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々の投稿になります。今回の記事は、特に厳しい高温が続いた今年の夏を振り返りながら、施設栽培における一般的な高温対策と今後の動向について触れてみます。 トマト栽培での高温の影響 施設栽培を行う作物には栽培適温の範囲があり、高温によって適温範囲を逸脱すると高温障害や生育不良、品質低下といった現象が起こります。代表的な施設作物のトマトを例に、高温の影響について以下に記します。 トマトの栽培適温となる平均気温の上限は28℃程度と言われ、場合によっては花粉稔性が低下...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2023.09.09 Sat 11:59
6月28日にサイエンス&テクノロジーより標記の「CO2の分離回収・有効利用技術」が出版されました。共著者の一人として、『第9節 施設園芸・植物工場におけるCO2施用技術と利用事例』を執筆致しました。 本書の紹介文を引用します。 地球規模の気候変動・環境破壊対策に向けて急務となる、温室効果ガスの大半を占めるCO2の排出抑制・削減技術。 大気中に放出されるCO2をどのように分離・回収し、集めたCO2を新たな資源としてどのように有効活用するべきか。 悲願の「カーボンニュートラル」実現に向け、全人...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2022.06.30 Thu 11:31
日本農業新聞の2022年5月29日付け1面に「第三者継承「仲立ち」進む 希望者をDB化 事前に資産把握 行政・JAが支援組織」という記事が掲載されています。近年取り組みが進む第三者継承について、データベース化によるマッチングの取り組みを紹介した記事です。 熊本県では、「既に後継者がいる方の継承支援、後継者不在の方には第三者(親族外)とのマッチング支援等を行うため、令和3年6月15日「くまもと農業経営継承支援センター」が設立」され、「農業経営相談所と連携し、継承希望者、移譲希望者双方の支援」...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2022.05.31 Tue 00:01
今年の施設園芸の加温シーズンは終了しましたが、原油価格高騰にともない省エネの必要性が改めて実感されたシーズンであったと思います。重油使用量を控えたり、冬越しの作付けを減らす例も多くあったと思われます。施設園芸は設備投資と減価償却費が他の農業形態よりも高く、設備稼働率の低下につながることは生産性の低下や資金返済への圧迫になるため、避けたいところです。省エネは単にエネルギー使用量を抑えるだけではなく、投入エネルギーに対する収量を高め、効率的にエネルギーを利用することが、現在も重要となるでしょう...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2022.04.30 Sat 23:09
【利島村は東京都内の自治体では一番面積が小さい】 【写真−1 島を一周する車道はない】 利島の外周は7.7キロ、面積は4.12平方キロあり、東京都の市区町村の自治体面積では最小で、小さい島と思った伊豆七島の先の青ヶ島は8.75平方キロの面積を持ち、利島はその半分の面積しかないのは意外であったが、どちらも一島一村で成り立ち、人口は利島の方が青ヶ島の倍以上を有す。 そういう小さな島の中央部に標高508mの宮塚山があるために平地の少ない地形で、港のある北端部の僅かな平地...
セブ島工房 | 2022.04.01 Fri 20:57
メルマガではお知らせしていましたが、この3月末に日刊工業新聞社より『図解&事例 スマート農業が拓く次世代の施設園芸 ースマート化による生産性向上の事例集』を発行予定です。 本書は、施設園芸分野に特化したスマート農業の事例を紹介するものです。国の施策として進められているスマート農業は、ロボット技術やICTを活用し、省力化・精密化や高品質生産を実現するなど、新たな農業のシンボルとして使われている用語です。無人トラクターやドローンが、スマート農業のアイコンとして、ここ数年でメジャーな存在と...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2022.02.28 Mon 22:38
原油価格の高止まりが続き、ガソリンや重油の価格、また関連するLPG価格や電力料金への影響も続いています。生産原価に占める光熱動力費の割合が高いとされる施設園芸経営への影響も大きく、昨今の農産物価格低迷とともに経営上の課題となっています。原油価格は過去にも大きく変動を繰り返しており、21世紀になってからは2004年頃から上昇し2008年には1バレル148ドルの高値を付けています。施設園芸業界ではその対策として省エネや脱石油に対する研究開発や事業が数多く行われた時期でもありました。 2000年...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2022.01.31 Mon 22:54
我が国の「グリーン成長戦略」とは 「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が本年6月に内閣官房、経済産業省、内閣府、金融庁、総務省、外務省、文部科学省、農林水産省、国土交通省、環境省の連名で公表されました。菅前総理大臣のリーダーシップで昨年10月に我が国は「2050年カーボンニュートラル」を宣言しています。さらに本年4月には、2030年度の新たな温室効果ガス削減目標として、2013年度から 46%削減することを目指し、さらに 50%の高みに向けて挑戦を続けるとの新たな方針も示されています...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2021.12.31 Fri 21:59
原油価格の高騰から、施設園芸の中心的な暖房エネルギー源であるA重油の価格も上昇を続けています。石油情報センターの発表では昨年12月のA重油全国平均価格(大型ローリー)は59.9円/ℓで、その後は毎月上昇し本年9月には79.2円/ℓとなっています。この10年間では80〜90円/ℓ程度の価格になった時期も多くありますが、80円台を伺うのは約2年ぶりであり、また昨年来の連続した価格上昇となっています。筆者はエネルギーの専門家ではありませんが、最近の為替相場の円安傾向や消費税率上昇(2019年10月に8%から10%に)...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2021.10.31 Sun 22:39
国内とアジア圏に料理教室を136箇所持ち、会員数154万人となる、(株)ABC Cooking Studio(以下ABC)の代表取締役社長 志村なるみ氏のインタビュー記事が、(独)農畜産業振興機構の広報誌「alic」2021年9月号に掲載されています(記事のリンクはこちら)。 筆者のABC体験 筆者も会員の一人であり、地元の教室でのブレッドコースとケーキコースに参加しています。ABCでは教室を社名の通りスタジオと呼んでおり、ショッピングモールやデパートなどの目立つ店舗に出店し、ガラス張りのショールー...
農業・施設園芸・植物工場の未来 | 2021.09.30 Thu 22:10
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