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昔話

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昔話
このテーマについて
 日本の昔話から外国の昔話まで。子どものころに、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに話してもらった、懐かしいお話。
 「むかし、むかし、あるところに……」で始まり、「めでたし、めでたし」で終わる昔話は、時代を超えて語り継がれてきた奥の深いお話。
 お気に入りの本やお話しを教えて下さい。
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日本の昔話 1 より 『うそこき善兵衛』 季節を題材にした法螺話

四部構成で、それぞれ四季のお話がなされます。主人公の善兵衛のさまよう背景が不思議なスケール感で描かれます。 春は、山菜採りでの出来事です。夕立にあい林に逃げ込むととたんに天候は晴れて青空を覗かせます、と思うとやっぱり雨の音がするし雷も鳴っています。するとそこは、いつの間にか、とてつもなく大きなふきの葉の下であったというお話です。 夏は、草刈りでの出来事です。狩った草を束ねて背負って立とうとするものの、重くて持ち上がらず、力を入れて踏ん張ると、かかとの下の土が盛り上がって、大きな山とな...

'ものがたり'散策 | 2017.06.24 Sat 22:11

日本の昔話 1 より 『寝太郎』 自分のペースを貫き通す主人公

長者の家の隣に、とても貧しい家がありました。その家の息子は、大変な怠け者で、一年中、朝から晩まで、寝てばかりいました。それで彼は皆から寝太郎と呼ばれて馬鹿にされていました。 彼の父親も母親も、長者の家の若いものが朝早くから働いているというのに、うちの息子ときたら寝てばかりいると、いつもこぼしている始末です。 しかし寝太郎は、ある日のこと、突然起き上がると山にでかけ、夕方には鳩を生け捕りにして帰ってきました。そして夜なべして鳩を紙で飾り付け足に鈴を付けました。 そして夜が明けないうち...

'ものがたり'散策 | 2017.06.24 Sat 22:08

日本の昔話 1 より 『なにがきらい』 天狗という日本の魔に仕えるもの

とあるばくち打ちが、勝負に負けて、身ぐるみ剥がされ、ふんどし一丁で家路につく途中、道端に竹筒が落ちていたので拾います。しばらく歩くと今度は大きなとちの木の上に天狗様を発見します。そこで、ばくち打ちに悪知恵がひらめきます。彼は天狗様を騙し、ひと儲けしてやろうと思い立ったのでした。物語ではその様子の一部始終が語られます。 題名は天狗様のきらいなものを、主人公であるばくち打ちが、天狗様に尋ねたことに由来します。それによって主人公は天狗様の復讐を上手くかわし、天狗様を出しぬくお話になっています。 ...

'ものがたり'散策 | 2017.06.23 Fri 23:49

日本の昔話 1 より 『尻鳴りしゃもじ』 長者の娘婿となるお話の類型

日本の昔話でお馴染みの正夢の物語です。 むかしあるところにいくら働いても運の向いてこない若者がいました。若者の初夢が正夢となって、彼は面白いものを授かります。 それは、一本のしゃもじなのですが、不思議な力を宿しています。このしゃもじが、物語の題名の由来にもなっています。 このしゃもじは、表で撫でれば撫でられたものが不思議な音で鳴り出します。裏で撫でれば音は鳴り止みました。 一見、なんの役に立つのかと思うような代物ですが、若者はしばらく考えて長者の家に向かいました。 しかし、長者...

'ものがたり'散策 | 2017.06.23 Fri 23:48

日本の昔話 1 より 『わらしべ長者』 無欲の処世の後先

お馴染みの物語ですね。たくさんの類話があるようです。 私が今読んでいるのは、金持ちの放蕩息子が、家のお金をかってに持ち出すので、親に愛想を尽かされて家を追い出され、一文無しとなり、落ちていたわらしべを拾い、物々交換で、最後にとなり村の長者の娘婿となり働き者となるというものです。 しかし、類話には主人公が始めから貧乏人であるものもあるようです。いずれの類話も、物々交換の末、長者になるという形には変わりがありません。 物々交換の物の変移はまた、類話によって色々なパターンがあるようです。物語...

