夏になると読み返したくなる本です。名作「十二国記」「ゴーストハント」の作者・小野不由美さんが描く子供向けの、けれど本格的なミステリ「くらのかみ」。 幽霊や妖怪、家にかかる行者の呪い、一見、たたりのような事故が発生しますが、実はそれにはちゃんとした犯人がいて、それを子どもたちが突き止めていく物語です。また、古い田舎の家で、みんなと遊ぶ夏休みのワクワク感、夏が終わって帰る時の切なさなど、怪奇現象と現実が絶妙に混じり合って、不思議な夏休みの事件となっています。 耕介は、夏休みに父と一緒に田舎の...
日々の書付 | 2011.08.31 Wed 14:27
JUGEMテーマ:ミステリカテゴリはミステリ?でよいのかな?よくわからない試し読みで、3時間くらいで読了。ホントは違う本読もうと思って本屋さん行ったんだけど。辻村さんの新刊。ペース早いなあ。もし直木賞とってたら「直木賞作家最新作!」って帯がついてたんだろうなー自然を切り売りし、観光業に手を出すなどして時代を乗り切ってきた山間部の街で「自分は異質だ」と感じながら過ごす高校生男子広海のお話。大型ロックフェスを誘致して、その恩恵にあずかることで街は保っていた。広海はこの街で自分だけがそのフェスを本...
あなたの書棚はどんな棚? | 2011.08.26 Fri 01:57
「人は人を救えないよ、関口君」 京極堂はそう云った。「僕は神や仏ではなく、人だ」「しかし、神も仏も」「そうだ。嘘っ八だ。だから人は他人に騙されるか自分を騙すか、そうでなければ――」 自分の目で現実を見て自分の足でその場所に立つしかないんだと、私の友人はそう云った。「傷の手当ては他人にも出来るさ。でも手当てをしたってそれで傷が治る訳じゃない。本当に傷を治すのは傷を受けた当人だ。当人の肉体だ。傷は自分で塞がるものなんだ。手当てと云うのは傷を治す手助けに過ぎないし、時に傷を受けるより痛いものだ。治る...
少年は跳ぶ | 2011.08.21 Sun 21:13
JUGEMテーマ:ミステリ夏になるとアガサ作品が読みたくなるのは、両親が共働きのため一か月家でゴロゴロしながらアガサ作品を読み漁ることに尽力していた小学生時代をうっすら思い出すからか。いままで読んだことなかったのがお恥ずかしいくらいの言わずと知れた代表作ですね。実はアガサ作品は短編ばかり読んでいたので、長編はほとんど読んだことがない。読むと面白いってことはわかってるんだけど、やっぱり流行りものも読みたいので、どうしても読みたい本がないときしかアガサ作品は読むタイミングがない。まあ常に読みたい...
あなたの書棚はどんな棚? | 2011.08.18 Thu 23:47
JUGEMテーマ:ミステリ 友達の友達にミス研の方がいたので、「なにかオススメを紹介してください!」と無茶ブリをして貸してもらった本。なんかタイトルがいかにも!ってかんじだったので本格で重たいかと思ったけど、結構読みやすかったー。メフィスト賞出身の方だったんですね。なるほど。雪山と2本の橋と登場人物の数だけ用意された人形と洋館と、いいですねえいかにもって感じで。探偵役のキャラ設定もわたし好みでとても良い。ふたりのエピソードとかもっと見たかったな。ちょいちょい出てくる音楽関係のネタを理解できるの...
あなたの書棚はどんな棚? | 2011.08.18 Thu 23:33
JUGEMテーマ:ミステリ今の時期にぴったりな、ちょっぴり怖いお話が詰まった短編集。都市伝説とか怖い話苦手なので、読み始めてからそういう趣旨の本だってことに気が付いておおおおおってちょっと後悔したり。表紙かわいいなっておもったけどよくみたら不気味。収録作は踊り場の花子ブランコをこぐ足おとうさん、したいがあるよふちなしのかがみ八月の天変地異の4作。どれもおもしろかったです。怖かったけど。辻村さんのお話は中学生に読んでほしいなーって話が多いのですが、このお話は人によっては中学生でも解説が必要かも…...
あなたの書棚はどんな棚? | 2011.08.18 Thu 23:25
JUGEMテーマ:ミステリ読み終わりましたー火の粉!裁判官に無罪判決を下された男が、その裁判官の隣りの家に引っ越してくるお話ですー。で、無罪にはしたけど、ほんとに安全な人物なのか?というお話ですー。ぱん、手に汗握っちゃいましたー。ぱんのおとなりさんはタチバナさんなので、とても安心ですー。ってタチバナさんに言ったら、「本当にそうかな?」と、金属バットをかざして怖い目でみてきたので、すたこらさっさと逃げてきましたー。タチバナさん、冗談きついですー。さっき、おわびに大学いもをたくさんもってきてくれました...
パンパパパン | 2011.08.18 Thu 21:15
黒揚羽の夏の内容は離婚協議中の両親の都合で、 祖父のいる東北の田舎に預けられた千秋、美和、颯太。 町に台風が訪れた日、美和は水たまりに映る不気味な女の姿を見る。 それが不可解な事件の始まり・・・ 妖しくも美しいひと夏のミステリー小説の黒揚羽の夏を読むならここ 黒揚羽の夏 (ポプラ文庫)...価格:630円(税込、送料別) JUGEMテーマ:ミステリ
人妻なおみのいろいろ日記 | 2011.08.06 Sat 19:35
JUGEMテーマ:ミステリ直木賞候補になった辻村さんの最新作。クラスで派手なグループに属する「リア充」な女の子と、ちょっとパッとしない「昆虫系」な男の子がふたりでこっそり共犯者になろうとするお話し。思春期の心の揺れとかちょっとした痛みとか絶望感とか、そういうのを思い出しました。相変わらず辻村さんの描く女の子の心情とか、友人間の力関係とかは的確というかエグイ…きっと「共犯者」にはなれずじまいで終わるんだろうなあと、予定調和かもしれないけど安心して読めるのが辻村作品の良いことろだと思っています。...
あなたの書棚はどんな棚? | 2011.08.01 Mon 23:26
JUGEMテーマ:ミステリ○内容しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ!かくして、二つの殺人事件の第一容疑者となった流平の運命やいかに?ユーモア本格ミ ステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作。 ○感想最近、やたらと各書店で取り上げられている東川篤哉のデビュー作。ユーモアミステリーってジャンルらしいし、気軽に読めるキ...
のーみそコネコネ | 2011.07.31 Sun 22:08
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