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「その、今度ご一緒にお食事でも行きたいのですが――よろしいでしょうか?」 そう言うとますます頬を赤らめて俯いた。克は少し鼻で笑い、いいですよと返事をしてタバコを咥えて吸う。「ほっ本当ですかっ! ありがとうございます!」 パッと見上げた女性は瞳を輝かせながら克の顔を窺ってまるで美しい宝石を見ているかのような惚れ惚れとした表情で見詰めていた。克は吸殻にタバコを押し付けて火を消すと、女性の方を顔を向けて爽やかな笑顔を浮かべた。
:+: notebook :+: | 2010.07.17 Sat 13:53
JUGEMテーマ:恋愛小説 遠い昔 かの南の国 ファラオの支配し国ありき かの国では 他国同様 身分の高い者は 妻をめとる以外にも 高尚な趣味として 美少年を愛する習わしあり 昔 昔 南の大国 近隣の小国を威圧し 我がもの顔に 振る舞いし 某小国 貢物とて 美しき少年を 大国の王に献上せり 王 一目で気に入り 近習となす 少年は わずか十歳 王は たいそう大事にし 床に呼んでも 無理強いすることなく 少年が自然に受け入れるまで 大切に 時を過ごせり いつしか 少年も 王を慕い ついに 王より...
シリウスの泉 | 2010.07.16 Fri 21:41
「一体、どうしよう――っていうの?」 身体を克から離れようとやや斜めに傾けて、克のほうに向き合った。「そのままの意味ですよ」「何を、するの」 恐ろしげなものを見たような声の震え方に克は鼻で笑った。そして母さん、と呼んだ。
:+: notebook :+: | 2010.07.16 Fri 09:25
一体、何が起こったのか把握出来ないでいる圭は、ただただ立ち尽くしたまま克の唇と舌に弄ばれるだけであった。 ねっとりと絡みつくその舌に苦しくなって息継ぎをすると、思ったよりその息の音が大きく耳に響いてきたので恥ずかしくさえ思った。克はどう感じたのだろう、と彼の瞑っている目をじっと凝視する。 彼の手が圭の腰に回され、ぐいっと彼の身体に寄り添うようにしてくっついた。誰も来ないのが幸いなのかそれとも不運なのか圭には分かりかねた。 目を瞑ると、あの頃の克を思い出される――そんな懐かしい気持ちにさ...
:+: notebook :+: | 2010.07.16 Fri 09:23
梓達が帰って行くと、夫婦は双子の名前を考えるのに本を開いたり語呂合わせを確かめたり、心配な時は姓名判断の本を開いたりしたので、和則が退屈し始めた。 算数の本を全部読み終わってしまったので、夫婦の会話に参入しようと母親の傍に歩み寄る。「名前、まだ決められないの?」 和則がきょとんとした顔で妹の顔を覗き見てどう呼ぼうか決めかねていた。圭は和則の頭をそっと撫でてやり、まだ決めてないのよと言いながら名付け本を閉じた。「そういえば昔あやねという女の子がいたわね。幼稚園の時に。わたし、あんな可愛...
:+: notebook :+: | 2010.07.16 Fri 09:22
JUGEMテーマ:恋愛小説 君がする約束など守られたためしがない のに。その瞳で君はまた嘘をつく。「かならずよ」とその唇が囁く。僕は仕方なく笑うけれど、虚しく力なく頷くだけ。君は笑顔で「ごめんなさい」と言う。僕 は「また今度でいいさ」と繰り返す。僕がこのゲームから降りない限り、それは続くんだ。 #twnovel
あの日ぼくらは此処にいた | 2010.07.15 Thu 21:35
真一のお腰にまたがって、お尻を浮かせている二十歳の亜希子。仰向いた真一のお顔に、お顔をすりよせ、舌先をからませている亜希子。「うううっ、ああっ!」下から、ぶっすり、一気に勃起おちんぽ、挿しこまれて、亜希子、絡んだ舌をはずしちゃう。「ああっ、ああっ、あああっ!」おっぱい、乳首、揉みモミされるまま、ぶっすり突かれて、抜かれて、突かれます。亜希子、お顔をのそけらせて、ぎゅっと快感に顔をしかめちゃう。「ふううん、ほら、ほら、ほらっ、あっこぉ!」ぺたん、ぺたん、挿しこまれて、亜希子のお股に真一のお腰が...
あっこの愛の部屋 | 2010.07.14 Wed 11:03
イギリスの首都、ロンドンはいつも鬱陶しいくらいの曇り空である。 丁度今もロンドンは雨が小降りで、心がとても暗く落ち込ませるようなどんよりとした曇り空であった。 人々はこう思うだろう。鬱陶しい、たまにはからっと晴れた日を増やして欲しいと。しかし、ロンドンの天気は気紛れであり、からっと晴れたと思えばすぐに曇ってしまい、街全体を暗くさせるのだった。 そんな中、克は自家用のジャガーに乗って運転しながらロンドンの空を見上げる。 小降りの雨のせいで車が汚れてしまう――そんな事を考えながらも車を発進...
:+: notebook :+: | 2010.07.13 Tue 09:29
「おい」 理科の授業でそれぞれ仲良しの子とペアになって実験するというものがあったのだが、和則は誰とも組まず一人でやろうとしていたところを郁也が声を掛けたのだった。「お前、一人でやるのか?」「うん、別に一人でも大丈夫だから」 ちょっとぶっきらぼうに答えると、郁也は顔をしかめながら黙った。「郁也がいいなら一緒にやる?」「……ウン」 他の園児達はすでにペアになっていて仲良く実験を始めているのだが、郁也は誰とも組めずぽつんと寂しそうに立っていた。和則は優しい目で郁也を引っ張って机の前に立った。
:+: notebook :+: | 2010.07.12 Mon 09:23
わあわあと叫ぶ園児達に和則はちらっと眉を上げながら様子を見ると、すぐに興味を失って本に目を移す。そんな毎日に保育士が心配して一緒に遊ぼうよ、と声を掛けてくれるが、和則はただ首を振っただけであった。「どうして? 楽しくないの?」「違うよ。僕は本を読むのが好きなだけなんだ」「そう、淋しいな、先生は」「他の園児と遊んだら?」 内心可愛くない子ね、と少し不快感を持った保育士はそう、と言ったきり他の園児達のところへ行ってしまった。和則はうんざりしながら本をまた開いて読み始める。 すると昨日和則...
:+: notebook :+: | 2010.07.12 Mon 09:22
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