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JUGEMテーマ:ノンフィクション 久し振りにパク先生から、電話が入った。 「あ、鷹野先生、今日時間があれば、桂林路で食事でもどうですか?」 「いいですよ。どこで、何時に落ち合いましょうか?」 「じゃあ、マクドナルドの前で、6時に会いましょう。」 というわけで、いつもの八八八(はちはちはち)ラーメンで、大して美味くもない麒麟ビールを飲みながら、パク先生と食事をすることに。 あちらの日本製ビールは、日本製と言っても、製造は中国である。水が違うせいか、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.14 Fri 13:19
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「リュウ、あなた、彼女はいないの?」 「いないよ。どうして?」 「だって、マークは、しょっちゅう女の子を連れて来るのに、あなたが連れて来たとこ見た事ないから。ゲイなの?」 「まさか。違うよ。僕は、男に興味は無いよ。」(苦笑い) 「フーーン!ノーマルなんだ。エイミーと二人で、話してたのよ。」 「何を?」 「あなたに彼女がいないのは、変だって。だから、ゲイかもって思ったわけよ。」 「勘弁してくれよ。彼女はいたけど、振られちゃったよ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.14 Fri 08:37
JUGEMテーマ:ノンフィクション h リリーと私は、昼食を摂りながら、いろいろな事を話した。 「リリー、もう中国の生活には慣れて来たかい?まだ、一週間ちょっとじゃ無理か。」 「そうね。まだ、言葉が良く理解できないから、慣れたとは言えないけど、あなたがいてくれるお陰で、随分精神的には、楽になってるわ。同じ事をエイミーも言ってたわよ。あなたのお陰で、随分助かってるって。」 「それは、嬉しい言葉だね。」 「ねえ、リュウ、どうして私たちにそんなに親切にしてくれるの?」 「え、言...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.13 Thu 19:35
JUGEMテーマ:ノンフィクション ノックの音がした。リリーは、行く用意が出来たようだ。 「どこに食べに行く?」 「あなたが、いつも食べに行くところでいいわ。」 「じゃあ、このビルの一階にある食堂に行こう。」 「オーケー」 と言うわけで、私の行きつけの店に行くことに。店に入ると、店員たちは、笑顔で歓待してくれた。いつも一人でやって来るか、二人連れで来るとしても男としか来た事の無い私が、初めて女の子を連れて来たので、皆、興味津々の表情をしている。壁に貼ってある料理...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.13 Thu 12:48
JUGEMテーマ:ノンフィクション セリーナたちと会った翌日、昼間、部屋で寛いでいると、ノックの音がした。ドアを開けると、息を弾ませながらリリーが立っていた。 「どうしたんだ、リリー?息が切れてるよ。」 「外を走って来たの。ついでだから、4階からここまで走って上がって来たわ。」 「君は、随分アクティヴなんだな。そんなに体を動かすのが好きだとは知らなかったよ。」 「体を動かすのは、大好きよ。こう見えても、キックボクシングの経験もあるのよ。」 「へーー、そら、凄い!良...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.13 Thu 08:16
JUGEMテーマ:ノンフィクション 夕食から帰って来ると、マークが私の部屋にやって来た。自分の言った事が、実にバカげたことだと気付いたようだ。部屋に入ってイスに座っても、目を伏せたまま私の方を見ようとはしなかった。 「さっきの君のセリフは、どういう意味だい?」 「僕は、君が僕の事を裏切ってるって思ったんだ。」 「君がどうして、そう思ったのか分からないでもないけど、俺は君を裏切っていないよ。」 「・・・・・・」 「第一、セリーナは僕の好みじゃないよ。これは、ホントだ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.12 Wed 22:49
JUGEMテーマ:ノンフィクション 大マークの姿が見えなくなってから、セリーナが私を振り返って言った。 「ところで、領事館までの案内人は見つかった?」 「それが、まだなんだ。 君が紹介してくれるって言ってた人はどうなった?」 「ああ、あの人も学生なんで、もう故郷に帰っちゃったわ。」 「えー、そうなのか。どうしよう?困ったな。瀋陽の地理は、全く分かんないし。かと言って、書類を取りに行かないってわけにもいかないし。」 「あなたさえよければ、私が連れて行ってあげるわ。」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.12 Wed 19:27
JUGEMテーマ:ノンフィクション セリーナとの待ち合わせの場所は、私たちが住んでいるアパートの裏だった。 裏に行くと、二人の女の子がこちらに向って手を振ってきた。一人は、セリーナで、もう一人は猫を持って来た女の子Bである。私は、二人に手を振り返した。声が届く距離まで来た時、私は、女の子Bに向って、 「よお。久し振りだね。ところで、君の名前は何ていうんだい?」 と聞いた。彼女は、ニコニコ笑いながら、 「呂秀玲よ。」 と答えた。よく見ると、彼女はとてもチャーミングだ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.12 Wed 11:34
JUGEMテーマ:ノンフィクション セリーナと話し合う日がやって来た。その日は、午前中、大学で授業があったので、彼女と会うのは午後1時過ぎにしてもらった。 急いで帰って来て、着替えを済ませてから、共用部に出ると、何とマークが私が会った事のない若い女性を二人連れて帰って来た。選りにも選って、何も今日と言う日に、連れて来なくてもよさそうなもんなのに・・・・・・。もし、彼女たちと一緒にこのビルに入って来るところをセリーナに目撃されたりしたら、大ごとだ。 私は文句の一つも言...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.12 Wed 09:02
JUGEMテーマ:ノンフィクション エイミーとリリーに中国語の授業を始めた日の夜、マークが帰って来て、私に自分の携帯を手渡しながら、中国語でメールを打ってくれと頼んできた。 「いいけど、誰に打つんだ?」 「セリーナに。」 「え?彼女とは、もう別れたんじゃなかったのか?」 「そうだけど、やっぱり彼女の事が忘れられない。」 「そうか。で、何て打てばいいんだ?」 「『まだ、君の事を愛している。君は、今、僕の事をどう思っているんだ。正直な気持ちを聞かせて欲しい。僕...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.11 Tue 10:19
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