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猫の旦那とネズミの女房の動物寓話です。よって、それになぞらえた人間が描かれているのでしょう。最後にネズミは猫に食べられてしまいますが、この物語をどうとらえるべきでしょうか。 いろいろな視点から読むことが可能ですが、動物寓話ですので、方向性としては、登場者それぞれの道徳が、どのように働いているか、という視点で読むのが妥当なのではないでしょうか。ここでは、さらに、ネズミの側に焦点を当ててみることにします。 ネズミは騙されたと知っても、道徳に反して、自らの正義を主張せず、我が身を守るために...
'ものがたり'散策 | 2016.12.29 Thu 19:24
『かえるの王さま』はグリム童話の各版で冒頭を飾る、あまりにも有名な物語です。トールキンも自著『妖精物語について』の”妖精物語とは何か”の第五章目で妖精物語の逃避の機能との関係で、妖精物語(ファンタジー)としてのこの物語の引用をして、自身の思うところを代弁させています。 それは、妖精物語が果たしてきた逃避の機能に関して、どこまで実効性があるのかといったようなことです。 たとえば、逃避しようにも、どうしたって逃れられないように思われることがあります。ある種の苦痛がそうであるし、一番極端なものは...
'ものがたり'散策 | 2016.12.28 Wed 18:41
トールキンは、論文『妖精物語とはなにか』第2章で、妖精物語だけに限ったお話しとはせず、神話や民話なども含む、物語全般の起源を考察しています。しかし、彼の関心は起源自体にはあまり向かわず、何故、ある物語が今日まで語り継がれてきたか、ということに論点のウエイトをおいています。 そしてトールキンは、時の語り手による、道徳的な禁制の配置などの、文学的な保存価値を考慮された、恣意的な取捨選択を経て、それらの物語が、後世にまで残るかどうかが定まる、と述べるに至っていました。その過程で、古くから伝わる民話...
'ものがたり'散策 | 2016.12.27 Tue 18:38
JUGEMテーマ:グリム童話 「7羽のからす/1981年版(Die sieben Raben)」の内容をまだお知らせしていませんでした! あらためて、ご紹介します。 このお話はグリム童話の中でも日本ではあまり有名ではありませんね。 ファンタジー色の濃いお話です。 男ばかり7人の兄弟を持つお父さんとお母さんに待望の女の赤ちゃんが生まれます。 お父さんは兄弟たちに赤ちゃんのための洗礼の水を取りに行かせますが、 時間がかかったことに怒って「からすになってしまえ!」と毒づきます。 すると、 兄弟たちは本当にからす...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.29 Tue 14:49
JUGEMテーマ:グリム童話 こちらは、リトルゴールデンブックの 「ルンペルスティルツキン(Rumpelstiltskin)」。 先日のピクシー絵本版とちょっぴり表記と発音が違います。 英語ぽい響きになっていますね。 内容はピクシー絵本版とほぼ同じですが、ビジュアルイメージは大きく違います。。 はっきりした色合いの不透明水彩、メルヘン&ファンタジックなタッチの絵柄です。 これが、粉引き屋の娘さん。 花も恥じらう乙女といった感じですね。 粉引き屋は「打ちの娘はわらから金をつむぎ出せるんです。...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.24 Thu 15:19
JUGEMテーマ:グリム童話 1980年代に出版されたグリム童話の人気シリーズの1冊、 「かえるの王様/1984年版(Der Frosch König)」も再入荷しています。 このお話、寓話や教訓というより、結果オーライ的な内容。 あまりグリム童話らしくないかなと思えるのですが、そこがまた軽快でいいかなと。 内容は以前にご紹介しています。 この絵本も人気のわりには本当に数が少なく、久しぶりの入荷です。 今回入荷のものは、やや状態が良くなく、その分お値段もリーズナブルにさせていただいています。 商品情...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.16 Wed 09:56
JUGEMテーマ:グリム童話 ピクシー絵本は、やはりグリム童話のバリエーションがとっても豊富。 今回は、特にプリンセスの絵本がたくさん集まりました。 同じお話でも、全く違う絵柄のものがあったりで、見ていて飽きません。 今日、ご紹介するのは、お姫様のお話でも ちょっぴり変わり種の 「かえるの王様/1984年版(Der Frosch König)」。 「かえるの王様」は今までに何冊か入荷していますが、このバージョンは初めての入荷です。 このお話のどこが変わっているかというと、このお姫様、性格悪いんですよ。 ...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.14 Mon 13:54
JUGEMテーマ:グリム童話 ドイツの伝承といえば、そう!グリム童話。 ピクシー絵本にもグリムのお話はたーくさんあります。 特に1980年代のこの表紙デザインのシリーズはとても人気なのですが、 数が少なく なかなか入荷がないのです。 その中でも、ひときわ人気かつ希少なこの絵本が再入荷しました。 「つぐみのひげの王さま(König Drosselbart)」。 グリム童話の中では、ちょっぴりマニアックなお話です。 詳しい内容は以前にご紹介しています。 今回、6年ぶりの入荷です! 次はいつ入荷す...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.14 Mon 09:56
JUGEMテーマ:グリム童話 今日もちょっぴりマニアックなグリム童話 「つぐみのひげの王さま(König Drosselbart)」をご紹介します。 ピクシー絵本です。前回の絵本と同じ1980年代のグリム童話シリーズの1冊。 この主人公のお姫様も性格が悪いんです。 でも「かえるの王様」のお姫様とは違って、最後には 心を入れかえます。 ある国に美人だけど、とてもわがままなお姫さまがいました。 結婚相手の候補を招いたパーティーで、候補の1人の王さまのあごが細かったことから 「この人のあごはつぐみみたい。つぐ...
ブッククーリエ [BOOKCOURiER] 店長日記 | 2016.03.11 Fri 18:49
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