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4年前の乳児誘拐事件。殺された主婦。覚醒剤。元刑事の探偵。そして、悪魔のようなヤクザ。これらはどう結びつくのか?緑子がたどりついた真相とは?RIKOシリーズ2作目の作品。 まるで精密な設計図から精密な機械を作るように、組み立てられている。この作品を読んでそう感じた。一つ一つの出来事が、読む進めていくうちに、収まるところに収まっていく。読者はどんどん作品の中に引きずり込まれていく。警察官、母、女、さまざまな顔を見せながら奔走する緑子の姿は美しい。彼女は自分の弱さを知っている。知っているから...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
刑事が残虐な方法で次々に殺されていく。被害者に共通するものは何か?緑子は合同捜査本部付けを正式に任命され、坂上とともに事件の捜査に乗り出す。その結果、殺された5人のうち3人に共通するものが見つかるが・・・。RIKOシリーズ3作目。 過去の憎しみや悲しみが、何倍にもなって現在にうごめいている。人は決して癒えることのない心の傷を抱えていると、思いもよらぬ行動を起こすときがある。もう戻れないおだやかな生活。どこで道を間違ってしまったのか?誰が自分の道を変えてしまったのか?そういう思いの中から、...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
脳に障害を持つ一人の女性。彼女には天才的とも思える音楽的才能があった。その女性由希にチェロを教えることになった東野。驚異的とも思えるスピードで由希はその才能を開花させていくが、彼女の隠された力もまた、増幅していった・・・。 人とは違う感覚で物をとらえ、自分の世界の中だけで生きている由希。音楽的な才能を伸ばすことで、彼女の世界を広げようとする人たち。その間には越えられない壁がある。人間の脳はひとつの宇宙だと言った人がいる。現代の医学や科学では解明しきれない謎がたくさんある。東野は知らず知ら...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
平口捷は、大学の同級生で、天才的な美術家として有名な烏山響一から招待状を受け取る。それは叔父の烏山彩城が郷里の和歌山に造ったプライベートギャラリーへの招待だった。そこで彼を待ち受けていたものは・・・。 人は心の中に、他人に知られたくない部分を持っている。決して思い出したくない過去を持っている。自分の心の闇が白日のもとにさらされたとしたら?読んでいて何とも言えない恐ろしさがこみ上げる。本当の恐怖は人の心の中に潜んでいる。一番怖いのは自分の心の中に閉じ込めた、自分の中の醜い部ではないだろうか...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
事故か事件か?人の「死」には、さまざまな理由がある。人から「終身検視官」と言われる倉石の鋭い目が、現場の状況の中に隠された真実を暴いていく。8つの短編を収録。 うっかりすると見逃してしまいそうな些細なことの中に、大きな真実が隠されていることがある。倉石の鋭い観察力は絶対にそれを見逃さない。人の心の奥底に潜むものさえも、時には見抜いてしまう。事件や事故を機械的に処理するのではない。そこには温かな心遣いが感じられる。そこが倉石の魅力となっている。倉石はこれから先もずっと検視官を続けていけるの...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
幕末から明治を、疾風のように駆け抜けた新選組。彼らのさまざまな運命を、文書や証言によって鮮やかに描き出した傑作。 昭和の初め、新選組関係者、事件の目撃者の証言、数々の文書を集め編集して、この本が出版された。作者の丹念な調査で、新選組の生々しい姿が浮かび上がる。ドラマなどからは知ることのできないたくさんの事実。この本が新選組研究の古典として定評があるということもうなずける。日本の国のため、徳川幕府のために、命を懸けた新選組。その結末は、一時期の華やかな活躍に比べると、あまりにも悲劇的だ。だ...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:25
新選組という集団の中で、個々の人間は何を思い、どう行動したのか?新選組に関わった人たちの貴重な証言を集め、作者はまとめていった。彼らの素顔も分かる、貴重な記録。 実際に新選組を目の当たりにした者にしか分からない描写が、ここにはある。芹沢鴨の暗殺当夜の様子、その後の処理。池田屋事件、そして近藤勇の最期。墓から遺体を掘り出し故郷へ運ぶさまは、悲壮感が漂う。つかの間の華やかさ。それと対照的な末路。これがわずか百数十年前の出来事なのだ。残された家族などのその後も興味深かった。どんな境遇になっても...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:24
新選組の数々のエピソード、近藤勇の最期を描いた、新選組3部作の完結編。 「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」に書かれたエピソードのほかに、数多くのエピソードがあっただろう。だが、今となってはそれを語る人もいない。それらは歴史の中に埋もれてしまった。私たちはただ、過ぎ去った時の向こうに思いをはせるしかない。近藤勇は真の武士を目指した。彼は最期のときまで武士だったのだろうか?自分が農民のときを思い出すことはなかったのだろうか?幕末から明治、日本が大きく変わったとき、新選組があったこと...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:24
疲れきった心や体。だれにも救いを求めることができず、最後に選んだものは自殺。だれも知らない遠くで死のうと決心し、たどり着いた先は・・・。心癒される作品。 千鶴がやって来たのは、豊かな自然に囲まれた木屋谷の民宿。人々は自然の中に溶け込んで暮らしている。満天の星、新鮮な野菜、豊富な魚。そして山や海。千鶴は、ここには何でもあるような気がした。だが、彼女は気づく。ここにないのは自分の居場所だけだと。彼女の居場所は今まで暮らしてきたところにあるのだ。どんなにつらくても、彼女の居場所はそこなのだ。そ...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:23
あのアスカが帰ってきた!今度の敵は、アスカと同じく脳移植を受けた殺人鬼。だが「狼」と呼ばれる彼は、異常なほどアスカの存在にこだわった。なぜ?そして、アスカはどう立ち向かっていくのか? 前作「天使の牙」での衝撃的なできごと。この作品では、アスカは見事にそれを乗り越えている。世界に自分しかいないと思っていた脳移植者。それがもう一人いた!しかも恐ろしい殺人鬼だ。ロシア、アメリカ、日本の利害関係が交錯する。アスカと古芳はどうなるのか?アスカの鋭い分析能力、捜査能力が発揮される。最後の最後まで目が...
のほ本♪ | 2014.12.20 Sat 15:23
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