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昔話

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昔話
このテーマについて
 日本の昔話から外国の昔話まで。子どものころに、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに話してもらった、懐かしいお話。
 「むかし、むかし、あるところに……」で始まり、「めでたし、めでたし」で終わる昔話は、時代を超えて語り継がれてきた奥の深いお話。
 お気に入りの本やお話しを教えて下さい。
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日本の昔話 4 より 『若がえりの水』 良くも悪くも品格や外聞を大切にする日本文化

短いお話です。 むかし、あるところに、じいさんとばあさんがいました。 ある日じいさんは、いつものように山へたきぎを取りに行きました。ところがその日はどうしたことか、ちっともいいたきぎが見つかりません。 そこでじいさんは、段々と山の奥の方へ入っていきました。気づくと、まだ一度も訪れたことのない山奥まで来ていました。 じいさんは途方に暮れてあたりを見渡します。するときれいな池がありました。じいさんは早速そこへ行ってひざまずき、水をすくって飲みました。 その水の、なんと美味いこと美味いこ...

'ものがたり'散策 | 2018.06.07 Thu 18:25

日本の昔話 4 より 『酒の泉』 昔話の幸福は、天からの贈り物

短いお話です。 むかし、あるところに、父さんと母さんと男の子が暮らしていました。しかしやがて母さんが死んで、父さんと男の子だけになりました。 父さんはたいそうお酒が好きで、毎晩お酒を飲むことを楽しみにしていました。男の子は父さんのために、山へ行ってたきぎを集め、それを村の酒屋へ持っていってはお酒と取り替えてもらいました。 ある日のこと、男の子がいつものように山へたきぎを取りに行くと、賑やかな歌声が聞こえてきました。「親孝行、親孝行、ひやさっさ、よいさっさ、ひやさっさ、よいさっさ」 ...

'ものがたり'散策 | 2018.06.06 Wed 21:36

日本の昔話 4 より 『柿の大入道』 切実な願望を充足するファンタジー

むかし、ある村に、大金持ちの家がありました。その家では広い庭に、実のなる木が色々と植えてあり、秋になると梨だの栗だの柿だのがたくさん実りました。 ところが、その隣の貧しい家では、庭が狭く実のなる木を植える隙間もありませんでした。貧しい家にはばあさんがいて、毎年秋になるといつも隣をうらやましく思いました。 ばあさんは、今年も色づいた柿を見て、「一度は味見をしてみたいものだ。しかし黙って取るわけにも行かないし」とただ黙って眺めていました。 ある晩のことばあさんは、遅くまで夜なべ仕事に藁...

'ものがたり'散策 | 2018.06.03 Sun 18:14

日本の昔話 4 より 『きのこの化け』 食に関する由来譚?

短いお話です。 むかし、ある山奥に、ばさまが一人で暮らしていました。ばさまの家には毎晩暗くなると、どこからか十七、八の若いきれいな娘達が遊びにやってきました。 娘達は夜遅くまで賑やかに騒ぎ、「碓氷峠の法覚坊に知らせたら、おいらの命はたまらない。碓氷峠の法覚坊に知らせたら、おいらの命はたまらない」と繰り返し歌います。そして娘達は帰るときも、「碓氷峠の法覚坊に知らせたら、おいらの命はたまらない」と歌いながら出ていきました。 ばさまは不審に思い、ある日とうとう碓氷峠の法覚坊のところへ話を...

'ものがたり'散策 | 2018.05.31 Thu 18:14

日本の昔話 4 より 『二度咲く野菊』 人の生理現象に対する優しい気づき

むかし山奥にじいさんと娘が暮らしていました。 あるときその山に、殿さまが家来をたくさん連れて狩にやってきました。ところで家来たちが獲物を追っている間、殿さまはつかれたので一休みしたくなりました。 すると古ぼけた小さな家があったので戸を叩くと、中からじいさんが出てきました。殿様はじいさんに、少しの間休ませてくれといいました。じいさんはこんな家で良ければと殿さまを迎え入れました。 殿さまが家に上がると、奥から美しい娘が出てきてお茶を出します。その時のお茶を出す仕草が、なんとも言えず美し...

