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JUGEMテーマ:NO461 写真館ジェットプレーン店長の 櫻田トトがお届けする詩です。 「いいなぁ」 私は ぷらっと 知らない 洋服屋さんに 入ることがある ウィンドウだけを 見て いいなぁ と 思ったら 入る その店の 顧客でも なんでも ない その店の ブランドを 好きなわけでも ない 人も 同じで ...
盛岡市の写真スタジオ ジェットプレーン 店長日記 | 2021.07.28 Wed 14:03
JUGEMテーマ:詩 何かが壁をカサカサ登っていく 目を凝らすとヤモリだった 去年まではよく窓越しに張り付いていたのに 今年はてんでやって来ず 思わず久しぶりと声が出る 窓を開け 壁を叩くと 慌てて外へ逃げ出した 窓越しのシルエットが スルスルっと夜に消えていった
SANNI YAKAOO | 2021.07.28 Wed 11:00
JUGEMテーマ:詩 ビルの隙間から光が漏れる ショッピングモールの植木のシルエットが伸び 家路につく車で道路が埋まっていく 誰かが犬を引いて横断歩道を横切る 時刻は午後四時半 長い夕方が始まる 夜を待ち遠しく思う
SANNI YAKAOO | 2021.07.27 Tue 11:42
JUGEMテーマ:NO460 写真館ジェットプレーン店長の 櫻田トトがお届けする詩です。 「イマサラ」 人は イマサラ という 言葉を 口にした後 後悔したような 表情を 浮かべる 又 同じことを 口にしてしまったという 自分を責めるような 表情 でも イマサラ 自分を 責める必要などない 今の 人...
盛岡市の写真スタジオ ジェットプレーン 店長日記 | 2021.07.26 Mon 16:48
JUGEMテーマ:詩 テレビのニュースで おれより若い子がスポーツで活躍している姿 が流れた このまま何にもなれないのに 何かになりたがっている 可能性というナイフで身を裂かれて ああ、もう、満身創痍 誰かおれを救ってくれ 常人の状態でいるための錠剤 未来はいつだって 輝いているとは限らない 今日よりちょっとマシな明日さえ 来るのかは疑わしい まだ終わったわけじゃない でもとっくに始まっていた そう、もう、手遅れだ 誰かおれを終わら...
コカ・コーラの泡沫 | 2021.07.25 Sun 19:34
JUGEMテーマ:詩 溶けた一部が膝に垂れる 頑張って舐めても 棒を伝って次々に垂れてくる だったらと逆さまにしてみると 今度は塊ごとずり落ちてきた 暑い日差しの中 外で食べるアイスほど手強いものはない
SANNI YAKAOO | 2021.07.25 Sun 11:54
JUGEMテーマ:詩 設定した覚えのないアラームが鳴る タンスの引き出しから規則正しく そういえば昨日 デジタルの腕時計をいじって 結局操作が分からなくて放っておいた アラームを消そうにも消し方が分からない 説明書もどこかへやってしまった 用のないアラームほど鬱陶しいものはない 暑い部屋 几帳面な電子音が鳴り響く 無力感に苛まれる
SANNI YAKAOO | 2021.07.24 Sat 11:07
JUGEMテーマ:詩 ガソリンが残り少ない 目的地までもつだろうか 燃費を気遣って エアコンを切って窓を開ける 生ぬるい風が吹き込む 不安と不快で 全ての景色が歪んで見える
SANNI YAKAOO | 2021.07.23 Fri 12:30
JUGEMテーマ:NO459 写真館ジェットプレーン店長の 櫻田トトがお届けする詩です。 「ルール」 社会には あれこれ ルールがある ルールが 主役 といっても 過言ではんない けれど 所詮 ルールは ルールだ 人間 を 超えた 主役に なっては イケナイ ルールは 人間が つくったモノだ その ルー...
盛岡市の写真スタジオ ジェットプレーン 店長日記 | 2021.07.23 Fri 11:50
白き猫泣かむばかりに春ゆくと締めつゆるめつ物をこそおもへ 『桐の花』 女歌といっても通用しそうな叙情性だが、明治という時代を通じて、つまりはまた作者の成長過程を通じて、男性にとっては封印すべきものとされた種類の女性的な感覚的表現の解放が、大正という時代になって良くも悪しくも放恣に始まったのだと感じさせられる。 作者が男性なればこそ、解放することを封じられてきた類の情念を、膝に抱いた白猫を締めつけたりゆるめたりする行為に込めざるを得ない切迫感が、作者一身の感覚では済まされぬ...
星辰 Sei-shin | 2021.07.22 Thu 16:18
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