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本日打たれた王座戦挑戦者決定トーナメント決勝戦、一力vs芝野は、白番芝野の中押し勝ちで、井山裕太王座への挑戦者は芝野虎丸と決まった。形勢は序盤一力優勢から中盤は優劣が入れ替わる複雑な難戦、ただ、やや黒が苦しい戦いだったか。最後の数十手は芝野の読み切り、一力は勝負手の連打だろう。一力は気持ちを切り替えて次なる戦いに臨んて欲しい。芝野は常に気持ちを切り替える男。井山に雪辱する機会であるが、そういう意識も無く淡々と目の前の一局で最善手を追求することの結果が挑戦だろう。井山は一力と芝野の二人にはさすが...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.08.30 Fri 16:11
いよいよ昨日開幕した名人戦、芝野虎丸名人に挑戦するのは一力遼。握って、黒番一力・白番芝野。 いやはや…一力が強過ぎる。初日から評価値がほぼ一本調子で上がって96%くらいで終わりって、それ所謂「封じ手は投了」ってやつじゃん。二日目も評価値は上に貼り付いたまま、つまり一力は全く間違えず芝野を完全に抑え込んだ、完封である。黒中押し勝ち。 一力、まさに世界一になるべき棋士である。芝野など全く相手にしていない。才能に胡坐をかいた芝野と、ひたすら努力を重ねた一力。一力こそ日本囲碁界の頂点に相応しい...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.08.28 Wed 17:27
8/25の毎日新聞に「そこが聞きたい 日本棋院のこれから」という記事があり、武宮陽光理事長が答えている。赤字財政、市ヶ谷のビルの老朽化、立候補決断は締切直前、強制引退制度、といった話題だ。こういう記事は、話した内容の一部しか書かれない。話す方も穏便に表現する。それを踏まえて読めば「当時の執行部の運営方針に対する疑問がありました」「棋士への説明が少し不足しているのではないか」「周囲に推される形で立つことになりました」「これまでの執行部のやり方に不満を持つ人たちが多かったからだと思います」「(財務問題...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.08.27 Tue 11:31
3日前の名人リーグ最終一斉対局の結果、一力遼が、芝野虎丸名人への挑戦者と決まった。一力8-0、余7-1、井山6-2、許5-3、山下4-4、富士田3-5、張2-6、関1-7、志田0-8、全てこの順に格上が勝って格下が負けたという究極に整然とした結果であった。波乱が完全にゼロというのも珍しい。それはともかく一力は当然のように全勝と井山の全盛期を彷彿させる安定感で、芝野にとっては最強の挑戦者である。もう一力名人が誕生したと言っても過言ではない勢いだ。一力は取締役をやりつつ碁を打っているわけで、こんな凄い人間は想定外だが(井山...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.25 Thu 12:01
この囲碁ロボットは凄い。本当に凄い。石を置いたり取り上げたり、片付けたりもするのだ。強さも二桁級から九段まで(七段以上はWi-Fiが必要)。九段は本当に強い。管理人が三子置いても勝てない。まさにプロ級いやプロ以上。開発は中国企業とのことだが日本でも普通に買えるようだ。値段は15万円(+税)であり、びっくりするほどの高額ではない。囲碁的にはAIと打っているだけなので普通にPCで打つ方が簡便であり、大人はPCでいい。しかし子供への普及はどうだ。これを全国の小学校に1台ずつ置いたら、囲碁人口が激増するのは間...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.21 Sun 20:58
黒二目半勝ち。井山、3-0で碁聖を防衛。 芝野、優勢から勝ち切れない。ヨセ勝負も勝ち切れない。10歳半も上の相手は一蹴しなければならないのに。逆に言えば井山が凄過ぎる。35歳でこの強さは何だ。とは言っても二日制がしんどくなってきたから一日制に集中する方針かもシレンが。芝野は才能では随一である。努力も随一になれば天下を獲れる。やはり最初に20歳7ヶ月で三冠になったので気が緩んだ。一力は最初はボコボコにされたので根性と覚悟が極限まで高まった。遅まきながら芝野をボコボコにする井山。第一人者の最後の務めをし...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.19 Fri 21:20
本日打たれた碁聖戦第2局、黒番芝野・白番井山。 この碁はねえ…36までの右下隅のワカレはアマ的には白の地が大きいように見えるが、全局的にはどうなのか。38はここなのか。参考になる。それにしても黒の猛攻に白は生きがあるのか疑問に思えるが…116でほぼシノギ形と思ったら左上隅とカラミにされて、このあたりでは白が苦しかったのではないか。大石がコウになって白苦しいと思ったら評価値は白が高い。これ一手間違えたら即負けのやつだ…でも184が絶妙のコウダテ、読み切ってないと打てない手だ。188からの...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.13 Sat 19:51
武宮陽光が新しく日本棋院の理事長に就任した由。続投を目指す小林覚との棋士投票で武宮陽光が選ばれたようだ。小林覚が市ヶ谷のビルを売却しようとしたのが反対されたという情報もある。武宮陽光は47歳、管理人の私案なら三段に過ぎない(日本棋院や関西棋院の段位は強さと相関しないので強さを測るには管理人の私案で見るべきである)、典型的な二世棋士である。全ては結果次第だが、管理人としては前向きな動きと考える。小林覚は65歳、管理人の私案でも九段の超一流棋士である。しかしバブルのイケイケの最後の光を浴びた古い世...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.10 Wed 12:11
1999.01 ヒカルの碁、連載開始 2001.10 ヒカルの碁、アニメ放送開始 2002.10 日本棋院、コミを6目半に 2003.03 ヒカルの碁、アニメ放送終了(全75話) 2003.07 ヒカルの碁、連載終了(全23巻) 2004.01 ヒカルの碁、アニメスペシャル(北斗杯への道)放送 2016.03 アルファ碁、イセドルを破る とっくの昔に完結したコンテンツが、今、新たに舞台化され、そして当時リアルタイムで楽しんではいない平成生まれまで含めて「顧客吸引力」があるというのは、週刊少年ジャンプの漫画以外にあるだろうか。本当に凄いこ...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.07 Sun 19:22
囲碁AIで分析したところ、1950年頃〜2016年において、囲碁のトップ棋士の手の評価値は上がっていない(つまり人間が到達できる上限に貼り付いている)、それがAI登場後は明白に上がっていっている、という研究結果があるようだ。考えてみればトートロジーに近い。AI登場後は棋士はAIで勉強して、極論、AIと同じ手を打つようにしているのだから、AIの評価値は上がる。これこそイセドルが引退した理由の実質的意味であろう。AIの真似をすることに人生を費やす意義があるのか。それは難しい問題である。ただ、これだけは言える。AI前の棋...
貧乏庶民の法的思考3 | 2024.07.05 Fri 16:06
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