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リアルワールド 桐野夏生 読書感想文

  リアルワールド (集英社文庫(日本)) 著者 桐野 夏生 販売元 集英社 価格(税込) ¥ 500   リアルワールド  桐野夏生著    軽めな感じの感想です。   ネタバレ 注意

うかれぼっちーズ | 2011.03.04 Fri 18:20

2月28日(月) 曇り、微風 夜半雨 閑話休題 《 週末に読んだ自叙伝『真珠湾攻撃総隊長の回想』 》

 2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センターが体当たり航空機で壊滅した時『第2の真珠湾攻撃』とアメリカ国内では喧伝された。 それほど、アメリカの歴史ではこの攻撃は衝撃が強かったことを物語る。 1941年12月8日、第1次攻撃隊183機をハワイ・真珠湾攻撃隊を率いたのが淵田美津雄中佐(当時)で、この自叙伝は没後に子息が保管していた自筆原稿をノンフィクション作家が時空列にまとめたもので、500ページを超す。 淵田は海軍の参謀を務めた人間で、参謀というのは作戦命令を書くため文章は簡略明快、要点を突く訓練が成さ...

セブ島工房 | 2011.03.03 Thu 12:07

2011.3.2 高瀬舟

通常執行猶予になる些細な罪を犯した人を、裁判所が実刑にしたという話があるようです。 理由は、寒い冬を外で過ごすより、その人にとっては刑務所のほうが恵まれているから。 裁判官の「温情判決」ということらしいです。 (事実かどうかはわかりません。) 森鴎外の「高瀬舟」を久々に読み返してみました。 これは、殺人とはなにか、ということを問いかけた小説とばかり思っていました。 たしかにそれはメインテーマだろうと思います。 ただ、それに加えて、シャバより牢屋のほうが待遇が良いという矛盾、も提起してること...

浜松市のとある税理士のひねもすのたり | 2011.03.02 Wed 09:13

『ヤノマミ』を読んだ! ―ちょっと文明の意味を考えてみたりする。

JUGEMテーマ:書評 ヤノマミとは、ブラジルとベネズエラにまたがる森の中に暮らす先住民族で、先史時代から今に至るまで、伝統や風習をほぼ変えることなく暮らしています。 彼らの言葉で人間を意味する言葉が「ヤノマミ」。それに対して、彼ら以外の人間、あるいは「人間以下の者」を指す最大級の蔑称が「ナプ」。ヤノマミの集落に訪れた、NHKの取材班がナプとして彼らの生活を追いかけた記録が、この1冊です。

歴史道楽 | 2011.02.27 Sun 23:26

薔薇のマリア(11) 十文字青

JUGEMテーマ:書評JUGEMテーマ:ライトノベル 角川スニーカー文庫 2009年05月おススメ度 6母を灰死病で亡くし、父を捜しにエルデンへとやってきたルーシーは、悪漢にさらわれかけた所をマリアに助けられ、マリアやトマトクン達が住んでいる家へと招かれる。ZOOと共にアンダーグラウンドへと誘われるが、ルーシーはアンダーグラウンドに耐えられず、別の仕事を捜し始める。自分の仕事を模索する中、声をかけてくれたのはやはりマリアだった。新章突入ですね。とにかくマリアやルーシー達の勘違いに次ぐ勘違いが面白かったです。ル...

小説の海 ブログ | 2011.02.19 Sat 11:19

“初陣 隠蔽捜査3.5” 今野敏

JUGEMテーマ:ミステリJUGEMテーマ:書評JUGEMテーマ:◆おすすめな本JUGEMテーマ:警察小説  いやぁ〜、久々に面白かったし、スカッとしましたぁ〜!今野敏さん、有難う!って感じです。 私としては、!これは、副題に“隠蔽捜査3.5”とある様に、“隠蔽捜査”シリーズのスピン・オフですね。 それで、またまた短編集です。 私ってば、最近、短編集ブーム・・・?ですかね?指揮初陣休暇懲戒病欠冤罪試練静観の八編。警察官僚、竜崎伸也(東大法学部卒)、伊丹俊太郎(私大卒)、小学校時代、同級生の二人。 同じ“キャリア...

“寝湖世 NOINU” の クタクタ、でも云いたい放題、やりたい放題 | 2011.02.12 Sat 12:36

小説『ネアンデルタール』を読んだ。 ― 数万年前に滅んだ隣人たちにロマンを感じる今日この頃。

JUGEMテーマ:書評  ここまでやってきたのはこのためだったのよ。スーザンはそう自分に言い聞かせた。やっと彼らを見つけたのだ。彼らは確かに存在していた。ケリカットは正しかった。科学者としてのスーザンは狂喜していた。考えてもみて、二つの種族がここにようやく再会するのよ。何年ぶりになるのかしら―三千年ぶり? そして暗い思いが湧き上がる。でも、それが誰かに知られることはあるのかしら。 先史時代にあって、人類の進化の系譜の中で「ネアンデルタール人」はなかなか興味を惹く存在です。 ネアンデルター...

歴史道楽 | 2011.02.12 Sat 03:54

田中芳樹訳『隋唐演義』を読んだ! ― [歴史]×[ 物語]が導きだす魅力

JUGEMテーマ:書評 僕が歴史好きになったのは、小学校の高学年の頃。その頃、日本語で読める中国の歴史小説で描かれる時代は、物凄く限られていた。 その状況が変わるキッカケの一つになったのは、たぶん田中芳樹が『隋唐演義』を翻訳し、それがけっこうなベストセラーになったからだと思う。 実を言うと、僕は田中芳樹訳の『隋唐演義』を発売日に買ったまま、かれこれ十年以上、本棚に眠らせていた。というか、冒頭をちょっと読んで、それっきりになってた。当時は翻訳文体がどうも苦手なのもあったし、何だか展開が散漫で...

歴史道楽 | 2011.02.09 Wed 00:37

『身の上話』佐藤正午 (著)―読書記録

人生にも必ず岐路はあるのか、ところどころで、判断・選択はできるのか。 それとも、人との出会いが、人生を決めるのか。 この主人公の流され方に、自分は違うと言い切れますか。 人間・人生の不可思議をとことん突き詰める、著者の新たな代表作の誕生!(帯引用) ■↓商品の詳細・購入はこちら  身の上話 ■ 楽天市場(楽天ブックス) で『【送料無料】身の上話』の詳細・購入はこちら ■ 書店受け取り送料無料のe-hon で『身の上話 佐藤正午』の購入・詳細はこちら  人の運命はほんの些細な切欠から思いもかけない展開を辿る...

Existence〜存在すること〜 | 2011.02.08 Tue 08:43

『詳説世界史』を買ってしまった。

JUGEMテーマ:書評 たまたま書店を覗いたら高校の世界史の教科書であるところの、『詳説世界史』が普通に売っていた。。。 こないだ電話で問い合わせたら、 「この時期は普通の書店では買えないと思います」 って言われたのに! 結局、購入してしまった。

歴史道楽 | 2011.02.05 Sat 12:53

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