[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
明るく清潔な感じの伊良部総合病院。その地下1階に「神経科」はあった。精神科医伊良部一郎。彼のユニークな人柄が、悩める患者を救う(?)はたして彼は名医か迷医か? まじめなのか、冗談なのか?治療なのか、単なる思いつきなのか?訪れた患者は、伊良部の言動に面食らう。自分自身、おかしいのではないかと悩み訪れた病院に、明らかに自分よりおかしいと思われる人間が医者として存在している。その現実に直面しただけで、病気がなおってしまいそうだ。この本には5つの話がおさめられているが、最初の、本の題名にもなって...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:28
ある日を境に夫は変わった。夫は別人?疑念を抱いたメイのもとに、メールが送られてくる。 「そろそろ時間切れです。心の準備をしてください。」 2thinksと名乗る差出人からのメールは何を意味するのか?メイは真実を探そうとする。 夫は別人かもしれないという疑惑。謎のメール。殺人事件。被害者はメイの知り合い、そして驚くべきことに夫の愛人だった。やがて夫が被疑者として警察に・・・。 めまぐるしい展開。真実はどうなのか?一気に読者を引っ張っていく。作品全体を通してメイの心理状態も、よく描かれていた...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:28
ちょっと分かりづらい場所にその店はあった。「ばんざい屋」という名の小料理屋。そこを訪れる人たちには、それぞれ悩みや苦しみがあった。そして、「ばんざい屋」の女将にも、知られたくない過去があった。 くたびれた心を抱えていても、その店に来るとほっとする。そんな雰囲気の「ばんざい屋」。心ゆくまで料理を楽しみ、心ゆくまで飲むことが出来る。それは女将の人柄が店にも現れているからなのだろう。自分が傷ついたことがあるから、他人の心の痛みが分かる。 人々の心のふれあいを描いたこの本は、読んでいて心にしみる...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:28
二度も離婚した母。そのことにより、進学の夢を一時中断したふみ。そして、父親違いの年の離れた妹ユウ。母子3人の家族の日常と、その家族を取り巻く人々の姿を描いた作品。 何気なく過ぎていく日常。作者の透明感のある文章は、その何気ない日常を、きらきらと輝くように描いている。「明るい小説にしたかった。」「淡々と流れていく日々を照らす光を書きたかった。」後書きで作者がそう書いているように、この作品の中に暗さはない。だから前向きな気持ちで読むことが出来る。少しくらいの困難ならひょいと、乗り越えて行けそ...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:27
探偵事務所を開いて三日目に、その少女はやってきた。非常用の螺旋階段をのぼって。探偵になったばかりの仁木と、「不思議の国のアリス」の本から抜け出たような安梨沙。二人は、見事に難問を解決していく。7つの物語を収録。 大きな事件はないけれど、どの物語にも味がある。日常のほんの些細な出来事が、人の運命に関わっている時もある。この中で一番好きはのは「最上階のアリス」。ここに出てくる夫婦のあり方が、ちょっと切ない。人を思いやる心が、時には悲しい結末を生むこともある。全体として、ふんわりとした感じの、...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:27
冴えないライターが、容姿端麗なエリート銀行員を妻にした。人もうらやむ結婚。自分は世界一幸せな男だと思っていたが、実際に生活してみると・・・。面白さの中にちょっぴり苦味もある話。 結婚してから「こんなはずではなかったのに・・・。」と嘆く人も少なくないのでは?しかし、他人同士が一緒に生活するのだから、想像と現実が違うのは当たり前だ。大切なのは、どうやって二人の生活を充実させていくのか、だと思う。真一と梨香子もこれから先、悩んだり、怒ったり、泣いたりしながら、夫婦としての絆を深めていくのではな...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:27
なぜ女性じゃいけないの?アメリカ支部のサンタの後任者は何と女性だった!各国から集まったサンタたちは、激論をかわすが・・・。クリスマスファンタジー。 読んでいて耳の痛い箇所もあった。私たちは物事を固定観念で捕らえすぎていないだろうか?物事に100%の決まり事はないのだ。なぜサンタになりたいのか?語られた理由はちょっぴり切なく、サンタたちの胸を打つ。どんな容姿のサンタがプレゼントを運ぶかではなく、どんな心を持ったサンタが運ぶのか、その方がずっと大切なことだと思う。 JUGEMテーマ:読恋書♪(ど...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:26
駒子が書店で偶然手にした新刊「ななつのこ」。そこには7つの短編がおさめられていた。本の中のミステリーと、日常の中のミステリーが交互に描かれている異色の作品。 話は、駒子が「ななつのこ」の作者、佐伯綾乃にファンレターを出したところから始まる。綾乃は、駒子の手紙に書かれている日常のちょっとした謎を、手紙を読むだけで解決してしまう。だが、その謎解きが本当に的を得ているものなのか、最後まで描かれてはいない。読むほうにしてみれば消化不良の思いが残る。作品の構成も面白いとは思うが、読んでいて退屈な面...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:26
会社の派閥抗争に巻きこまれ、やむなく辞表を出した雄大。子供がいなく共働きのため、それまではマンションの住人と関わることがなかったが、次第に関わりを持つようになる。失業中の雄大が経験したのは、オヤジ狩り、放火、そして妻の誘拐事件だった。平凡な日常に潜む恐怖。雄大を恨む者とは? 一生懸命働いて、一生懸命生きている。そう本人たちが思っていても、思いもよらぬところで人から恨まれることもある。何気ない行動、何気ない言葉。それが凶器となり、人の心を傷つける。どんなに気をつけているつもりでも、そういう...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:26
自殺したために天国へ行けなくなってしまった・・。神様はある提案をする。「7週間で100人の命を助けたなら、君たちを天国に行かせてやろう。」かくして4人は地上に舞い戻り、行動を開始する! 自殺しようとする人の何と多いことか!年々自殺者の数は増えているという。自らの命を絶つのには、それなりの悩みや苦しみがあると思うが、誰かがその悩みや苦しみを受け止めてくれるのなら、その最悪の選択を避けられる場合もある。幽霊人命救助隊の彼ら4人が助けられる命は、年間の自殺者数からみれば微々たるものかもしれない...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:26
全1000件中 591 - 600 件表示 (60/100 ページ)