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新生星組は、三拍子揃ったトップにダンスの秀でた娘トップを据え、そこに専科からと花組からもスターがやってきて、どんな風になるのか早く観て感じたかった。 『眩耀の谷 〜舞い降りた新星〜』は、紀元前の中国が舞台。これまで宝塚の舞台では見たことのない設定に演出の数々。中国風の舞に剣術、歌に芝居とそれらをいとも簡単にこなす礼 真琴はさすがだ。この芝居のためにというよりも、もっと高みを目指しているとでも言いたげな風だ。 娘トップの舞空 瞳は、この間まで舞台の隅でピカッと光っていた...
宝塚的幻想雑記 | 2020.02.09 Sun 21:50
映画は4時間近い長さに加えて舞台も時代も暗くて重くてしんどそうな作品だと、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』には、勝手な理由で距離を置きながら、上演4日目には夜も明けきらないうちから並んで、あげく立ち見をするという意味不明な行動をとっていた。そしてこれが最後の観劇。初回は劇場の最後方、今回は何と1列目。観るだけなのに緊張していた。 長い時の流れのなかでひとりひとりが夢を見て、うまく夢が叶ったとしても何かが足りない現実がある。この作品からは、そ...
宝塚的幻想雑記 | 2020.02.02 Sun 19:52
阪神大震災から区切り25年ということで、一昨日は当時の振り返りがメディアに溢れていました。その中に大劇場や花の道の惨状が取材ビデオとしてアップされているのを目にしました。 あの当時からは、ファミリーランドが無くなることやもう直ぐ宝塚ホテルが移ってくる、現在のムラ界隈の賑やかさは想像がつくはずはなく、25年の年月を実感したところでした。 そんなことを考えながら、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』でヌードルス(望海風斗)、デボラ(真彩希帆)そしてマックス(彩風咲奈)たちの時間の流れを感じてきました。...
宝塚的幻想雑記 | 2020.01.19 Sun 19:21
今回も観劇での初の経験をしました。大劇場内の「ラウンジ」で公演デザート「ビールのような林檎ゼリー」をいただきました。名前のとおり見た目はビール、味は苦くはなく爽やかな甘さのしっかり林檎味。 大劇場で合間の時間にいただくにしては丁寧に作られ、座ってゆっくりいただきたいレベルのデザートでした。 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』は、ヌードルスの少年期、青年期、壮年期を望海風斗に誘われて、それらの時代に苦悩し生き抜いていくヌードルスを味わうことになる。 その少年期、青年期...
宝塚的幻想雑記 | 2020.01.12 Sun 21:39
2020年の観劇始めは初の立ち見でした。朝の6時半に星空の大劇場に着いた時には、すでに100人くらいは前に並んでいて、あっさり立ち見に方針転換しました。 立ち見の最前列からはストレスなく舞台が見え、座席とは聞こえてくる音が違っていて、いつもより集中して見ることができた気がします。 さて、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』はというと、これが歯応えがあって味わいもあり、開幕からまだ日が浅いのに完成度が高い。ストーリー展開は飽きることなく楽しめて、期待どおりの歌とお芝居、予想を上回る配役に演出...
宝塚的幻想雑記 | 2020.01.04 Sat 21:58
今年も大劇場の本公演、全作品を見ることができた。年末なので振り返ってみたい。 まずは、レビュー。気に入った作品は次の4作品。 『霧深きエルベのほとり』 劇中、何度も心を揺さぶられて涙が出た。場面、場面で思考が巡り心が動く隙間のあるお芝居は、テンポが遅いようで古いようでもあるが、これこそ、これまで経験のない新しさでもあった。公演ごとに味わいが変わる紅ゆずるの迫真の演技と、ともに作り上げる星組のお芝居に引き込まれた。 『オーシャンズ11』 冒頭の真風涼帆の囚人...
宝塚的幻想雑記 | 2019.12.22 Sun 22:12
『El Japón −イスパニアのサムライ−』は、スペイン南部のコリア・デル・リオに「サムライの末裔」を自認する「ハポン(日本)」姓の人々がいる。遠い異国の地に残る日本の侍の伝説と、慶長遣欧使節団として派遣された仙台藩士とがどうつながるのか。 出港とともに帆がバサッとに開きイスパニアへと向かう使節団。同じ大野先生の作品『NOBUNAGA<信長> −下天の夢−』のラストシーンと重なる演出。 夢想願流の使い手の蒲田治道(真風涼帆)とイスパニアの剣術学校の優等生エリアス(桜木みなと)が...
宝塚的幻想雑記 | 2019.12.12 Thu 21:23
ショー『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』はとても印象的な場面が多い。 オープニングからスタイリッシュな宙組のダンスで溢れる。そんななか瑠風 輝は線がしっかりしてきたようでスタイリッシュに輝いていた。 夏のビーチの場面、中央の下手寄りの立ち姿が美しくキレのあるダンス、ハットをとって前を向いたら鷹翔千空。娘役の歌い手コンビ瀬戸花まりと天彩峰里に対抗するように上手で留依蒔世とコンビで歌う。その留依蒔世も歌ってよし踊ってよし。その上級生でマルチな和希そらがメインで踊るウイスキー・ボンボン...
宝塚的幻想雑記 | 2019.12.01 Sun 21:58
『El Japón −イスパニアのサムライ−』の冒頭、仙台、月の浦でスペインへ出航する支倉(寿つかさ)ら一行の門出を祝い、伊達政宗(美月 悠)を前に武者たちが剣舞でお祭りを盛り上げる。鬼の面をつけているので誰かはわからないが、武者の中のテンポよくキレのある舞いは間違いなく和希そらだと思った。集団で踊っていてもすぐにわかるキレのあるダンスは、見ているだけで気持ちが良い。他の組にもそんな娘役がいるが、男役で私が気付くのは和希そらだけ。 もともと、ダンスだけではなく歌にお芝居にレベルは高かったが、...
宝塚的幻想雑記 | 2019.11.24 Sun 18:59
フレンチ・ミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』を幸運なことに観ることができた。 印象として一つあげるとすると、礼 真琴の演技力。天才モーツァルトの21歳から亡くなるまでを、若さゆえの言動、天才だからかの落ち着きのなさに奇行、そして音楽における天才的な才能が素直に伝わってきた。この演技には数々の曲に、美しくキレのあるダンスが絡んで、モーツァルト像に厚みが増す。 演技と楽曲から膨らんだサリエリ(凪七瑠海)の天才に対する嫉妬とモーツァルトの関係が物語の鍵となって、モーツァルト像を作り上げ...
宝塚的幻想雑記 | 2019.11.21 Thu 23:03
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