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関集落の節分は、玄関先に『十二月』と書いた木の札を立てます。 これを見た鬼は「まだ十二月だったオニ!」と、勘違いして帰るという・・・何度も書いてますが、そんな可愛らしい風習が残っています。 金泉地区でも同じような風習が残っていますし(達者では最近紙の札に変えたとか)、かつては国仲方面でも行われていたようです。 そのあたりのことも、前に書いてましたね。 うちのジイさんが生きてるうちは、豆まきは炒った大豆をまいていましたが、今では落花生です。 なぜ大豆を炒るのかといえば「この豆から...
ガシマ2 -photo Life- | 2016.02.05 Fri 17:38
今日の江戸小話 「金箱のかぎ」 大阪の商人が、四、五人そろって、旅あきないに出ました。 品物をみんな売り尽くしての帰り道、みんなは一緒の宿に泊まりました。 商人たちは寝る前に、それぞれお金をかぎのかかる金箱に入れました。 そして、ふろしきに包んで、まくら元に置いて寝たの...
まつもとJIN | 2016.01.30 Sat 17:50
今日の江戸小話 あるところに、とっても貧乏な男がいました。 ある時、お金持ちの家に行って言いました。 「カッパが釣れる良い場所を見つけました。 でも、エサに肉がいります。 カッパが釣れたらお礼を差し上げますから、 肉をもらえませんか?」 お金持ちはカッパなら高く売れるとおもい、 肉の固まりを貧乏な男に渡して言いました。 「わしも、カッパを釣るところが見たいなあ」 すると、貧乏な男が言いました。 「木の後ろに、隠れていて下さいよ。 ...
まつもとJIN | 2016.01.23 Sat 17:58
今日の江戸小話 「とんちんかん」 「鉄砲を買ったぞ」 猟師の熊さんは、うれしそうに横町のご隠居に見せに来ました。 「ほほう、これは良い鉄砲じゃな。で、どのくらいだ」 「三匁二分の玉でさあ」 「いやいや、代の事さ」 「ああ、台は、かしの木さ」 「いいや、値だよ」 熊さん、変な顔で、 「知らねえのかい? 音は決まっているぜ、『ズ...
まつもとJIN | 2016.01.16 Sat 17:45
今日の江戸小話 「大声のしらみ、小声のわたくず」 店の主人と小僧が、浅草の観音さまにお参りに行った時の事です。 賑やかな仲見世通りを歩いていますと、小僧が突然主人の背中を 指差し、大きな声で言いました。 「あっ、だんなさま。だんなさまの背中に、しらみがついております」 「馬鹿! そんな事は小声で言え! 恥ずかしいだろ」 主人は慌てて小僧に言うと、小僧は声を小さくして言いました...
まつもとJIN | 2016.01.09 Sat 20:02
今日の江戸小話 「火事の炭」 ある時、村で火事がありました。 けちで有名な亭主は二階の物干しからずっとそのようすを見ながら、女房を呼んで言いました。 「あの燃えぐあいじゃあ、だいぶん炭が出来ているだろう。お前、ひとっ走りいって炭をもろうてこい」 そこで女房はさっそく火事場まで出かけていったが、少しして何も持たずに帰ってきました。 「お前さん...
まつもとJIN | 2015.12.27 Sun 06:23
今日の江戸小話 「今日の江戸小話 「お説教」 おっちょこちょいの与太郎に、父親がお説教をしています。 怒られた与太郎はだんだん小さくなって、 しまいにはたたみに頭をこすりつけました。 それを悪友たちがのぞき見したから、たまりません。 あとで与太郎は、悪友たちにからかわれました。 「お前は、いつも親父の前であんなに小さくなっているのか? いくらなんでも、たたみに頭をこすりつける事はないだろう」 すると与太郎は、悪友たちに言いました。 ...
まつもとJIN | 2015.12.19 Sat 05:12
大酒を飲んだ酔っぱらいが、気持ちが悪くなってゲロをはくと、その場にひっくり返ってグーグーと寝てしまいました。 そこへ犬がやってきて、これはごちそうとばかりにべロべロべロべロと、酔っぱらいの口のまわりをなめまわしました。 すると目を覚ました酔っぱらいは、犬にぺこりと頭を下げて言いました。 「これはこれは、どな...
まつもとJIN | 2015.12.12 Sat 05:18
今日の江戸小話 「こたつ」 こたつを見たこともない、都から遠くはなれた田舎の話です。 「おらが村の庄屋さまは、都からこたつという物を買ってこられたそうな」 こんなうわさが、パッと広まりました。 村の者は、 「いったいこたつとは、どんな物だろう?」 見に行きますと、途中で隣村の五郎兵衛とすれちがいました。 「よう、今頃みんなそろって、どこに行くんだ」 と、五郎兵衛が聞くので、村の者は、 「これから、こたつを見に行くのさ」 すると、五郎兵衛は、 「そいつは、...
まつもとJIN | 2015.12.05 Sat 17:48
今日の江戸小話 「くじらの絵」 絵描きがくじらの絵を書いていると、女の子が家から 持ってきた紙を取り出して言いました。 「おじさん。あたいにも、くじらの絵を書いておくれ」 すると絵描きは、女の子を追い返そうと思って言いました。 「あのね、くじらはとっても大きな魚だから、 そんな小さな紙には書けないよ」 すると女の子が、言いました。 「そんなら、百匁(約七百七十グラム)ほどでいいから、 書いておくれよ」 ...
まつもとJIN | 2015.11.28 Sat 17:40
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