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BSでドラマ化された坂木司さんの「青空の卵 (創元推理文庫)」を読みました。 『青空の卵』あらすじ 過去のトラウマから心を閉ざし、引きこもり生活を続けるプログラマー鳥井と、彼を支える友人・坂木。人を信じられない鳥井は、坂木のみを信じ、彼の開いてくれる窓からしか世界をみれない。平凡な坂木は非凡な鳥井に憧れ、彼が自分以外の人間と交流を持てるように心をくだく。 あるとき、買い出しに行ったスーパーで出会った女性・巣田香織との出会いによって、2人は近所で起こる男性へのストーカー被害事件に関わることに。そ...
日々の書付 | 2012.08.30 Thu 23:31
旧日本軍のスパイ学校・D機関を舞台にしたスパイミステリ小説「ジョーカー・ゲーム」読了。 いやー、面白かった!痛快なミステリ仕立てのこのスパイ小説は、ドキドキハラハラしながらページをめくる手が止まりません。私の大嫌いな戦前の軍国主義的空気はほとんどなく、逆に固定概念にとらわれないことが信条のD機関は頭脳ゲームを駆使して二重三重に張り巡らされたスパイゲームを解いていきます。 「ジョーカー・ゲーム」に収録された短編は、D機関のスパイが潜入し情報を得るものや、当初、D機関と関わりをもたない人物からの...
日々の書付 | 2012.08.29 Wed 23:55
JUGEMテーマ:ミステリJUGEMテーマ:小説全般JUGEMテーマ:本の紹介 ぶあつい本を見ると、 無条件で興味がわきます この本も、「厚さ」だけで何気なく買った1冊。 作者は清涼飲料水をもじったのだろう、 「清涼院流水」というふざけた名前。 ミステリーなんですが、 とにかく人がものすごく死にます。 最終、何人だろう。 50人以上は亡くなっていると思う。 これ、どうやってまとめるんだろう・・・。 と不思議に思いながら、読み進めているうちに、 「たぶん、こうまとめるしかないよなあ」と気づいてきます。 まさし...
異文化のつぶやき。 | 2012.08.08 Wed 21:00
城平京『虚構推理 鋼人七瀬』(講談社・ノベルス,2011/05) いかにもライトノベルな体裁で、妖怪に魅入られた岩永琴子(一眼一足)と桜川九郎(アレの肉を食べた)が、鉄骨を片手にミニスカートのドレスで街を徘徊する亡霊になったアイドル鋼人七瀬の謎と対決する。対決は一気にエスカレートし、ただ謎を推理するというレベルではおさまらず、こちらの世界とあちらの世界が論理と論理で対決する超論理的な展開に息を呑む。というか、ぶっちゃっけ そう、これは推理ではない。とんちだ。[p.168] ということになるんだけど。ただの真...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2012.07.22 Sun 13:12
初野晴『千年ジュリエット』(角川書店,2012/03) 収録作品 イントロダクション エデンの谷 失踪ヘビーロッカー 決闘戯曲 千年ジュリエット 大好評青春ミステリ"ハルチカ"シリーズ第4弾[帯] 装丁の意趣を変えたのは第3作『空想オルガン』限りとして、ふたたび制服の女子高生がカバーに復活したのは慶賀なり。 さて、冒頭から「ありがとう日野原さま。文化祭開催はあなたさまのおかげです。清水南高生徒一同」と来ました。ハシカが流行して市内の中学高校のイベントが軒並み中止になるなか、清水南高文学祭は日野原生...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2012.07.21 Sat 04:56
JUGEMテーマ:ミステリ「私たちはお客様の幸福を祈っています。でも自分たちが無力であることもわかっています。だからこそ、御出発のお客様には、こう声をおかけするのです。お気をつけて行ってらっしゃいませ、と」自分は今、誰よりもホテルマンらしく振る舞わねばならない、と思った。刑事だとばれるのは論外だ。それどころか、出来の悪いホテルマンと思われてもならない。ホテルの信用を落とすことになるからだ。「(前略)ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被ってる、そのことを絶対に忘れてはならない、と」「(前略...
花詩古書館 | 2012.07.03 Tue 01:03
JUGEMテーマ:ミステリJUGEMテーマ:本の紹介 ○内容北沢大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル“あかずの扉”研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー六人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館“流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック!本格推理魂あふれる第十二回メフィスト賞受賞作。 ○感想本作は推理魂溢れる館物のミステリーとして、トリックも論理も伏線も完成度が高く、デビュー作ながら高い技術力を見せ付けてくれる。だがしかし、小説として致命的な...
のーみそコネコネ | 2012.06.23 Sat 16:09
JUGEMテーマ:ミステリ以前このブログで道尾秀介の本を2冊紹介したが、あれから結構そろったのでUPしてみようと思う。上の段 左から龍神の雨(りゅうじんのあめ)すべては雨のせいだった。雨がすべてを狂わせた。血のつながらない親と暮らす二組の兄弟は、それぞれに悩みを抱え、死の疑惑と戦っていた。些細な勘違いと思い込みが、新たな悪意を引き寄せ、二組の兄弟を交錯させる。両親の死の真実はどこに? すべての疑念と罪を呑み込んで、いま未曾有の台風が訪れる。慟哭と贖罪の長編作。鬼の跫音(おにのあしおと)本書は、道尾...
Bunzou's Worldly desires | 2012.06.17 Sun 10:29
前から気になっていたので図書館で借りてきました。 普通に面白くて、やはり話題になっただけはあるなと思いました。 影山の推理を読みながら、「じゃあ犯人はコイツか?」などと予想してみたり…。 しかしその一方で、トリックや犯行動機などが強引過ぎではないか、という疑問もありました。 いつも影山が推理していたので、麗子が刑事として成長していく描写もあればいいのになぁと思いました。 まぁ、影山が推理していくのも、この本の魅力だと思うのですが…。 内容には関係ないのですが、表紙や帯のタイトルの『謎』とい...
目移りな日々 | 2012.05.31 Thu 23:03
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