともない...

宝塚的幻想雑記 | 2020.03.18 Wed 22:57

突然の前楽に戸惑いながら

何という日に観劇してしまったのだろう。 新型コロナウイルス感染の拡大防止ため予期せぬ休演、その前日となろうとは、観ることができたというより、演じる人たちの想いを想像して戸惑うばかりだった。   『眩耀の谷 〜舞い降りた新星〜』は、どちらかというと取っつきにくく遠くから観たくなるような作品だが、今回の客席にはこちらから積極的に近寄って観たいという雰囲気があった。一方、舞台は、丹 礼真役の礼 真琴を筆頭に丁寧かつ熱い芝居が展開され、さらに客席からの熱を受け感情が篭り分厚い舞台になっていた。...

宝塚的幻想雑記 | 2020.02.29 Sat 00:53

滲み出す流れが舞台を覆う『眩耀の谷 〜舞い降りた新星〜』

『眩耀の谷 〜舞い降りた新星〜』は、これまでに観たことのない演出の数々に魅せられた。   セリフが続くと思うと歌いだし、踊りだす。この作品の空間をジワジワと埋める歌とダンス。ダンスは中国をイメージさせる。剣を使った舞、長い袖の衣装での舞、これらどれもが柔らかな流れるような舞。しなやかで、迫ってくるのではなくジワジワと滲み出るストーリーの流れが、舞台全体に広がっている。   こんな舞台には、空々しさなどどこにもなく純真な若者、丹 礼真(礼 真琴)の物語を自然に受け入れられる世界...

宝塚的幻想雑記 | 2020.02.23 Sun 22:47

熱く元気な星たち、トップが変わるとこうでないと

新生星組は、三拍子揃ったトップにダンスの秀でた娘トップを据え、そこに専科からと花組からもスターがやってきて、どんな風になるのか早く観て感じたかった。   『眩耀の谷 〜舞い降りた新星〜』は、紀元前の中国が舞台。これまで宝塚の舞台では見たことのない設定に演出の数々。中国風の舞に剣術、歌に芝居とそれらをいとも簡単にこなす礼 真琴はさすがだ。この芝居のためにというよりも、もっと高みを目指しているとでも言いたげな風だ。   娘トップの舞空 瞳は、この間まで舞台の隅でピカッと光っていた...

宝塚的幻想雑記 | 2020.02.09 Sun 21:50

バラの花に考えさせられた

映画は4時間近い長さに加えて舞台も時代も暗くて重くてしんどそうな作品だと、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』には、勝手な理由で距離を置きながら、上演4日目には夜も明けきらないうちから並んで、あげく立ち見をするという意味不明な行動をとっていた。そしてこれが最後の観劇。初回は劇場の最後方、今回は何と1列目。観るだけなのに緊張していた。   長い時の流れのなかでひとりひとりが夢を見て、うまく夢が叶ったとしても何かが足りない現実がある。この作品からは、そ...

宝塚的幻想雑記 | 2020.02.02 Sun 19:52

辛くそれでも美しい『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』

阪神大震災から区切り25年ということで、一昨日は当時の振り返りがメディアに溢れていました。その中に大劇場や花の道の惨状が取材ビデオとしてアップされているのを目にしました。 あの当時からは、ファミリーランドが無くなることやもう直ぐ宝塚ホテルが移ってくる、現在のムラ界隈の賑やかさは想像がつくはずはなく、25年の年月を実感したところでした。 そんなことを考えながら、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』でヌードルス(望海風斗)、デボラ(真彩希帆)そしてマックス(彩風咲奈)たちの時間の流れを感じてきました。...

宝塚的幻想雑記 | 2020.01.19 Sun 19:21

赤い薔薇とヌードルス

今回も観劇での初の経験をしました。大劇場内の「ラウンジ」で公演デザート「ビールのような林檎ゼリー」をいただきました。名前のとおり見た目はビール、味は苦くはなく爽やかな甘さのしっかり林檎味。 大劇場で合間の時間にいただくにしては丁寧に作られ、座ってゆっくりいただきたいレベルのデザートでした。   『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』は、ヌードルスの少年期、青年期、壮年期を望海風斗に誘われて、それらの時代に苦悩し生き抜いていくヌードルスを味わうことになる。   その少年期、青年期...

宝塚的幻想雑記 | 2020.01.12 Sun 21:39

充実一途の雪組だからこその『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』

2020年の観劇始めは初の立ち見でした。朝の6時半に星空の大劇場に着いた時には、すでに100人くらいは前に並んでいて、あっさり立ち見に方針転換しました。 立ち見の最前列からはストレスなく舞台が見え、座席とは聞こえてくる音が違っていて、いつもより集中して見ることができた気がします。   さて、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』はというと、これが歯応えがあって味わいもあり、開幕からまだ日が浅いのに完成度が高い。ストーリー展開は飽きることなく楽しめて、期待どおりの歌とお芝居、予想を上回る配役に演出...

宝塚的幻想雑記 | 2020.01.04 Sat 21:58

2019年思い出の作品

今年も大劇場の本公演、全作品を見ることができた。年末なので振り返ってみたい。   まずは、レビュー。気に入った作品は次の4作品。   『霧深きエルベのほとり』 劇中、何度も心を揺さぶられて涙が出た。場面、場面で思考が巡り心が動く隙間のあるお芝居は、テンポが遅いようで古いようでもあるが、これこそ、これまで経験のない新しさでもあった。公演ごとに味わいが変わる紅ゆずるの迫真の演技と、ともに作り上げる星組のお芝居に引き込まれた。   『オーシャンズ11』 冒頭の真風涼帆の囚人...

宝塚的幻想雑記 | 2019.12.22 Sun 22:12

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