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JUGEMテーマ:ノンフィクション カークからメールが来た。 「君が郵送してくれた小包が届いたよ。また、大好きなDICKIESの帽子を被れるのは、実にいい気分だ。ステントを入れてから、7回くらい胸が痛くなった。今日も病院で検査して来た。暫く経過を見ることになりそうだ。 先週、散歩に出た時、眩暈がして、そのまま倒れた。その時、道路の縁石で脇腹を強く打って肋骨が折れてしまった。更に、不運な事に、この二、三日、5秒毎にシャックリが出て、止まらなくなってしまったんだ。シャ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.06 Thu 06:28
JUGEMテーマ:ノンフィクション エイミーと初対面の挨拶を交わした日から一週間あまり経ったある日の事である。共用部で、籠に入れたウサギを持って外出しようとしているエイミーに会った。いつも、夕方になると出て行くので、私は、エイミーが出かける直前に冗談めかした口調で、 「夜は、いつも外に出るんだね。こっちに彼氏がいるのかい?」 と彼女をからかった。すると、彼女は笑いながら、 「友達の所よ。彼氏は、今ドイツにいるわ。」 と答えた。 「彼氏は、インドネシア人かい?」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.05 Wed 14:02
JUGEMテーマ:ノンフィクション カークからメールが来ていた。 「やあ、リュウ。この間の晩、ホントに久し振りにビフテキを食べたよ。ずっと食べてなかったんで、本物のビフテキの味を忘れちゃってたよ。手術が終ってから、胸が三日ごとに痛むんで、一週間後に病院に検査しに行く事になった。」 やや胸に痛みが残っているようだが、カークはアメリカで平和な生活を送っているようである。 新ルームメイトが引っ越して来た翌日の夕方、本人が外から帰ってきた。 「やあ、お帰り。...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.05 Wed 09:23
JUGEMテーマ:ノンフィクション 食事を終えて、マークと二人で帰宅すると、会社の人間と新ルームメイトが、共用部で話していた。私は、会社の人間が帰った後で、彼女と話すつもりだった。一緒に生活を始める前に、言っておくべき事が、いくつかあったからだ。 我々が帰宅してから、10分ほどして、会社の人間たちは、皆引き上げて行った。彼女は、ロンが元住んでいた部屋に入って、ドアを閉めた。私は、すぐに彼女の部屋の前まで行き、ドアをノックしようとした。すると、マークが、 「リュウ、今は...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.04 Tue 19:03
JUGEMテーマ:ノンフィクション 翌日、昼過ぎに買い物から帰って来ると、マークがいた。 「お、今日は仕事がないのか?」 「今日は、公開授業だったんだ。」 「高校か?」 「いや、小学生向けの英会話学校の先生たちに英語を教える仕事さ。」 「へーー、うまく行ったの?」 「まあまあだね。」 「どうした?元気ないな。」 「セリーナの事が、よく理解できないんだ。」 「どこが?」 「なんか魂胆があるのかなっていう考えが、頭から離れないんだ。」 「魂胆って?」 「...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.04 Tue 16:14
JUGEMテーマ:ノンフィクション ある日の朝、共用部でマークに会ったので、気になっていた事をマークに尋ねた。 「ところで、マーク、ロンが住んでた部屋には、誰も入って来ないのかな?」 「入って来るよ。明日か、明後日にはね。」 「え?誰に聞いたんだ?」 「オフィスで、誰かがそう言ってるのを聞いた。」 「どこの国の人だ?」 「それは、僕も分からない。」 「凄い美人だといいな。」(*^_^*) 「そんな事は、まずないだろうね。男が入って来るっていう話だったか...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.04 Tue 08:57
JUGEMテーマ:ノンフィクション ある晩、夕食から帰って来ると、マークが妙な表情で私に話しかけてきた。話は、女の子Bの猫を私におしつけようとした女の子Aの事だった。 「例の女の子が、僕の部屋にまた来たんだ。で、メッセージで警告したように、彼女を追い払おうとして、キスしようとしたんだ。二回くらいは、僕を拒んだんだけど、結局、彼女は、僕に唇を許したんだ。で、今、彼女は僕のガールフレンドになっちゃったよ。」 案の定、私が予測したとおりの展開になった。マーク自身は、こういう結...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.03 Mon 22:23
JUGEMテーマ:ノンフィクション 久し振りに、高さんから電話が入った。 「もしもし、鷹野さん、お久し振りです。お元気でしたか?」 「ええ、おかげさまで。高さんは、いかがですか?」 「まあまあですね。今から何かご予定はおありですか?」 「いえ、何も予定は入ってません。」 「じゃあ、ご飯でも食べましょう。」 「いいですよ。」 いつものお誘いであるが、心なしか高さんの声は少し元気が無いように思えた。夕方、アパートの向かいにある串焼き屋で一緒に食事を摂った。いつも...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.03 Mon 16:32
JUGEMテーマ:ノンフィクション 週末に、カークから連絡が入った。 「さっき空港から連絡があって、明日の昼過ぎに荷物を受け取りに来てくれと言われたよ。ヤッター!そして、明日は、僕の誕生日なんだ。これまでの人生で最高の誕生日プレゼントになりそうだ。」 私は、すぐに返事を打った。 「よかったな。明日で、君も56歳になるわけだ。君はマラソンで言えば、まだ折り返し地点を通過したに過ぎない。これから、素晴らしい未来が君を待っているよ。」 結局、荷物の到着は、時間の問題だっ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.03 Mon 07:00
JUGEMテーマ:ノンフィクション 私は、預かった子猫(メス)を自分の部屋に連れて行った。彼女はとても、キュートで一緒に居るだけで癒される感じがした。もし、すぐに帰国するのでなければ、飼いたいところだが、人の猫だし、それに、日本に連れて帰るとしたら、手続きがかなり面倒だ。 暫く待ったが、彼女たちが戻って来る気配はなかった。 「マーク、あの二人、戻って来ないな。」 「もしかしたら、猫をこちらに押し付けたのかもしれない。彼女たちは、英語がよく理解できないみたいなんで、君...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.02 Sun 23:09
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