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ノンフィクションの書籍が集うテーマです。ノンフィクションの定義は分かりやすく、文字通りフィクションではない文芸作品すべて(日記・旅行記・自伝・人物評伝・戦記・歴史・社会問題など)と考えています。
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「ホントにあった!呪いのビデオ53」 インスタント味噌汁のような安定感

「血だまりの女」 コレは久々の実在系と言っていいだろう。中村義洋氏も「コレが人間なのか魔界の存在なのかはご自分の目で判断して頂きたい」と言っている。 白いブラウスに血が滲んでくるとか、血が滲んできているにもかかわらず特に痛がってないとか、シチュエーションが新鮮でなかなか良い。 ちょっと遠目の存在なのが、岩澤氏が実在系を存在させるテクニックであり、限界なのかもしれない。「復讐」 投稿者が高校時代に同級生をイジメていた時の動画が携帯に送られてくる、と言うハナシ。当時撮影してる奴などいなかったし、...

おとなの終末 | 2013.09.22 Sun 19:52

「一神教VS多神教」 ものぐさ歴史必然説

 前々回のエントリー、「日本人のための世界史入門」に、「一時期、比較文化論とか、東西文明比較論とかで、一神教と多神教の違いといった議論が、通俗評論で行われたが、まともな学問的検討とは言えなかった」とあるのは、本書が視野に入っているのではないか。岸田秀と小谷野敦は因縁浅からぬ中でもあるし。  「日本人のための世界史入門」は歴史は偶然の積み重ねである、と言っていたわけだが、本書は正に歴史の必然を説いている。何故、一神教は多神教を駆逐するのか、と。  オレももちろん全てが必然だと思っているわ...

おとなの終末 | 2013.09.14 Sat 15:26

わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相!

JUGEMテーマ:ノンフィクション わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相! / 船瀬俊介(成甲書房) 評価 ☆☆☆☆今日もメディアは皮層の情報しか流さず、真相は闇の奥に隠蔽されている。おそらく99%の人々は、この戦慄の事実に気づいてすらいない。著者はその闇に隠された物を掘り起こし、国民に伝える。これによって著者に危険が迫るかもしれないが、ここまで明らかにしてくれた勇気には脱帽です。抗がん剤は猛毒。これでガンは治せない。輸血はする必要がない。塩水を飲ませるだけで十分OK。リニアの乗客は安全基準...

隣り近所のココロ・読書編 | 2013.09.10 Tue 14:12

「日本人のための世界史入門」 法則性の対義語は偶然性じゃない

 ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」をいつか読まねばなぁ、、、と思っていたのだが、この本の前書きを読むと、「ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』は拍子抜け」と書いてある。当たり前のことが書いてあるだけだ、などとすらおっしゃってる。 え?え?ナニじゃあ、この薄い新書一冊読めば「銃・病原菌・鉄」は読まなくて済むんじゃねーの?などというさもしい根性で読み始めたのだが、もちろんそんな都合のいいハナシがあるわけはなく、ましてやこんな薄い新書一冊で、ザックリとでも世界史が解るわけもない。 ...

おとなの終末 | 2013.09.08 Sun 19:20

「ほんとにあった!呪いのビデオ52」 井上画伯登場!の巻

 もうなんか中村義洋さんのナレーションが流れてくるだけで安心してしまう。 怖がるために観ているのに安心してどうすると言う意見もあるだろうが、コレはつまり「ああ、これからまた安定した恐怖が味わえるぞ、、、」と言う安心なのである。 コレがつまり14年の実績というものだろう。ダテに長くやってる訳じゃない。「火だるまの夢」 旅行に出て宿泊先のトレーラーハウスでコイバナに花を咲かせる女子大生3人。よく見ると少し開いたトイレのドアから仰向けに男の顔が、、、というのだが、ほん呪シリーズの真の偉大さはこの男の顔...

おとなの終末 | 2013.08.23 Fri 20:54

ワーキングプア 解決への道

JUGEMテーマ:ノンフィクション 資本主義の行く末 「ワーキングプア」とはご存じの通り、働いても働いても貧困状態から抜け出せない貧困層の事だ。ちょうど先日の参議院選挙において話題になった「ブラック企業」の問題とも切っては切り離せない問題で、もうここ何年も解決されていない。そこでもう何年も前の本を取り出し「解決への道」とはまた皮肉だろうが、ワーキングプアは一朝一夕で解決する問題ではないというのをまた強く示している。 この本はNHKスペシャルで放送された番組の関連で、新たに取材された韓国、アメリカ、イ...

芸術とカステラ | 2013.08.15 Thu 05:59

「なんでもわかるキリスト教大辞典」 キリスト教攻略本

 辞典とあるが、辞典のように必要が有る時だけ引けばいいという書物ではない。かと言って、アタマから読み下す読者を想定して書かれているわけでもない。 なんだろうこの感じ、何かに似ていると思ったらアレだ。攻略本。ゲームの攻略本のあり方に似てる。 本書はキリスト教クリアのための攻略本なのだ。 とは言うものの、あの複雑怪奇なキリスト教の世界が文庫本一冊で完全攻略できるほど世の中は甘くないんであって、本書は主にキリスト教の各教派の解説と、教派別の特徴、用語解説に特化した内容になっている。従って、キリスト...

おとなの終末 | 2013.08.10 Sat 20:31

選挙

JUGEMテーマ:ノンフィクション思っていたより体育会系な 以前、紹介した想田和弘による2007年発表のドキュメンタリー映画。「チチカット・フォーリーズ」などを制作したフレデリック・ワイズマンの手法、観察映画(ナレーションや音楽を一切付けないドキュメンタリーの手法)を活用した作品。「観察映画」は、ナレーションや音楽を付けることによって撮影者側の主観的な思考を視聴者側に強く植え付けてしまう事を否とし、映像のみを使う事でより「真実」に近づけようとするものである(それでも、映像の取捨選択、撮影する側の主観的...

芸術とカステラ | 2013.07.16 Tue 03:45

「ほんとにあった!呪いのビデオ 42」 初の生え抜き監督:岩澤宏樹監督時代

 初の演出補出身の監督、岩澤宏樹時代。42巻から現在(オレが観たのは51巻まで)に至る。画像は42巻。 そもそも岩澤氏は児玉監督時代の34巻、「Twenty Seven」のラストで失踪した菊池演出補を個人的に捜す、と言って製作委員会を離れていたのである。 その際、恐らくは上層部から「じゃ、菊地捜索編はお前一人でやってみ。上手く出来たら独り立ちさせっから」と言うハナシがあったのではないか(当ブログ予想)。 結果、出来たのが42巻から3巻に及ぶ「追跡録」であり、一応形としてはコレを引っさげて製作委員会に復帰すると同...

おとなの終末 | 2013.07.15 Mon 19:30

「ほんとにあった!呪いのビデオ 22」 驚異的な安定感:児玉和土監督時代

 ついに、実に19巻にして6年間もの長きにわたってシリーズを支え続けた児玉和土監督時代。22巻から41巻まで。画像は22巻。 コトここに至って、ほん呪シリーズは完全に長期安定期に入ったといっていいだろう。 原則上は「投稿頼み」ということになっているこの手のビデオ作品において、19巻もの長きにわたって駄作なしでリリースを続けるというのはタダ事ではない。 実際、世間的にほん呪シリーズといえばこの時期のイメージなのではないか(「スター演出補」岩澤宏樹を産んだせいもあるだろうが)。 児玉監督こそは、過去の作品群...

おとなの終末 | 2013.07.05 Fri 19:59

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