'ものがたり'散策 | 2017.06.22 Thu 18:26

日本の昔話 1 より 『鬼のお面をかぶった娘』 まだ経験の浅い若者を励ます昔話

むかし、あるところに貧乏な夫婦がいました。夫婦には娘が一人いましたが家が貧しいので山向こうの長者の屋敷に年季奉公に出ていました。 娘は長者の屋敷でまめにはたらきましたが、里の父さん母さんが恋しくて恋しくてなりません。しかし奉公に来ている以上、勝手に帰るわけにもいきません。 そんなある日、旦那様のお使いで町にでかけた時、市で父さん母さんそっくりの顔の面を見つけて、それをなけなしの小遣いで買って帰りました。 娘は、誰にも知られないように、自分の寝る部屋の枕元に、こっそりそのお面を飾り、...

'ものがたり'散策 | 2017.06.22 Thu 18:24

日本の昔話 1 より 『皿さら山』 世界に広く分布するシンデレラの類話

(KHM21)『灰かぶり(シンデレラ)』の本筋だけを抜き出して、日本風に語るならば、この物語のようになるのではないでしょうか。 一人の娘を持った父親である侍が、妻に先立たれ後妻をもらうのですが、後妻にも娘がいました。後妻は自分の娘だけを可愛がり綺麗な服を着せ、継子である侍の娘にはぼろを着せて、つらい仕事をさせます。 ところがある日殿様が、侍の娘を見初めて嫁にもらい、嫉妬した後妻の娘には、田んぼのタニシになってしまうという罰が当たるという展開です。 『灰かぶり(シンデレラ)』の記事にも...

'ものがたり'散策 | 2017.06.21 Wed 18:24

日本の昔話 1 より 『りんの歌』 子どもを正しく導く存在としての和尚さん

むかし、山寺の和尚さんが、武士の娘、花屋の娘、魚屋の娘の三人の女の子を預かって、毎日学問を教えていました。 ある日和尚さんが村に団子を買いに出かけました。和尚さんが留守の間、三人の女の子は、和尚さんの大事な鈴(りん)を見つけて鳴らしてみます。 ところが、三人の女の子は代わる代わる鈴を鳴らしているとつい夢中になって鈴を割ってしまいます。三人の女の子は和尚さんになんとお詫びをしたら良いのだろうかと泣き出してしまいました。 そこへ和尚さんが帰ってくるのですが。三人の女の子が泣いているのを...

'ものがたり'散策 | 2017.06.21 Wed 18:21

日本の昔話 1 より 『神様と小便』 あらゆるものに神が宿ると困ること

短いお話です。 むかし和尚さんが小僧さんを連れて旅に出ました。 歩いていくうちに小僧さんは小便がしたくなります。そこで畑に行ってしようとすると和尚さんが、畑には土の神がおられるからダメだと言ってさせません。 小僧さんは仕方なく我慢して歩いて行くと、今度は川があったので、川にしようとしました。しかし和尚は川には水の神がいるからと言って小便をさせてくれません。 小僧さんは仕方なく我慢してまた歩き出すのですが、もう我慢がなりません。このままではあらゆるところに神が宿るのだから、どうしたらい...

'ものがたり'散策 | 2017.06.20 Tue 18:21

日本の昔話 1 より 『どろぼうがみたら、かえるになれ』 機知に富む日本の聖職者

短いお話です。 むかし、ある寺に、和尚さんと小僧さんがいました。 ある日小僧さんは、生まれて初めてお金というものをもらい嬉しくて嬉しくて大切に大切にしていました。 けれども小僧さんはお金はなくすかも知れないし、盗まれるかも知れないと考えて、それを土の中に埋めて隠してしまうことを計画します。 そこでその穴の空いた五枚のお金にわらを通して庭の隅に埋めてしまいます。そして晩になるとそれを掘り起こし眺めては喜んでいました。 しかし、小僧さんは、それでもお金のことが心配だったのか、お金に対し...

'ものがたり'散策 | 2017.06.20 Tue 18:19

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