'ものがたり'散策 | 2018.05.29 Tue 18:09

日本の昔話 4 より 『船荷のかけ』 世界的には珍しいたぬきの昔話

むかしある島に、船で荷を運ぶ商売をしている男がいました。ある時男は、島でできた鰹節を大きな船にいっぱい積んで出かけました。そして、たいそう栄えている港につきました。 初めての港でしたので、まず大きな問屋を尋ね、商売の話をしました。問屋の主人は「これはいい鰹節じゃ、うちで買い取ろう。ところで、おまえさんの島には、何か珍しい話がないか、何かあったら土産話に聞かせてくれ」と言いました。 男が「いや、島にはこれと言って珍しい話はない、ここではどうですか」と聞き返すと、問屋の主人はこんなことを言い...

'ものがたり'散策 | 2018.05.26 Sat 18:45

日本の昔話 4 より 『ていりゅうこぶし』 人間心理に根ざした化けものの正体

むかし旅から旅へ、博打を打って歩く男がいました。ある日の夕方博打打ちはある村にたどり着き、家々を回って宿をたのみました。けれども誰も旅の博打打ちなど、ろくなものではないと泊めてくれませんでした。 博打打ちは、仕方なく村はずれまでやってくると、そこに荒れ果てた寺を見つけ、誰も住んでいないことを知ると、そこに今晩の宿を借りることにしました。 博打打ちは寺に上がり込んでみると、そこには人がいた形跡があり、米も味噌も薪もそろっています。博打打ちは、ありがたくそれらを使い晩飯をこしらえて食べると、...

'ものがたり'散策 | 2018.05.24 Thu 18:31

日本の昔話 4 より 『すねこたんぽこ』 形は『一寸法師』、印象は『かえるの王さま』

むかしあるところに子どものいないじいさまとばあさまがいました。ふたりは子どもがほしいと観音様にお願いしました。 すると、毎晩すねこに、たんぱこ(つば)をつけてこすれとのお告げがありました。そのうちにいい子どもが生まれるから大切に育てれば、末は福徳長者と呼ばれるだろうというのです。 じいさまとばあさまは喜んでとんで帰り、ばあさまは早速すねに、たんぱこ(つば)をつけてこすり始めました。ところが、いつまで経ってもばあさまのすねは膨らむ様子がありません。 しかしある日のことです。ばあさまの...

'ものがたり'散策 | 2018.05.22 Tue 19:10

日本の昔話 4 より 『海行こう、川行こう』 裂けるというフレーズを結末に持つ昔話

むかしあるところに、母さんと二人の男の子がいました。ある秋の雨のしぼしぼ降る日暮れ時、母さんは息子たちに、これから湖にごみを捨ててくるから、いい子で留守番をしていなさいと、箕を着て出かけました。 ところが母さんは真っ暗になっても帰ってきません。二人の男の子は雨の中、母さんを探しに出かけました。 ふたりは、母さんを呼びながら湖のほとりまでやってきました。すると湖には、母さんが身に着けていた箕と草履がふわふわと浮いています。二人は母さんが湖に落ちたんだと思い湖に向かって叫び続けました。 す...

'ものがたり'散策 | 2018.05.20 Sun 18:28

日本の昔話 4 より 『朝日三郎の地獄めぐり』 約束を守れなかった主人公のお話の類型

昔あるところに大きな穴がありました。その穴は大きく深く、どこまでも続く不思議な穴でした。村人たちがいくら埋めようものの、埋めきれません。 そのうち村人たちは、穴の奥に何か恐ろしいものがいるのではないかと怖がりました。そこで殿様は強者で名を知られる朝日三郎に中の様子を見てくるように命じました。 朝日三郎は、殿様の命令とあっては断ることもできず、大穴をどんどん降りていきました。しかしどこまで行っても中は真っ暗でした。 それでも降りていくと、すとんと広い原っぱに落ちます。三郎は足の向くま...

'ものがたり'散策 | 2018.05.12 Sat 18:25

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