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小説・その他に関する書評、とまでは行かなくても読書感想文も。
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魔王は甘くささやく 瀬川貴次

JUGEMテーマ:書評  コバルト文庫 2010年02月おススメ度 7ロマンス小説が大好きな少女エリザ。古書好きの父とメイドのマーサと暮らしていたが、父は最近被害が増えていた奇妙な狂犬病に感染し死亡してしまう。父の死後借金問題も発覚し途方に暮れるエリザだったが、以前父を訪ねて来たギリアンが古書を高値で買い取ると申し出た上に、エリザに求婚する。ある時エリザはポーの詩集を口にすると、それが現実に起こる事に気づく。実はエリザは魔女の血をひいていると父から聞かされていた。やがて父が死んだ時に知り合った警部ジ...

小説の海 ブログ | 2012.01.12 Thu 21:00

烙印の紋章(8) 杉原智則

JUGEMテーマ:書評  電撃文庫 2011年04月おススメ度 8メフィウスの侵攻より西方を救ったオルバは、銃撃を仮面に受けボーワンの元で治療を受けていた。目が覚めたオルバは、ビリーナが行方不明だと知り捜索に向かおうとするが、タウーリアとメフィウスが戦闘状態の為メフィウス人であるオルバはシークに捜索を咎められる。そしてオルバはある決意と共に、シークに手紙を託す。その手紙を携え、シークはメフィウス領であるアプター砦のローグ・サイアン将軍の元へと向かった。前回仮面を銃撃される、という所で終わっていたので...

小説の海 ブログ | 2012.01.04 Wed 20:03

書評か

豊崎由実『ニッポンの書評』(光文社・新書,2011/04) 書評というものは、まずなにより取り上げた本の魅力を伝える文章であってほしい。読者が「この本を読んでみたい」という気持ちにさせられる内容であってほしい。自分の考えを他者に伝えるための容れ物として対象書籍を利用してはならない。書評は作家の機嫌をとるために書かれてはならない[p.26]という覚悟のもとに、書評愛を存分に語り、返す刀でダメ例としてあげたプロによる新聞掲載書評からAmazonのカスタマーレビューや書評ブログの浅墓記事までメッタ斬り。著者の考える...

更・ぅれしぃがらし日記 | 2012.01.03 Tue 05:01

はやぶさ新八御用帳(2)  平岩弓枝

JUGEMテーマ:書評  講談社文庫 1993年09月おススメ度 7降り出した雨の中、同心・高丸龍平と共にさくら茶屋に立ち寄った新八郎。美しい娘達がいるのその店で寛いでいると、激しい雷が落ち、気付くと茶屋の女の死体があった。更に最近橋の袂に奇妙な張り紙まであり、海賊までが現れ始める。私は時代物の推理物が苦手です。現代物ならある程度予測がつくのですが、時代が古くなるだけで何故かちんぷんかんぷんになります。ちんぷんかんぷんながらも今回も怪しいのはこの人物かな?と想像したり、でもその謎が分からない……と、楽...

小説の海 ブログ | 2011.12.15 Thu 22:12

小説『草原の風』(中)を読んだ。完璧超人・劉秀が躍動する!

JUGEMテーマ:書評 後漢の光武帝・劉秀の足跡を描いた小説『草原の風』。上巻では劉秀の常安留学を経て、赤眉の乱、そして劉秀たち劉氏一族の決起までが描かれましたが、中巻では決起した劉秀の初陣に始まる戦乱の日々が描かれます。

歴史道楽 | 2011.12.11 Sun 10:42

小説『マラトン』を読んだ。古代ギリシアと直角三角形とヨーヨーと。

JUGEMテーマ:書評  前5世紀初め、2度にわたってペルシアは大軍を送りギリシア本土に侵入した(ペルシア戦争、前500〜前499年)。このときまでに市民全員が政治と国防にあたる体制をつくりあげていたギリシアの諸ポリスは、スパルタとアテネを先頭に一致してペルシア軍を破り、ポリスの自由をまもった。上陸したペルシア軍を撃退し、近代オリンピック競技の「マラソン」の起源ともなったマラトンの戦い(前490年)や、ペルシア艦隊に大勝したサラミスの海戦(前480年)などが史上に名高い。 『もういちど読む山川世界史』より引...

歴史道楽 | 2011.12.04 Sun 22:28

烙印の紋章(7) 杉原智則

JUGEMテーマ:書評  電撃文庫 2010年12月おススメ度 8婚約者であったギルの死後もメフィウスに止まるビリーナは、アプターでギルと共に戦った近衛兵に会いにローグ・サイアンの元を訪れる。そこでホゥ・ラン達と再会するビリーナ。ギルの死に疑問を持つ彼女はホゥ・ランと共に再びアプターへと向かった。しかしそこでメフィウスがタウラン征伐に乗り出したと知る。久々のビリーナの登場、今までとは打って変わって彼女が主人公の様な巻です。少しずつギルとの物理的な距離は近づきますが、周りで起こったのはメフィウスのタウ...

小説の海 ブログ | 2011.12.02 Fri 21:05

重力ピエロ 伊坂幸太郎

JUGEMテーマ:書評  新潮文庫 2006年07月おススメ度 6泉水の弟春は、学生の頃女性徒を襲った男子生徒を撃退し、更に女性徒にまでバットを振るった。春は「性的なるもの」に、怨讐に近い嫌悪感を抱いている。なぜならば春は父と血が繋がっていない、母が突然部屋に入ってきた男に襲われた時の子だった。やがて泉水は遺伝子情報会社に就職し、春は落書き消しを仕事とした。その春から泉水の会社が放火されると連絡があり、実際その通り会社は放火される。以前から連続放火が続いており、春はその放火にある関連性がある事を見抜...

小説の海 ブログ | 2011.12.02 Fri 20:58

重力ピエロ 伊坂幸太郎

JUGEMテーマ:書評  新潮文庫 2006年07月おススメ度 6泉水の弟春は、学生の頃女性徒を襲った男子生徒を撃退し、更に女性徒にまでバットを振るった。春は「性的なるもの」に、怨讐に近い嫌悪感を抱いている。なぜならば春は父と血が繋がっていない、母が突然部屋に入ってきた男に襲われた時の子だった。やがて泉水は遺伝子情報会社に就職し、春は落書き消しを仕事とした。その春から泉水の会社が放火されると連絡があり、実際その通り会社は放火される。以前から連続放火が続いており、春はその放火にある関連性がある事を見抜...

小説の海 ブログ | 2011.11.30 Wed 21:24

小説『草原の風』(上)を読んだ。待ちに待った光武帝・劉秀の物語!

JUGEMテーマ:書評  王莽は、国号を新(8〜23年)と改め、周の制度を手本とする復古政策を進めた。しかし、土地制度の改革・貨幣の改鋳・専売の強化などは、社会の実情にあわず混乱を増した。そのうえ飢饉にみまわれ、農民の反乱(赤眉の乱,18〜27年)なども起こって新はまもなくほろんだ(23年)。新に変わって統一を実現したのは、後漢(25〜220年)の建国者光武帝劉秀(位25〜57)である。漢の一族であった彼は、豪族たちの支持をえて帝位につき、洛陽に都を定めた。 『もういちど読む山川世界史』(P.40)より引用 教科...

歴史道楽 | 2011.11.26 Sat 12:31

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