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JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 さて、仙台のホテルに戻りましょう。と言っても、来た道を戻る事は出来ません。余りにも不便ですし。ここは一旦東北の奥地に向かいます。JR石巻線に乗ってゴトンゴトン、小牛田駅まで30-40分。妻は静かに寝入っています。そっとしておきましょう。この曇天と同じ、私達の気持ちも曇っています。小牛田駅で東北本線に乗り換えます。この頃から妻が少し元気になってきました。仙台駅までの1時間。少しずつ話をします。よかった、よくなってくれて。ホテルに着いて少し休みます。食事をどうしましょう...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.12.01 Mon 08:23
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 ようやく川に到着です。さ、寂しい。石森漫画館が中州にぽつんと立っています。一応、徒歩のゴールは、地図にあります「石巻まちなか復興マルシェ」なるマーケットにしていました。しかし、マーケットと言っても、プレハブの店がくっついているだけ。お客は誰もいません。人形だけ。これまた寂しい。妻はこのマーケット横のトイレに直行。私はブラブラ観て回り、佃煮をお土産に、餃子を持ち帰りに買いました。店員さん達は明るかった。妻が戻ってきました。「戻ろうか・・」「うん・・」二人で旅行...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.29 Sat 08:36
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 さて、話は旅の計画の頃にもどります。今回の旅の計画はほとんど妻が立てました。妻にとっては初めての松島観光でいいのですが、私としては前回行けなかった「そこから先」を見てみたい。そこで、代行バスに乗って石巻に行く旅程だけは私の立案です。妻「石巻って何があるん?」私「どんな街で何があるかを知りたいんだよ。」妻「名所か何かあるの?」私「小さな街で、特に無いと思うけど」妻「だったらなぜ行くん?」私「だから・・」妻はどうにも乗り気では無い様子。私の旅行(一人旅)は、そこ...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.29 Sat 08:03
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 乗り継ぎの列車まで20分ほどあります。少し観て回りましょう。まあ小綺麗な田舎の駅です。花がきちんと植えてありますね。待合室には10人ほどのおばちゃん達がいますが、余り話もせず、静かにじっと待っています。あ、石巻から列車が到着しました。あれ、矢本駅で折り返すのではないのですね。列車は更に前に進んでしまいました。なるほど、そうか。JR仙石線駅名で、松島海岸駅、高城町駅・・陸前小野駅、鹿妻駅、矢本駅。そしてJRが不通の区間は高城町駅と陸前小野駅の間で、代行バスは松島海岸駅...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.28 Fri 12:38
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 バスは川沿いを走ります。この周囲、本当に何もありません。もともと何もない所なのか、津波で破壊し尽くされた所なのか。その区別はつきません。当時、福岡でソファに座ってテレビで観た津波。川を遡った津波が、堤防を乗り越え全てを飲み尽くす。あの光景が脳裏から離れません。橋を越えますと、民家や田んぼがそのまま残っており、ここら辺は大丈夫だったのかなあと思いを馳せます。少し進みますと、仙石線の線路沿いを走ります。道路沿いに綺麗な線路が残っていますね。つまり矢本駅の手前側の...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.27 Thu 15:42
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 バスは軽快に走りますが、私達の心は重い。3.11、あの日妻と娘は上京していましたが、幸い大過なく帰ってきました。東北で被害を受けられた方々、お亡くなりになった方々、多くの家財や家を失った方々にはお悔やみ、お見舞いを申し上げます。バスの右側の席に座り、海側がどうなっているかを観ていました。流石に瓦礫は片付けられていますが、かつては何かがあった跡、いまは野草が生え放題の平地が目立ちます。松島の道を多くのトラックが北上していましたが、この地の復興にはさまざまな膨大なも...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.26 Wed 14:17
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 今日から、東北夫婦二人連れの旅をお送りします。実際は、福岡空港から仙台空港に至り、一泊し、翌日中尊寺を訪れ(妻は初めて)、夜は牛タンを食べ、Day3を迎えた時点からの紀行文です。仙台駅から仙石線(本来は仙台と石巻間)に乗り、松島海岸駅で下車しました。そこで、例の周遊船に乗り、周辺を歩き回りました。ここまでは以前の紀行文でご紹介しました。船台東北紀行シリーズ http://aquariusjapan.jugem.jp/?eid=6680以降さて、今回は、未だにJRが不通になっているその先に行きます。JR代...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.25 Tue 17:01
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 ええっと、このビルかな。2階に上がります。あ、すでにYさんが待っていました。「ゴメンね、待った?」「あ、そんなことないよ(笑)」もうあの頃の話し方です。実は、彼女から少し前からある相談を受けていて、メールでは埒が明かないので一度ゆっくり会って話をしようとの段取りになっていました。ですから4人が揃う時刻よりも40-50分前に2人だけで集合です。座敷に向かい合って座ります。まあねぇ、お互いもう歳をとっているけど、思い出の中のあの頃の印象はずっと変わりません。そして話し方...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.21 Fri 08:23
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 さて、最終日です。実は私、8月頃からブクブクと太り始めました。実は今日のために充分にダイエットし、痩せておきたかったのですが、何だか全て失敗。そこでこのギリギリのタイミングで、徒歩減量を強行しました。今日は昼過ぎに三人の方々と約束し会食するのです。小学校時代の楽しい仲間、男性一人に女性二人。上京してそれぞれ家庭を持っています。この三人が私の上京に合わせて集まってくれます。K君とAさんとは小学校卒以来の40数年ぶり。もう一人の女性Yさんとは約10年前に同窓会で会った...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.20 Thu 08:25
JUGEMテーマ:エッセー・紀行文 もう汗だくです。幸い駅には誰もいませんので、古びたベンチの影でシャツをさっと着替えます(ジャンパーとジーンズ姿)。あー、少しスッキリしました。さて、列車に乗って御花畑駅で下車。徒歩2-3分の所に西武鉄道の秩父駅(始発駅)があります。乗り換えましょう。ここは全て指定席なんですね。ええっと、出発まで20分ほどありますから何かお腹に入れましょう。駅併設の仲店通りに、適当なうどん屋さんがありました。肉うどんを注文です。あー、美味しい。そして暖まります。これが夕食です。さ...
水瓶座の憂い Melancholy of Aquarius | 2014.11.19 Wed 10:17
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