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動物報恩譚のひとつです。主人公は蛇を助け恩返しを受けますが、しかし、主人公の女房が恩返しの品を台無しにしてしまうという、ユーモアを含んだ落になっています。 むかし、京の都に近い瀬田の唐橋に、大きな蛇が現れました。村人は恐ろしくて誰も渡れません。あるときこのお話の主人公ですが俵藤太という弓の名人がこの話を聞いてこの橋を渡ってみようということになりました。橋の中程にはものすごい大蛇がとぐろを巻いていますが彼は難なく渡ってしまいます。 藤太は、それからしばらく行くと、後ろから若くて美しい女...
'ものがたり'散策 | 2017.06.04 Sun 18:46
三月の桃酒、五月の菖蒲酒、九月の菊酒を飲む習慣にまつわる由来譚なのでしょうが現在ではあまりこのような習慣を聞いたことがありません。 むかしあるところに娘と母親が暮らしていました。そこへひとりの若者が通ってくるようになります。ところがこの若者の正体は蛇でした。蛇は自分の子孫を残すために娘のところに通っていたのです。 そのことが知れると、母親は早速、蛇の後を追うために、娘に糸を通した針を、若者の裾に刺しておくように命じました。この糸をたどれば蛇の後をつけることが出来るというわけです。 そし...
'ものがたり'散策 | 2017.06.04 Sun 18:39
むかし、ある村に、ふたりの娘を持ったおじいさんがいました。ある日この、おじいさんは、畑仕事をすませ「ああ」とあくびをすると、大きくて恐ろしい風貌の山男が、なんと背後に立っているではないですか。「ああ」とは山男の名でした。それを呼んでしまったのです。 おじいさんは、ただあくびをしただけで、山男を呼んだ覚えはないと説明しますが、山男はふざけたことを言うなと怒ってしまいます。 そして、山男は、自分の言うことを聞くなら許すが、聞かなければ、おじいさんを殺してしまうと脅しました。そして、山男は、お...
'ものがたり'散策 | 2017.06.03 Sat 18:23
むかしあるところに、人のいいじいさんとうんと賢い孫がいました。ある時じいさんが鍬で畑を打っているとひとりの侍が馬に乗ってやってきてじいさんになぞを出します。 そのなぞとは、じいさんは、今朝から数えて畑に。何回鍬を打ったかというものでした。じいさんは答えられませんでした。侍はそれをじいさんの宿題にして去っていきます。 そこへ賢い孫がお弁当を持ってやってきました。じいさんは孫と一緒にお昼を取りながら今しがた侍が出したなぞについて孫に話します。すると賢い孫は容易いことだよと言って即答します。 ...
'ものがたり'散策 | 2017.06.03 Sat 18:21
日本の正月の門松と、節分の豆巻きの由来譚になります。 むかしあるところに三人の娘を持ったじいさまがいました。ある年のこと、日照りが続いてじいさまの田んぼが干上がってしまいました。じいさまが困っていたところ、ひとりの美しい若侍がやってきて、じいさまが昼飯を食いに帰っている間に、田んぼに水を入れてくれるというではないですか。ただし娘のひとりを嫁にくれと言います。爺様は喜んで約束しました。 じいさまは昼飯を食いに家に帰ります。そして嫁入りの話を娘たちにしました。しかし、上ふたりの娘は鬼か蛇...
'ものがたり'散策 | 2017.06.02 Fri 18:32
むかし、あるところに、生まれてから一度も風呂に入ったことのない、じいさんとばあさんがいました。この夫婦は子どもがいなかったので、ある時、自分たちのこんび(あか)をとって人形を作ってみようという話になりました。 人形を作ると、老夫婦は、それにご飯を食べさせました。するとみるみる大きく育ち、ふたりは喜んで、こんび太郎と名づけました。しかしこんび太郎は、食べれば食べるほど大きくなり、食べる量も半端ではなくなります。終いには、こんび太郎は、老夫婦に養うことができないと告げられます。 こんび太郎は...
'ものがたり'散策 | 2017.06.02 Fri 18:27
母親が、田んぼを耕していると、畦に寝かせていた赤ん坊を、突然、鷲がさらっていきます。母と子は離れ離れになってしまいました。鷲は、里から離れたお寺の松の木に、赤ん坊を置いていきます。それを寺の和尚が助け育ることとなりました。 母親の、この突然の別れを、甘んじて受けいれることの出来ない強い気持ちが、再会に向けて描かれていきます。母親は子どもを探して村々を渡り歩きました。 一方、息子は、すくすく育ち、たいそう利口な子どもだったので、坊さんとしての修行を着々と積んでいきます。 やがて、...
'ものがたり'散策 | 2017.06.01 Thu 18:23
このお話は、おしらさまの由来譚であり、馬と娘の悲恋譚として広く伝わっているようです。 むかし、あるところにお父さんとお母さんと可愛い女の子が住んでいました。この家には、また、立派な雄の馬が一頭いました。 やがて、女の子は美しい娘となります。この娘はいつも厩で馬と話したり笑ったりしています。父親はある時、娘が心配になって馬と話をする訳を聞きました。すると娘は馬とは夫婦になるのだからと答えました。 父親は人と馬が夫婦になるものかと怒って、馬を引っ張り出し、裏の大きな桑の木に吊るして、鉈...
'ものがたり'散策 | 2017.06.01 Thu 18:21
貧しい若者は、毎日山でたきぎをとっては、それを里で売って暮らしを立てていました。ある日のこと若者は美しい鶯の声に導かれて山の奥に入り道に迷います。あたりはもう暗くなってきました。 そんな時、若者は遠くの明かりに気づきそこへ向かいました。それは大きな屋敷でした。若者は一晩の宿を頼みます。すると、中には美しい娘がいて中に入れてくれました。若者は立派な座敷に通され、見たこともないようなごちそうでもてなされます。 翌日のこと、娘はようをたしに里に行くからと若者に留守番を頼みます。そしてこの家の十...
'ものがたり'散策 | 2017.05.31 Wed 18:15
むかし、三人の若者が一緒に旅に出ました。野を越え山を超え行くと長者の屋敷があり、屋敷の門には立て札が立っています。そこにはこう書いてありました。三国一の婿どのを求むと。三人はこの申し出に応じます。早速、三人は田打ちの早さを競うことになりました。しかし決着はつかず長者の屋敷に住み込んで続きを行うことになりました。 ところで、長者の娘は、屋敷の奥にいるらしく姿を見ることが出来ません。一番目と二番目の若者は、なんとかして娘の姿を見ようと試みます。ふたりはこっそり奥へ忍び込み、娘の部屋を覗いてみま...
'ものがたり'散策 | 2017.05.31 Wed 18:13
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