[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
本日打たれた天元戦第3局、黒番芝野・白番一力。 この碁はねえ…序盤は芝野が若干押して、中盤で一力が押し返して、終盤入口では芝野が再度押し返した。例によって芝野が一力の大石を攻める流れで、結局は細かいながらも芝野優勢なヨセ勝負に。ところがここからの一力が凄かった。左辺で悩ましい形で勝負手を打ち、芝野は固く受けた。2手も。それなのに一力はさらに手をつけていき、手にしたのである。結果的に芝野が手を抜いて右上の後手ヨセを打ったので、左辺の白石は全て助かってしまった。恐るべきは一力よ。白中押し...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.11.09 Sat 17:26
最後まで作って白番一力の6目半勝ち、一力が名人を奪取し四冠に。芝野は再度無冠に転落。一力は「大二冠」を独占。数年前なら大三冠を独占だったが…それはともかく、一力と井山の二強体制は、一力の一強体制に移行する可能性が高い。芝野は王座戦で井山から、天元戦で一力から、このいずれも奪取できなければ、このまま終わる可能性もある。20歳7ヶ月で三冠になった天才芝野が勝てない、それほど一力は凄い棋士になったということだ。一力は年内は天元戦で年明けは棋聖戦と休まる暇がない。しかしそれは井山もやったことであり...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.31 Thu 18:02
一昨日打たれた棋聖戦挑戦者決定パラマストーナメント決勝変則三番勝負第一局で井山が山下に勝ち、一力遼棋聖への挑戦者は昨年に続き井山裕太と決まった。ていうか山下、46歳でここまで勝ち上がるとか異常だろ。しかも20歳の酒井と24歳の芝野を倒して。この強さの維持は何だ。むしろ井山が心強く感じているのではないか。山下がここまで勝てるなら35歳の自分はもっと勝てると。全ての対局で全盛期の強さを出すのは加齢で無理になるが、まだ「ここ一番」では全盛期の強さを出せるということだ。ただ一力としては、井山は「勝手知ったる...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.30 Wed 11:32
本日打たれた王座戦第2局、黒番井山・白番芝野。 この碁はねえ…左辺で81と内側からブッツけた手はAI的には評価が低く、91と出たところでは白が良かったようだが、92と切ったのが評価を落とした。105まで白は先手で左辺の黒一団を取れて上手いようだが、セメドリ残りで意外と大きくないということか。それで黒良しというのだから碁は難しい。その黒が109-111と愚形を厭わず動き出し、白は112から右上隅にちょっかいを出したり色々やったが、結局打開は出来ず、139手完、黒中押し勝ち。 うーむ、井山は前局の大逆転負けが...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.25 Fri 17:15
昨日から本日にかけて打たれた名人戦第5局、黒番一力・白番芝野。 この碁はねえ…流れで一力の模様の碁となった。珍しい。そして模様の碁はまとめるのが難しい。武宮ばりの中央感覚と怪力が必要だ。一力も頑張って、封じ手の時点では黒60%くらいだったが、これは互角の形勢ということである。そこからジワジワと評価値を上げて76%を超えるところまで行ったが、109から評価値が下降し、110で戻ったが、111でまた下降した。ここから急激に下がっていき、136が決定打か。148で上辺白が生きているのが盲点かも。黒模様が破壊され...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.23 Wed 17:04
本日打たれた天元戦第2局、黒番一力・白番芝野。 この碁はねえ…基本的には芝野が上手く打った。左下に巨大な地を確保して、左辺の白を逃げ出して勝ちの流れ…かと思いきや、実際は一力の攻めが強烈だったようだ。AIを見る限り102のカケツギノゾキが実は危険な手で、芝野は少考後ドキドキしながら打ったのではないか。確かにここはツイでくれるなら打つが…一力がほぼノータイムでツイだ103が敗着か。このツギは人間なら当然の一着に見えるが、これで突如敗勢になったのだから碁は恐ろしい。おそらく103では110...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.18 Fri 17:17
いよいよ始まった王座戦、井山裕太王座に挑戦するのは芝野虎丸。握って、黒番芝野・白番井山。 いやはや、井山衰えたり。98の時点で井山98%、まさに勝勢だった。99が勝負手だが、別にどうということはなかった。なぜ104-106と切って108と亀の甲に抜く変化を選択したのか。109と右下の白一団を丸飲みされて形勢互角になってしまった。いくらなんでもこれは不利カワリであり、しかも変化は難しくない。形勢判断ができなくなった、ブレーキが効かなくなった、つまりは衰えたということだ。それでもその後は形勢は一進一退で井山優勢に...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.16 Wed 18:26
デミス・ハサビス氏がノーベル化学賞を受けたのは、色々な意味で凄いことである。氏は1976.7生でチェスの天才少年だった。ということは、1997.5にディープ・ブルーがガルリ・カスパロフを打ち負かした時は20歳だった。それから19年足らずの2016.3に、アルファ碁でイ・セドルを打ち負かしたわけだ。武宮陽光理事長がコメントを出しているが、アルファ碁の衝撃は囲碁にとどまらないことは化学賞で証明された。まさに人類史の画期と言えよう。ていうか、武宮陽光理事長は、富岳で世界最強囲碁AIを作るとか、そういうことを関係各所に働き...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.12 Sat 17:15
昨日から本日にかけて打たれた名人戦第4局、黒番芝野・白番一力。 概ね、一力が地を稼いで芝野が模様を張る流れ。黒は71-73など鷹揚なものだ。これで勝てたら強いが…白は78と黒模様の真ん中にドカンと打ち込んでシノギ勝負、まるで武宮とチクンの碁だ。封じ手の時点で黒模様の中の白石はフワフワして捉え所があるようなないような…だがAIは既に白80%くらい、楽シノギとの評価。二日目もまさにそのとおりの流れで、白が大石を、黒の模様の外壁を破壊して力強くシノギ切った。白中押し勝ち。 終局が午後2時頃と非常...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.11 Fri 15:34
いよいよ始まった天元戦第1局、一力遼天元に挑戦するのは芝野虎丸。握って、黒番芝野・白番一力。 なんちゅう碁を見せてくれたんや…なんちゅう碁を…。AIが役に立たない、大石同士の長手数の攻め合い。一力はどの時点で攻め合い勝ちを読み切っていたのか。それでも芝野は諦めず地合勝負に持ち込み、コウ争いの最中に一力が左辺のヨセを間違えて極微の形勢に。しかし一力に運があった、白半目勝ち。 一力、世界一のシノギだ。井山のシノギ術をしっかり吸収した。芝野、決して諦めず相手のミスを待つ「らしい碁」だ...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.10.07 Mon 19:09
全942件中 1 - 10 件表示 (1/95 ページ)