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JUGEMテーマ:ミステリ『庭に孔雀・裏には死体』 の続編で、シリーズ第3作にあたります。はやくも舞台を孤島に変えた前作に比べ、いつものフィールドでいつもの面子で展開された今作のほうが好きだな!作品のドタバタパワーも戻ってきた感じ。今回は「植民地時代を再現する」という大規模イベントをマイクルの母が企画し、それに工芸品店を出すため四苦八苦するメグの様子から始まります。もちろん建物から服装からすべて当時を再現します。数日間続くイベントのため、参加者は野外に張ったテントに泊まりこみ。うわー、悲惨。「...
dry yeast | 2010.04.11 Sun 01:03
JUGEMテーマ:ミステリある町のレストランのメニューにウサギ料理が載ると、若い女性が殺される。という事件を紐解くブラックユーモアミステリです。いやもう、風が吹けば桶屋が儲かる的に、ささやかな事象が重なって重なって重なって、事実冒頭のからくりを形成しているのです。一部カラクリに、循環を止める穴があるにはあるのですが、ちゃんとストーリー内で封じられていたので満足。訳者があとがきで「私がその昔こんな作品を訳してたなんて、驚きでしょ」的なことを書いていたので気づいたのですが、この人「転々」の作者ですね!...
dry yeast | 2010.04.11 Sun 00:30
JUGEMテーマ:ミステリ噂の海洋小説です。映画のような映像的な面白さでぐいぐい読めます。が、2/3のボリュームで同じこと描けたんじゃないかなー…。無駄に長かったです。削れなかったんだね。どのエピソードが特別に無駄、というわけでなく、すべてにおいて少しずつ冗長な感じです。面白いので、一度ハマればざーっと読めてしまうと思いますが。アメリカ風刺がものすごいと思ったら、ドイツの作品なんですね。アメリカ作品にしては妙だと思った。海洋生物の神秘を、一生懸命聖書と矛盾しないよう組み立てるあたり、理解不能すぎて感心...
dry yeast | 2010.04.11 Sun 00:13
JUGEMテーマ:ミステリ親友の殺害容疑をかけられて投獄された主人公が、獄中でできた友人とすり替わり釈放され、真犯人に復讐を果たすストーリーです。さすが、ストーリーテラーだなあ。勢いがあってキャラも人間くさくて、面白くさくさく読めます。そしてもちろんエンディングは痛快。まあ、人の入れ替わりってそんなに簡単じゃないと思うよ!とか思いもしますが、小説だし。もしかして意外とできるのかな?実は文盲だった主人公が、みるみる知識と教養を身につけていくあたりが爽快です。
dry yeast | 2010.04.10 Sat 23:57
黄金仮面登場 Originally uploaded by amadeusrecord 江戸川乱歩の黄金仮面には想い出もあって、優れた風合いのある文学・・・少年向けのジュブナイルかも知れないけれども、それは出版社が適宜原作の文章から平易な表現に改めていたからの事です。まあ、特に情感たっぷりな言い回しではありませんけれども色気があります。 実際に情事を思わせる描写もあるし、上品なエロは小学生の時に感じて以来改めて読み返しても風合いがあせてところがありません。 当時何度も読み返したので古いつくりの単行本でしたから...
クラシック音楽を楽しむアマデウスレコード | 2010.04.09 Fri 23:36
JUGEMテーマ:ミステリ「(前略)あなたを追いつめるには、何とかもう一つあなたに嘘をつかせる必要があったのです」「嘘を隠すには、もっと大きな嘘が必要になる」「人生においてもね」加賀シリーズの短編集です。短いお話で見ると、加賀さんのキャラってもしかしてつかみにくい……? 淡白な感じがしました。優しいには優しいんだけど印象には残らない、みたいな。でも最後のはアツかったです。ラインナップは、嘘をもうひとつだけ/ 冷たい灼熱/ 第二の希望/ 狂った計算/ 友の助言――になります。嘘をもうひとつだ...
シャケのキモチ。 | 2010.04.08 Thu 21:22
JUGEMテーマ:ミステリ 2010.4.8 読了。1を読んですぐに2が出ていると知ったので、早速。私は今回どの作家さんの本も読んだことなかったので、新鮮でした。各々特徴もあって、楽しめました。 でも私はやっぱり1の伊坂さんのがいちばん好きだったかなぁ〜。
まあ、もうちょっといってみよう。 | 2010.04.08 Thu 14:22
JUGEMテーマ:ミステリ 4月第1週。新たなスタートを感じさせる時期です。私にもそろそろ本格的な2010年度が訪れます。さて,そんな今週の新刊情報です。私が一番注目しているのは,『 オーディンの鴉 』 (福田和代)です。福田和代は今後ブレイクする可能性を秘めた作家だと私は見ています。ただ,重厚かつ精緻ともいえる文章は今の時代にあまりマッチしていない気もします。私は好きですが,ブレイクするかは運次第でしょうか。また,井上夢人の久しぶりの作品である『 魔法使いの弟子たち 』 (井上夢人)も注目です。実...
Cosmos of Books ミステリの書評ブログ | 2010.04.07 Wed 23:14
JUGEMテーマ:ミステリ 4月,新年度のスタートです。このブログもなんだかんだで3カ月以上続いています。そんな4月のスタートは『身の上話』 (佐藤正午)を取り上げることにします。田舎の書店員だったミチルが,勤務中に男と駆け落ちし東京へたどりつく。そして駆け落ちする直前に買った宝くじが当選したことでミチルの悪だくみが始まりいろいろな事件に巻き込まれていく。そして最終的には追われる身となり,ミチルは逃避行を始め・・・人生の不可思議さを独特の調子で語った作品。とあらすじを書いても本作の良さはよくわから...
Cosmos of Books ミステリの書評ブログ | 2010.04.04 Sun 22:30
JUGEMテーマ:ミステリ3月31日,年度の終わりです。しかし,本の世界に区切りなどな,くただ淡々と時は流れていきます。さて,そんな今週の新刊情報です。まずは何といっても『 光媒の花 』 (道尾秀介)でしょう。道尾ファンの私にとっては今週の注目度No.1です。この作品が書けただけで作家になった意味があったと言ったほどの作品,仕上がりが楽しみです。しかし,今週はこれだけにとどまりません。『 オー!ファーザー 』 (伊坂幸太郎)『 エデン 』 (近藤史恵)『 ブラックチェンバー 』 (大沢在昌)など,売れっ子作家の作品が...
Cosmos of Books ミステリの書評ブログ | 2010.04.01 Thu 00:03
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