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JUGEMテーマ:ミステリ ○内容琵琶湖に近い余呉湖畔で女性の死体が発見された。殺害時刻に彼女の夫は博多、双子の弟は酒田にいてアリバイは完璧。しかし兄弟を疑う被害者の妹は推理作家の空知とともに探偵に調査を依頼する。そして謎めく第二の殺人が…。犯人が作り出した驚愕のトリックとは?有栖川作品の原点ともいえる傑作長編。 ○感想私はどちらかといえば、小さく綺麗にまとまっているミステリーよりもそれまでの作者の持っているアイデアを全部詰め込んで、若気の至りを恥じらうことなく押し出し、「やり...
のーみそコネコネ | 2013.02.19 Tue 20:28
恩田陸『私と踊って』(新潮社,2012/12)) 収録作品 心変わり 骰子の七の目 忠告 弁明 少女界曼荼羅 協力 思い違い 台北小夜曲 理由 火星の運河 死者の季節 劇場を出て 二人でお茶を 聖なる氾濫 海の泡より生まれて 茜さす 私と踊って あとがき 東京の日記 交信 『図書室の海』(2002)、『朝日のようにさわやかに』(2007)に続くノンシリーズの第3短篇集。 恩田陸が広げてみせる異容な世界にいつも唖然とさせられる。ダイナミックに動く(ほんとうに動く)「少女界曼荼羅」○の世界のたまらないスケール感...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2013.02.17 Sun 17:06
月村了衛『機龍警察 暗黒市場』(早川書房,2012/09) 二足歩行型有人搭乗兵器の闊歩する至近未来小説〈機龍警察〉シリーズ第3作。ゆるい国ニッポンでまかりとおる武器密売ビジネスに進出するロシアン・マフィア、迎え撃つ警視庁はかわいい子分…じゃなかった内偵中の部下をなぶり殺しにされたマル暴と、最新鋭兵装ならばお任せの特捜部SIPDの合同チーム。さて、特捜部の元傭兵・元モスクワ民警のユーリ・オズノフ警部は警視庁との契約を解除され、いまはロシアン・マフィアの大立者となった幼馴染のゾロトフとともに武器密売に手を染...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2013.02.16 Sat 11:09
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容 門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。 出発前日、親の外出をいいことに同級生が開いた壮行会から深夜帰ると部屋に女の死体が! 夜遊びがバレこれで渡米もふいだと焦った彼女は自分に気があるガンタに遺棄を強要する。 翌日発見された遺体は身元不明。別の同級生も失踪して大事件に。匠千暁、最初の事件。 ○感想 匠千暁シリーズ二冊目であり、最初の事件。(一冊目は時系列的にずっと後のお話) 匠千暁シリーズは石持作品のように与えられ...
のーみそコネコネ | 2013.01.31 Thu 20:02
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容奇天烈な洋館に集まった人々は目を疑った。六年前に殺された女流作家そっくりに、その妹が変貌していたのだ。そして姉の事件と同じ月蝕の晩、惨劇が彼女を襲う。“不思議な力”を持っているという黒髪を切られる手口も酷似して―。必要な手掛かりをすべて提示して「読者へ挑戦」する新本格ミステリの白眉。 ○感想綾辻行人による物理トリックシリーズ第二段。今作では、正式に読者への挑戦状が挿入され、フェアプレイの徹底と、強靭な論理が冴え渡る力作である。私も真剣に犯人を当て...
のーみそコネコネ | 2013.01.31 Thu 19:35
JUGEMテーマ:ミステリ○内容新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために篭もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯罪は行われたのか。二ヵ月前、前教主が遂げた奇怪な死との関連は?真っ向勝負で読者に挑戦する、本格ミステリの会心作。 ○感想あとがきにもある通り、十角、水車、迷路館などデビュー以来、インパクト重視の作品を立て続けに世に出してきた作者が幻想味を捨て、物理トリックを用いて緻密な犯人当てに挑戦...
のーみそコネコネ | 2013.01.29 Tue 23:52
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容都内で起きる連続強盗事件。東北の雪に閉ざされたホテルに無料で招待された6人の若い男女。強盗事件は双子の犯行とわかっていながら、兄弟どちらが実行犯か、警察は立証できない。一方、陸の孤島と化したホテルでは密室殺人事件が起きる。そして再び…。あざなえる縄のごとくに並行する二つの物語は、どこでどう結びつくのか。○感想『この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。』こんな一文から始まり読者にフェアに挑戦する旨を示し、さらにアガサクリスティの『そし...
のーみそコネコネ | 2013.01.24 Thu 22:49
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容亡き妻に謝罪したい―引退した不動産業者・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのは霊媒だった。インチキを暴こうとする超常現象の研究者までが方城家を訪れ騒然とする中、密室状況下で兵馬が撲殺される。霊媒は悪霊の仕業と主張、かくて行なわれた調伏のための降霊会で第二の惨劇が勃発する。名探偵・猫丸先輩が全ての謎を解き明かす、本格探偵小説の雄編。 ○感想前回読んだ『星降り山荘の殺人』はトリック一発勝負の作品だったが、本作は緻密に織り混ぜられた伏...
のーみそコネコネ | 2013.01.24 Thu 22:29
JUGEMテーマ:ミステリ面白かったです。このシリーズでは一番面白かったかも。古典部シリーズは、私だけかもしれませんが、やはりアニメの影響や舞台が自分も経験した高校生活をベースにしていることもありとても1つ1つのシーンは想像しやすい話だなーっと思いました。ミステリといっても殺人などがジャンルのものではないので余計にそうなのかもしれません(私はアニメをほとんどみてませんが、キャラクターの外見や声は見聞きしてるのでまんまそのイメージで小説も読んでます。)あとはこのシリーズの魅力はストーリーそのも...
スモログ。 | 2013.01.19 Sat 23:26
『このミステリーがすごい! 2013年版』(宝島社,2010/12) さて、2012年(2011/11〜2012/10)の国内編ベスト20位までのうち既読は以下のとおり。 綾辻行人『奇面館の殺人』 宮内悠介『盤上の夜』 伊藤計劃/円城塔『屍者の帝国』 幡大介『猫間地獄のわらべ歌』 伊坂幸太郎『夜の国のクーパー』 恒例の年間ベストだが今年はクセがない。無理に変化球で勝負することもないだろうけれど、「2012週刊ミステリーベスト10」とベスト10作品が国内で8作、海外で7作被っているとは驚き。でも、幡大介を教えてくれた『このミス』には...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2013.01.14 Mon 11:40
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