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むかし、あるところに、一人暮らしのおじいさんがいました。おじいさんは古くて、今にも壊れそうな家に住んでいました。 ある日おじいさんが、ご飯を食べたあと、縁側に座ってきせるを一服やっていると、庭に一羽のつばめが落ちてきました。つばめは立つことができず、ぱたぱたともがいています。つばめの足は折れていました。 おじいさんはつばめをかわいそうに思い、足に薬を塗ってやり、細い木の枝で添え木を当てて、布の切れ端で巻いてやりました。それから毎日介抱してやり、七日程でつばめの足は治りました。 おじ...
'ものがたり'散策 | 2017.07.06 Thu 18:15
むかしあるところにかえるの親子がいました。子どものかえるは親の言うことをちっとも聞かず、山へいけといえば、川に行き、川にいけといえば、山に行く有様です。 ある時親がえるは重い病気を患いいよいよ死ぬというときにこう思いました。死んだら山に埋めてほしいけれどあの子のことだから山に埋めてくれといえば川原に、川原に埋めてくれといえば山に埋めるだろう。そこで親がえるは子がえるに死んだら川原に埋めてくれと言い残して死んでいきました。 さて親がえるが死ぬと子がえるは親の言うこともろくに聞いてこなか...
'ものがたり'散策 | 2017.07.05 Wed 19:36
かっこう鳥は田植え鳥とも呼ばれています。田植え時になると「かっこー、かっこー」と鳴くからですが、それにはこんなわけがあります。 むかしあるところに母ひとり子ひとりの家がありました。母さんはいつもよそのお百姓さんの田植えを手伝い暮らしを立てていました。それで子供のかっこはいつも一人ぼっちで留守番をしていました。 ある日の夕方、母さんは田んぼから上がって、家の裏のせせらぎで、もんぺを片足だけ脱いで足を洗いながらかっこを呼びました。いつもならすぐに飛び出してくるところ、今日は一向に出てきま...
'ものがたり'散策 | 2017.07.05 Wed 19:35
むかし、あるところに、ひとり暮らしのおじいさんがいました。ある日おじいさんは近くの温泉にでも行ってこようと、にぎりめしを持って朝から出かけました。 途中の村で井戸の脇を通ると、一匹のかえるが蛇に飲まれかけて、苦しそうにもがいています。おじいさんはかわいそうに思い、棒きれを拾って、蛇を思いっきり叩きました。すると蛇はカエルを吐き出し、逃げていきました。 おじいさんはかえるに向かって、こんなところにいるから蛇にやられるのだ、草薮で遊べと注意します。 そしておじいさんは、一日温泉に浸かって、...
'ものがたり'散策 | 2017.07.04 Tue 19:39
むかし、あるところに、とても大きな長者の家がありました。村では田植えが始まり、長者の家でも、人を大勢雇って田植えを始めました。 ところが、もうじき田植えが終わろうというとき、お日さまが西の山に沈みかけました。これを見た長者は、大きなうちわを持ち出して「お日さまもどれ、お日さまもどれ」と言いながらあおぎます。すると、沈みかけたお日さまがだんだんと戻って、みんなはなんとか田植えを終えることができました。 長者の家では、無事田植えを終えることができたので、祝い酒がふるまわれ、皆楽しく飲んでその...
'ものがたり'散策 | 2017.07.04 Tue 19:37
むかし忙しい田植え時のこと地主はいつもの年のように早くから手伝いを頼んで田植えにかかりました。 ところがその年はどうしても人がひとり足りず困っていました。しかし田植えをしないわけにはいかないので始めました。 しかし田植えの最中地主が働いている人の頭数を数えてみるとひとり多いのです。誰かが連れてきたのだろうと地主は思っていたのですが、一休みしているときや昼飯時には、またひとり足りなくなるのです。 地主はおやつも昼飯も食べずに働いているものがいるということに心を痛めました。地主は、せめて夕...
'ものがたり'散策 | 2017.07.03 Mon 18:35
むかしあるところに惣五郎というお百姓さんがいました。 ある年の田植え時のことです。惣五郎は田んぼに苗を植え付け終わり、夕方家に帰る途中、ふと畑のそばの肥溜めを覗いてみると、小狐が一匹溺れ死んでいました。 きっと、親からはぐれて、肥溜めに落ちてしまったのであろうと哀れに思い、小狐を拾い上げると、丁寧に畑のすみに葬ってやりました。 その夜惣五郎の家の戸をどんどんと叩く者がいました。そして五、六人の声がして惣五郎の田んぼの苗を、皆、引き抜いたというではないですか。 しかし惣五郎が戸まで...
'ものがたり'散策 | 2017.07.03 Mon 18:30
むかしあるところに貧乏な若者がいました。しっぽしっぽと雨の降る晩方、若者が山仕事を終えて帰ってくると、あとから誰かがついてきます。見るとそれは美しい若い娘でした。 若い娘は旅の者だと言い、もう暗くなったので若者の家に止めてはもらえないかと尋ねました。若者は何もごちそうなどできないが、よかったら泊まっていくといいと言いました。 ところが娘は一晩宿どころか帰る様子がありません。そして家の中でくるくると立ち回ってよく働きます。若者は不思議に思い娘に聞くと、どうやらあなたさまは独り者のようですか...
'ものがたり'散策 | 2017.07.02 Sun 18:25
お馴染みの物語ですね。 むかしあるところにじいさまとばあさまがいました。じいさまはいつもばあさまの作ってくれたにぎりめしを山に持っていってそれを木に吊るしそれから仕事に取り掛かるのでした。 ある日のことお昼食べようと包を開けてみると中は空っぽでその代わりに雀が一羽昼寝をしていました。じいさまは微笑ましく思い雀をそっと懐に入れて家に持ち帰り「ちょんこ」という名をつけてご飯のたびに箸で食わせて可愛がりました。 ある時ばあさまがたくさんの洗濯物をして洗濯物に使うのりをこしらえると隣で刷毛...
'ものがたり'散策 | 2017.07.02 Sun 18:20
先頭の数字は記事の日時です。これに記事タイトルが続きます。 05-27-1 日本の昔話 1 より 『はなさかじい』 村社会への問題提起、真似を戒める物語の類型 05-27-2 日本の昔話 1 より 『干支のおこり』 十二支に関する由来譚 05-28-1 日本の昔話 1 より 『一寸法師』 日本の親指小僧 05-28-2 日本の昔話 1 より 『夢見小僧』 初夢にまつわるお話の由来譚 05-29-1 日本の昔話 1 より 『夢買い長者』 正夢に関する物語 05-29-2 日本の昔話 1 より 『鼻高扇』 とんまで正直者の行く末、昔話の知恵 05-30-1 日本の昔話 1 より 『...
'ものがたり'散策 | 2017.07.01 Sat 08:15
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