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「仕事優先の生活が、夫と娘を死に追いやった・・。」 癒えることのない傷を心に抱えている晃子。ある日彼女の乗った飛行機が墜落した!瀕死の彼女を助けたのは、外部との接触を断ち続ける村の住人だった。そしてその村には、神秘の歌声を持つ少女がいた・・・。今なお残る吸血鬼伝説とは? 晃子の驚異的とも思える傷の回復ぶり。吸血鬼伝説におびえる地元住民たち。そこにからむ、少女を狙う謎の男たち。そして殺人事件。これらがどうつながっているのか?少女の歌声にはどんな秘密があるのか?緻密な描写はさすがだと思う。し...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:15
連続児童殺人事件。犯人に結びつく手がかりが得られぬままむなしく時が過ぎ、犠牲者の数だけが増えていった。犯人逮捕のために、警察は前代未聞の方法を思いつく。テレビを通しての、警察と犯人の接触。はたして、手がかりは得られるのか? 警察という官僚組織の中にある利害関係、名誉欲。ただ単に犯人逮捕のために動くのではないところに、巻島のいらだちや苦悩があった。過去の苦い経験。それを引きずりながら犯人逮捕に執念を燃やす巻島。テレビという怪物的なメディアの象徴を利用するのも、綱渡りに等しい。どういう結果が...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:14
ある日出てきた古いノート。そこには、まだ幼かった弟が書き綴ったお話しがあった。不幸な出来事で声を失い、それでも笑っていた弟。動物の心が分かると言っていた弟。遠い日の出来事を、胸がしめつけられるほど切なく描いた作品。 読んだあと、ふいに涙がこぼれた。弟の心の奥に隠された悲しみ。笑顔の陰にあった、ガラス細工のような繊細な心。夜、一人ブランコの上で寂しさに震えながら、彼は何を思っていたのだろう。誰もそれを理解することはできなかった。この作品の中に挿入されている、弟が作った物語。その一つ一つも心...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:14
あるホテルで毎年開かれるパーティ。そこに招かれた人たちに起こる衝撃的なできごとは、果たして真実なのだろうか?三姉妹に隠された秘密とは?不思議な恩田陸の世界。 ここに書かれているのは真実か?見極めながら読み進もうとするが、いつの間にか「この作品の中に迷い込んでしまった!」という気持ちにさせられていた。人の記憶のあいまいさ。起こったことと起こらなかったことの区別は、どうつけたらいいのだろうか?出口を見つけようとすればするほど、出口からは遠ざかる。人の心の中にも、迷路は存在するのだ。 JUGEM...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:14
大型商業施設Mで起こった69人もの死者を出す惨劇。なぜ死傷事故が起こったのか?いろいろな人たちの証言から見えてきたものは?質問と答えだけで構成された異色のミステリー。 集団パニックが起こったときの恐ろしさ。いろいろな人々の証言から浮かび上がってくるのは、その時の状況だけだった。原因はいったい何だったのか?それを知る人は誰もいない。原因がないまま、人々はパニックに陥った。誰もそれを止めることはできなかった。「集団」が凶器になり、弱いものを飲み込んでいく。それは現実の世界にも充分起こり得るこ...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:14
トカイファームで生まれた一頭のサラブレッド。その馬に夢を託す人たちの悲喜こもごも。「オラシオン」と名づけられたその馬は、やがてダービーへ・・。はたして、勝てるのだろうか?競馬を知らない人でも、充分楽しめる作品。 「競馬」。その二文字には、さまざまな人々の苦労が隠されていた。サラブレッドを生み出し育成していくことが、これほど困難なものだとは知らなかった。はるか昔から受け継がれてきた血。だが、花開くのはほんの一握りでしかない。人も馬も厳しい世界で生きている。だからこそ勝利の瞬間は、何ものにも...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:13
失われたものは、もう二度と戻ってはこない。悲しみや絶望に打ちのめされたとき、人はいったい何をするべきなのか?人はいったい何ができるのか?心の再生を鮮やかに描き出した、7つの短編を収録。 ほんの小さな約束が人に生きる勇気を与えるときがある。自分ではどうしようもないときに、さしのべられる手が何よりも救いになるときがある。傷ついた心、悲しみに沈んだ心が癒されるのは、きっとそんなときなのだろう。読んでいて、泣きたくなるような話ばかりだけれど、切ない中にほっとするような結末も、ちゃんと用意されてい...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:13
はるか平安の昔に焼き殺された花紅姫の怨念が、現代によみがえる。京都の街に起こった大地震。そして人々に襲いかかる、数々の妖怪。美しい古都の街は地獄と化していく・・・。 一条天皇の生まれ変わりの真行寺君之。彼に好意を寄せる香流。君之もまた、香流に好意を持っていた。しかし花紅姫のすさまじい嫉妬が・・・。京都の街に現れた妖怪のために、体液を吸われミイラのようになった人たち、食べられてしまった人たち・・・。君之と香流、二人もこれからどうなるのだろう?まるでゲームか漫画のような話。今まで読んできた柴...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:13
真夜中から夜が明け、人々が目覚めるまでの時間。その数時間、眠らない人々がいた。彼らの生活、彼らの思想、彼らの行動を通して、人という物体の奥底に流れるものを、独特の視線で描いた作品。 考え方、生活のパターン、性格、性別・・。それぞれ異なる人々が、同じ時間の中にいる。どこかでつながっているようでもあるけれど、それに気づくことなく生きている。そういう人たちを、密やかに見つめる目がどこかにある。それは人間ではない。人間の想像をはるかに超えた、超自然的なものではないだろうか。人々の真の目覚めとは?...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:13
37歳、女性、独身。勤務15年で係長。周囲の視線も何のその。陰での批判にも決してめげない!墨田翔子という一人の女性の生き方と、彼女に関わる人たちを、軽快なタッチでコミカルに描いた作品。 女性が一人で生きていくうえで、いろいろなことが巻き起こる。ねたみ、中傷、そしてセクハラ。強がってみたり、弱気になってみたり。 「負けないもんね、絶対に。」そう言いながら行動する翔子は、ある意味かっこいい。同じ女性として「がんばれ〜!」と声援を送りたくなる。でも・・・恋はしないのかな?時にはなりふりかまわず...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:13
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