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今日の江戸小話 「春はさぞかし」 二人の男が、こんな話をしました。 「お前さんの生まれは、とても寒い国と聞いたが、どんな具合だ」 そうですな。 寒中などは、はしをぜんに置きますと、ぴたりとくっついてしまって、 もう食べる事は出来ません。 それに、ちょっと話...
まつもとJIN | 2016.03.05 Sat 17:18
今日の江戸小話 「ふとん」 あるところに、貧乏な親子がいました。 貧乏でふとんもないので、寝る時はいつもござをかぶって寝ています。 しかし親父さんは、 「息子よ。人前では決して、ござをかぶって寝ているなどと言うなよ。人前ではふとんで寝ていると言うんだ」 と、いつも言い聞かせていました。 ...
まつもとJIN | 2016.02.28 Sun 17:26
今日の江戸小話 「話半分」 京都へ商売に行く江戸の男に、物知りの男が注意をしました。 「京へ商いに行くそうだが、くれぐれも油断するなよ。京の商人はみんな曲者で、とんでもない値段をふっかけてくるからな。だから...
まつもとJIN | 2016.02.20 Sat 06:09
今日の江戸小話 「用心」 あるところに、植木の大好きな旦那がおりました。 ある日の事、旦那は植木屋から手に入れた柳の木を 十本ばかり庭に植え込みましたが、近所の子どもたち がそれを珍しそうに見ていたので、いたずらをされる 様な気がしてなりません。 そこで用心に、旦那は小僧に植木の番を命じました。 さて、それから何日かたって、旦那が小...
まつもとJIN | 2016.02.13 Sat 17:33
今日の江戸小話 「夜の暗いところ」 ☆ ☆ むかしはどこも道が悪かったので、人通りの多いところはいつも大勢の人夫たちが集められて、道作りをしていました。 そこへ行灯を山の...
まつもとJIN | 2016.02.06 Sat 05:14
関集落の節分は、玄関先に『十二月』と書いた木の札を立てます。 これを見た鬼は「まだ十二月だったオニ!」と、勘違いして帰るという・・・何度も書いてますが、そんな可愛らしい風習が残っています。 金泉地区でも同じような風習が残っていますし(達者では最近紙の札に変えたとか)、かつては国仲方面でも行われていたようです。 そのあたりのことも、前に書いてましたね。 うちのジイさんが生きてるうちは、豆まきは炒った大豆をまいていましたが、今では落花生です。 なぜ大豆を炒るのかといえば「この豆から...
ガシマ2 -photo Life- | 2016.02.05 Fri 17:38
今日の江戸小話 「金箱のかぎ」 大阪の商人が、四、五人そろって、旅あきないに出ました。 品物をみんな売り尽くしての帰り道、みんなは一緒の宿に泊まりました。 商人たちは寝る前に、それぞれお金をかぎのかかる金箱に入れました。 そして、ふろしきに包んで、まくら元に置いて寝たの...
まつもとJIN | 2016.01.30 Sat 17:50
今日の江戸小話 あるところに、とっても貧乏な男がいました。 ある時、お金持ちの家に行って言いました。 「カッパが釣れる良い場所を見つけました。 でも、エサに肉がいります。 カッパが釣れたらお礼を差し上げますから、 肉をもらえませんか?」 お金持ちはカッパなら高く売れるとおもい、 肉の固まりを貧乏な男に渡して言いました。 「わしも、カッパを釣るところが見たいなあ」 すると、貧乏な男が言いました。 「木の後ろに、隠れていて下さいよ。 ...
まつもとJIN | 2016.01.23 Sat 17:58
今日の江戸小話 「とんちんかん」 「鉄砲を買ったぞ」 猟師の熊さんは、うれしそうに横町のご隠居に見せに来ました。 「ほほう、これは良い鉄砲じゃな。で、どのくらいだ」 「三匁二分の玉でさあ」 「いやいや、代の事さ」 「ああ、台は、かしの木さ」 「いいや、値だよ」 熊さん、変な顔で、 「知らねえのかい? 音は決まっているぜ、『ズ...
まつもとJIN | 2016.01.16 Sat 17:45
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