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JUGEMテーマ:ノンフィクション 基礎的な発音練習を終えると、二人はすぐに質問してきた。 「ねえ、『これいくら?』って、中国語でなんて言うの?」 やっぱり、生活に一番直結する買い物の表現を聞きたいらしい。 “这个 多少钱?”Zheige duoshaoqian?(チェイカ ドゥオシャオチェン?) 二人は、一生懸命発音して、この表現を覚えた。昔、日本のコマーシャルに「食べたい時が、うまい時」というキャッチフレーズがあったが、まさに「知りたい時が、覚える時...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.10 Mon 20:57
JUGEMテーマ:ノンフィクション リリーが引っ越してきてから、一週間ほど経ったある日、リリーとエイミーが私の部屋にやって来た。 「ねえ、リュウ、エイミーに聞いたんだけど、中国語話せるってホント?」 と、リリーが笑顔で尋ねてきた。 「え?まあ、そんなに上手じゃないけど、こっちの人たちと軽い世間話が出来る程度には、話せるよ。こっちに5年近く住んでるからね。」 「私達に、教えてくれない?」 そう言えば、前にエイミーから中国語を教えてくれって頼まれた事があったっけ?&nb...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.09 Sun 17:16
JUGEMテーマ:ノンフィクション g リリーが、エイミーの部屋に引っ越して来た翌朝、二人が入れ替わりに私の部屋のドアをノックして話をしに来た。二人の話の内容は、殆ど同じだった。 それは、「今、どうしようか迷っているの。今すぐ国に帰るべきか、それともここで頑張るべきかって。一体、私は、どうすればいいの?」というものだった。 私は、こう答えた。 「私個人の感情としては、今すぐ国に帰って欲しい。しかし、これは君の人生だ。 確かに、このアパートは...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.09 Sun 13:25
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「そのー、言いにくいんだけど、結婚するまで、そのー、あっちの方は無しかってマークが聞いてるんだけど・・・・・・」 「あっちの方って?」 「分かるだろ?あっちの方だよ。」 「それは、ダメよ。(笑) 私は、伝統的な女だから、ご先祖の教えに反する事はできないわ。」 (訳す) 「僕は結婚への確かな保証が欲しいんだ。セックス無しだったら、その保証がない。三年間付き合って、結局別れたら、時間が無駄になるし、その時、僕は既に35になってる...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.08 Sat 19:52
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「彼女が、僕の事をどう思っているか知りたいんだ。二人の付き合いをどう考えているか?」 (訳す) 「ずっと付き合って、来年、彼の契約が切れて私が大学を卒業したら、一緒に故郷へ行って、彼を両親に紹介したいの。」 「君は、どこの出身なんだ?」 「浙江省の杭州よ。」 「ああ、そうか。キレイな所らしいね。」 「そうよ。あなたも一度遊びに来て。」 「ああ、機会があったら、是非遊びに行くよ。」 「今、どんな話になっ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.08 Sat 16:58
JUGEMテーマ:ノンフィクション ○○ リリーとの話し合いが終わったのは、夜11時頃だった。リリーは、引っ越して来たばかりのエイミーと共有する事になる部屋に引き取った。 就寝前、シャワーを浴びるため共用部に出ると、二人の部屋から大声で笑う声が聞こえた。まるで、修学旅行のときの中学生のようだ。 二人の笑い声を聞いて、私は少しホッとした。少なくとも、二人はうまくやっていけそうだ。 翌日の夕方、ブログの下書きをしていると、マークがセリーナを連れて私のところにや...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.07 Fri 23:53
JUGEMテーマ:ノンフィクション 「そうだな、マーク。君の言うとおりだ。後は、君が話してくれないか?」 リリーには、すぐに帰国できるうちに帰って欲しかったので、言葉が過ぎてしまったようだ。ここは、マークに任せる事にして、私は口をつぐんだ。 「リリー、君には三つの選択肢がある。一つ、自分の悪運を呪って、ここで惨めな生活を送ること。二つ、頭を切り換えて、ここでの生活を楽しむ事。三つ、今すぐ、飛行機のチケットを予約して、会社に気付かれないように帰国する事だ。」 「そうかも...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.07 Fri 13:40
JUGEMテーマ:ノンフィクション This is a story from when I was a university student. It was past 11:30 PM, and I hurried to the bus stop after finishing my part-time job. The last bus was around 11:40 PM at that time. Somehow, I arrived at the bus stop around 11:35 PM and waited for the last bus to come. Since it had been a rough day, I was relieved, thinking that I could finally go home and take a bath. Around 11:42 PM, the bus arrived....
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.07 Fri 10:19
JUGEMテーマ:ノンフィクション その日の夕方、マークと二人で買い物に出た。途中で、どちらからともなく、エイミーの部屋に入って来る新ルームメイトの話になった。 「なあ、リュウ。どんな人が、入って来ると思う。」 「俺は、神様じゃないから、ハッキリした事は言えないけど、悪い人じゃないと思うよ。」 「どうして、そう思うんだ。」 「直観さ。君は、どう思うんだ?」 「わかんないな。目の前にいる人のオーラは読めるけど、未来が読めるわけじゃないんでね。」 「彼女は、自分を待...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.07 Fri 09:15
JUGEMテーマ:ノンフィクション 翌日の昼、共用部で、エイミーに会った。その日の彼女は、些か暗い表情をしていた。 「リュウ、もう一人、ここに引っ越して来るらしいわよ。」 「え?もう一人って、ここには、もう部屋がないよ。」 「私の部屋に、シンガポール人が引っ越して来るって、さっき会社から電話が入ったわ。」 「そんなバカな。君の部屋は、かなり狭いよ。」 「そうでしょ。だから、私は、『いやよ。ここは、私一人の部屋のはずでしょ』って言ったんだけど、もうその人は北京の空港...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2024.06.06 Thu 18:14
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