先頭の数字は記事の日時です。これに記事タイトルが続きます。 12-12 日本の昔話 5 より 『ねずみのもちつき』 日本昔話に多く展開される隣との関係性 12-18 日本の昔話 5 より 『三枚のお札』 恐怖と笑いが織り成す、よくできた昔話 12-25 日本の昔話 5 より 『サトリ』 サトリに勝る、じいさまの悟り 12-27 日本の昔話 5 より 『猟師と山じい』 昔話の大男 01-01 日本の昔話 5 より 『雪おなご』 雪女の伝承 01-03 日本の昔話 5 より 『鮭の大助』 怪魚”鮭の大助”の伝承 01-06 日本の昔話 5 より 『鬼退治』 榊が神事に用い...
'ものがたり'散策 | 2020.04.22 Wed 15:18
JUGEMテーマ:トレーニング JUGEMテーマ:昔話 皆さんもご存知の童話「ウサギとカメ」。足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話です。 『なぜウサギはカメに負けたのか?』 ウサギの主な敗因は「休んでしまったこと」。勝負の最中に勝ったと思い込み、油断したことが引き起こした気のがゆるみ。もし、前進することをやめていなければ勝っていた勝負です。 能力差をみればウサギが勝利するのは確実で、カメが勝つことはまずありません。 こんな...
Challenge200〜生涯一ランナーとして〜 | 2020.02.05 Wed 16:26
むかし、あるところに、ふたりのけちんぼの男がいました。ひとりは太郎どん、ひとりは次郎どんといいました。ふたりは隣り合わせに住んでいました。 ある日ふたりはどちらがけちんぼか、けちくらべをしてみようということになりました。 まず次郎どんが、「おまえの飯のおかずは何だ」と聞きました。すると太郎どんは「おれはいつも梅干しで飯を食う」といいました。すると次郎どんはすかさず「俺は醤油で飯を食う」といいました。 太郎どんは「梅干しをじっと見て口の中を酸っぱくして、三日飯を食い、それから梅干を少...
'ものがたり'散策 | 2019.11.23 Sat 18:25
短いお話です。 むかし、あるところに、太郎という男の子がいました。太郎の下にも子ができたので、お父とお母は、太郎にあかん坊の子守をさせていました。 ある日いつものように、太郎に子守をさせていると、太郎はあかんぼうをおぶったまま、するするとお堂の杉の木に登っていきました。 「落ちなければいいが」と周りではらはらしてみていると、太郎は赤ん坊をおぶったまま、くるりとさかさまになって、杉の木からすっすっすっとおりくるので、お父、お母は、すっかり胆をつぶしてしまいました。 この太郎はど...
'ものがたり'散策 | 2019.11.02 Sat 18:08
むかし、土佐の国の、西と東に狩りの名人がいました。 ある日、西の狩りの名人が、東の狩りの名人を訪ねていき、狩りに誘いました。東の狩りの名人は早速誘いに乗りました。そして、いつも泊まる寝床である岩屋に泊りました。 東の狩人は西の狩人に、遠くからやってきたのだからさぞ疲れただろうといって、西の狩人を先に寝かせました。西の狩人は寝たふりをして様子を見ていました。 東の狩人は、火にあたりながら、たばこを吸っています。そのうち岩屋の入り口に、女の帯のようなものがするするとおりてきます。東の狩人は...
'ものがたり'散策 | 2019.10.26 Sat 18:15
むかし、ある村に、古くから名の知れた旧家がありました。この家には三代の主人にかわいがられてきた年寄りの三毛猫がいました。 今の主人は、狩りが好きで、村から谷を七つ、山を八つも超えた遠くの山までよく出かけて、鹿狩りや猪狩りをしました。 ある晩遅く、主人は、一人で囲炉裏端に座り、あした鹿狩りに使う、矢の矢じりを研いでいました。 するといつの間に来たのか、三毛猫がそばにうずくまり、矢を研ぐのにじっと見ていました。そして矢を一本研ぎ終わるたびに、こっくりとうなずきました。 「おかしな猫だ...
'ものがたり'散策 | 2019.10.19 Sat 19:41
短いお話です。 むかし、炭を作るため、若い男十人に、年寄りが二人がついて一緒に山に入りました。男たちは六人ずつに分かれ、それぞれの炭焼き小屋で、何日も炭焼きの仕事を続けました。 ある晩、仕事が済んだ後、片方の小屋の男たちが酒を飲んでいると、外から、「もし、わたしにもお酌をさせてください」という女の声がしました。 戸を開けてみると、あねさまが一人立っていました。若い男たちは喜んで、「さあ、入れ入れ。入って酌をしてくれ、あねさま」といいました。 それを見た年寄りの男は、「いまどき...
'ものがたり'散策 | 2019.10.13 Sun 18:20
むかし、あるところにひとりの猟師がいました。 ある日のこと、猟師は鉄砲を担いで山奥に入り、いのししの通う道で待ち伏せをしていました。 やがて日が暮れて辺りがすっかり暗くなると物干しざお位もある太いミミズがにょろりとはい出しました。 「おや」 猟師は見ているとみみずの後ろから畳一枚もありそうな大きなガマガエルがのっそりあらわれて、みみずを飲み込んでしまいました。 「おやおや」 猟師は目を見張ると、今度は胴回りが一抱えもあるような大蛇が、ぬうっと出てきて、ガマガエルを飲み込んで...
'ものがたり'散策 | 2019.10.06 Sun 19:14
むかし、越中富山の薬売りが、大きな荷物をしょって旅をしていました。 ある日のこと薬売りはいつも通る道なのにどうしたわけか迷ってしまいました。どうしても村に行く道が見つかりません。とうとう日が暮れてしまいました。 するといいあんばいに向こうの方から明かりがひとつぽつりと見えました。行ってみると家の中にはじいさんがひとり火にあたっていました。 薬屋はひと晩の宿をたのみました。じいさんは、こんな汚い家だが泊まっていきなさいとこころよく引き受けました。 薬屋は荷物を下ろして家にあがりまし...
'ものがたり'散策 | 2019.09.29 Sun 18:24
むかし、あるところに、じさま、ばさまと、息子夫婦の、四人暮らしの家がありました。この家の人たちは、そろいもそろって大のものぐさで、長い間、家の掃除をしたことがありませんでした。 ところがあるとき、じさまは寝ていて、天上からすすがゆらりゆらりとぶら下がっているのを見たとたん、急に気になって気になって仕方がなくなりました。 そこでもっくり起き上がり、何年も使ったことのないほうきを持ち出して掃除を始めました。 ばさまは、じさまが掃除をしているのを見てびっくり仰天。「じさまばかり掃除をさせ...
'ものがたり'散策 | 2019.09.22 Sun 18:10
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