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JUGEMテーマ:ノンフィクション こんなところが、英語の世界のいいところである。日本人と付き合うときのような変な気を使わずに済む。 「いいよ。始めまして、僕はリュウだ。」 「僕は、カイルだ。よろしく。」 「こちらこそ。ところで、君は、どこの国の人?」 すると、ロンが横から、口を挟んできた。 「君は、ニュージーランド人だろう。君の英語を聞いてたら分かる。」 「そう言う君は、オーストラリア人だろう。君の英語を聞いてたら分かる。」(笑) 「ああ、ところで、君はたくましい体をしてるな。ウェイトトレ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.15 Sat 08:52
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「いや、今、金がないんだよ。」 「たったの5元だよ。下で、買ってこいよ。」 財布には、もう30元しか残っていなかった。これで、土・日、そして給料の出る月曜日まで、何とか凌がなければならない。たったの5元が出せない時もあるのだ。その事をトムに言うと、 「僕も、中国に来たときは、そんな時があったよ。僕が奢るから、飲めよ。」 と言ってくれましたが、ヤッパリ、そんな気にはなれないので、 「ああ、ありがとう。でも、今日はやめとくよ。また...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.14 Fri 08:24
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「今日は、紅旗街で仕事だったんで、仕事が終って、そのままここまで歩いて来たよ。」 「君が来てくれたんで、ホッとしたよ。あんまり会社の連中と話したくないからね。」 「ああ、連中の事はほっといて、今日はタダメシをたらふく喰って帰ろうぜ。」 もちろん異存はない。15分から、20分毎に、店員がかなり大きな串に刺した調理済みの肉・魚・果物・野菜を皿に切り出してくれる。同席のインドやパキスタンの人たちは、宗教上の理由で、牛肉と豚肉は食べないので、ほ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.13 Thu 20:27
JUGEMテーマ:ノンフィクション 金曜日がやって来た。空腹に耐えながら、何とか授業を終えたのが、4時半である。場所は、紅旗街にある「金漢斯(チンハンスー)」という食べ放題の店だ。パーティーが始まるのが、5時半からなので、バスを乗り継げば、ちょうどその時間に間に合う計算になる。 ただ、どこで、どうバスに乗ればいいかが、分からない。何度も行った事のある店なので、何とかなるだろうと楽観的に構えて、いつものバスに乗り込む。 席に座ると、横に座っていた中年の女性が、「...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.12 Wed 11:35
JUGEMテーマ:ノンフィクション 8月にヴィザ更新のため行った香港で道案内までしてくれた上に、2000元も貸してくれた梁君に会った。梁君は、私の元学生である。J のせいで、引越しを二回もしなければならなかったので、10月には800元しか彼に返す事ができなかった。11月は、1200元を彼に返さなければならない。彼が、12月上旬には故郷の深圳に帰るからだ。 家賃の800元と電気代等を引かれ、会社から借りた香港行きの飛行機代等も引かれて、手元に残るお金は、微々たるものである...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.11 Tue 09:30
JUGEMテーマ:ノンフィクション 学者・岡本太郎 「芸術は爆発だ」で知られる、現代芸術家の岡本太郎が1961年に書いた「沖縄文化論」の新版。先の発言もありイロモノ扱いされることも度々な人物だが、パリ大学で文化人類学を学んだ経歴からも分かる通り、非常にインテリな一面も備えている。大阪に残る「太陽の塔」に掘られている顔もそういった人類学的・民族的な見地から作り出されたイメージを基にしている。この「沖縄文化論」は1972年の本土復帰前、ドル時代の沖縄の文化を取材した内容だ。 この本における岡本太郎の目線は、自...
芸術とカステラ | 2014.02.11 Tue 03:21
JUGEMテーマ:ノンフィクション r 自分のやりたいことを最優先する生き方を選んだので、これまで、かなり苦労した。失業して、肉体労働で食いつないだ事もあるし、お金が無くて、一、二週間、飲み物だけで過ごした事もある。今年の夏、高校で働き始めてからは、昼食はヨーグルト一本である。苦労だらけの人生だったが、一つだけ恵まれていた事がある。それは、どこにいても、外国語を学べる環境に身を置けたことである。 以前は、ある外資系の企業の寮の管理人として働いて...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.10 Mon 19:02
JUGEMテーマ:ノンフィクション maru m 翌日の朝、カークと台所で会うと、 「昨日は、久し振りに、一時間眠れたよ。ありがとう、リュウ。ゴッド・ブレス・ユー!」 再び、感謝される。 「ああ、いいんだよ。」 どうせ使わない扇風機を貸しただけで、これだけ感謝してもらえるとは思わなかった。 話は、変わるが、カークが、アパートに引っ越してきたとき、彼にこう尋ねた事がある。 「君、J の事、どう思う?」 「あ、J か?いい人だと思うよ。」 私は...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.09 Sun 11:29
JUGEMテーマ:ノンフィクション ある日、帰ってくると、アパートにはロンだけがいた。ロンは、私を手招きで呼び、 「おい、リュウ。カークのこと知ってるか?あいつ、通化(吉林省の地名)での仕事をいき なり、首にされて、長春に戻ってきたらしいぜ。それと、ついこないだ始めたばかりの高校 の仕事も、もう来なくていいって言われたらしい。」 「ええ?それ、ほんとか?」 そう言えば、夕方帰ってくると、ウィークデイにも拘らず、「今日は、一日、部屋の壁ばかり見て過ごしたよ。退屈極まり...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.08 Sat 16:21
JUGEMテーマ:ノンフィクション 土曜日がやって来た。L君は、カークを連れて、大型電気店のある重慶路へ。私は、と言えば、ダイブ髪が伸びたので、桂林路の床屋へ行く事に。 床屋では、いつものように 「お客さん、髪が多い上に、硬いねー。」 と言われる。若い頃から、どこの床屋さんに行っても言われる事である。私の髪は、床屋さん泣かせである。ある床屋さんからは、「ホントに硬いですね。ハサミが、通らない。」と言われたこともある。まあ、ロンのように頭の上に髪がないよりはいいかと思い直す。 桂林路の行きつけ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.02.07 Fri 10:31
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