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2005年。 「泉」同人。第1句集。 茶が咲いて日向の猫のうすまぶた 病める子の部屋に放ちし螢かな 寒の雷壁の写楽の大目玉 嫁の手を借りて鏡を開きけり 魞舟をながめて坐る遅ざくら 炎吹くこともして見せ夏芝居 霞草夫を泣かせてしまひけり 生身魂また叱られてをられしよ 流氷の骨身をけづる音ならむ 行水や嬰のふんぐり浮かばせて 生身魂銭をかぞへてをられけり 生身魂乳房が憂しと申さるる 破魔矢受く人雑兵のごと群るる 啓蟄のマンホールより人の声 ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.03.24 Wed 20:58
2018年。 第一句集。第6回星野立子賞。 柚子湯して逝きたるひとのみなやさし はるさめかなみだかあてなにじみをり 子を捨てしわれに母の日喪のごとく 身ほとりのものの芽ばかり数へをり 落籍(ひ)かされし技(こ)の噂など四日かな 寂庵に誰のひとすぢ木の葉髪 仮の世の修羅書きすすむ霜夜かな おもひ出せぬ夢もどかしく蕗の薹 半世紀戦後の春のみな虚し 戦火やみ雛の顔の白さかな 老いし身も白くほのかに柚子湯かな JUGEMテーマ:俳句 ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.03.12 Fri 21:36
JUGEMテーマ:俳句 第356回 坐 忘 会 開催日:令和3年2月14日(日) 場 所:本部道場 本堂 参加者:10名 投句者:5名 句 数:105句 1月の会がコロナで中止となったので、今回が今年最初の会となり新入会員の鈴木和子さんを迎えて、華やいだ楽しい会となりました。 今回の最高得点者は幽水さんだったが、投句だけで不参加だった ので、賞品を持ち帰りは参加者中トップの蕉山さんとなりました。 今回の兼題は「冬霞」「北風」「煮凝」でした...
座禅修行だより | 2021.02.24 Wed 15:09
2005年。 「馬酔木」同人。第1句集。 誕生日すきな器に苺盛り 鱧寿司や京に育ちて京知らず かりがねや人は禍福を振り分けに 日のめぐみ風の愁ひに秋深む 百勝の騎手さはやかに手を振りて 厄落し右より付けるイヤリング 月鉾の月を濡らして通り雨 クレヨンの赤よく禿びて聖夜来る 鍵穴をさぐる鈴音月冴ゆる 不器用にたたむ雨傘かの子の忌 火蛾舞ふや駅のベンチに忘れ傘 母逝きし日は白紙なり日記果つ あや取りの綾の小川の底すくふ 鵜篝の風に華やぐ水の闇 ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.02.16 Tue 11:53
2003年。 「七曜」同人。第1句集。 独楽まはす兄に向ひて這ひ出せり 這ひ這ひの嬰に団栗をころがせり 玩具箱にどんぐりも入れおやすみなさい 風光る陶芸の森陶の椅子 子を逃げて蝸牛葉裏にひそみをり 手の中に螢捕らへて動けぬ子 ピーマンの筋肉質を焼いてゐる 獅子舞の子らに囲まれどの子嚙も 地獄めぐり絵日記にして夏の旅 藪椿切られし幹に初日さす 若葉風あおむけにありランドセル 帰国して全身で受く花吹雪 肘つきて水仙の香と向き合へり 若葉風ピ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.02.12 Fri 22:24
2009年。 「港」主宰。第6句集。 としよりをまだやつてゐる人に雪 裸木の裸の終り近づきし さうめんをすする遠くに空母置き エレベーターに人が棒立ち冬の底 さくら暮れ溝口健二的世界 祭笛巧みすぎたる憾みあり 盆三日中有信じてゐればよき 百叩きほどの残暑を賜はりし 反骨が偏屈となる虫の夜 生身魂ときどき明治の矜持見す 覚えてはをらぬか戦闘帽の案山子 大根の切らるる前に撫でられし 辛抱も成分として皹ぐすり 落ちてゐし受験絵馬なり掛けてやる 日...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.02.05 Fri 23:01
2018年。 「沖」同人。第1句集。 木々わつと叫びて芽吹く爆心地 桜九十五度目の母と小さき旅 鬼灯やいま逢はねばと汽車に乗る 行く雲のはやさに稲を刈り進む 霧籠めて滝のとどろき失せにけり 新雪の一歩一歩に浮力生る 濁流のゑぐる力よ雪解光 初蝶に山野浮き立つひかりかな 春灯さらりと重きことを言ふ 花冷の息整ふる一の弓 大地いま飛花受け止むる掌 蝿たたき摑む速報震度六 下敷のうらの九九表小鳥来る 電子辞書See・Youと消え冴返る 跳べさうな...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.01.29 Fri 23:35
2001年。 「火星」同人。第1句集。 孕猫月のひかりの水を飲み 寒卵こつんと割りて今朝ふたり 拗ねてゐる子の足見ゆる秋簾 背を向けて何燃す母や凌霄花 元日や秤の上に嬰泣きぬ エプロンに貰うて来たる子猫かな 恐竜と子猫の眠きおもちや箱 とろ箱に蛸戻されて糶られけり スカートを摘まんで跳んで蓼の花 虫喰ひの花南瓜の開きける カーテンを人差指で覗く冬 城崎の雪礫まづ夫に投げ 両の手に抱きし西瓜に寝癖あり 昨日まで苦瓜裂くるとは知らず 鯖雲の鯖雲...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.01.20 Wed 23:12
2018年。 「いには」同人。第1句集。 青年の鋭角の顎風薫る 全力で走りたる夢桜桃忌 ふとん屋の軒に顔出す燕の子 演劇のちらしに子の名新松子 揚羽蝶風にとまつてゐるやうな 神輿追ひ太平洋へ出でにけり 椿落つ大地に印を押すごとく 棚田描く夏帽のつば上下せり ひとひらの羽の吸はるる蟻の穴 浅春やワイングラスの藍の脚 緬羊を追ふ犬花菜あかりかな 蟇父を永らへさせ給へ 弟は田植機兄は草刈機 地下鉄の四角き出口花明り 山笑ふ往復同じ運転手 父逝き...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.01.14 Thu 23:17
2013年 「炎環」同人 「豆の木」副代表 第1句集 青空へ巣箱の闇を掛けておく 花火見し目にシャンプーの滲みてをり まなこ閉ぢ嚏の支度してをりぬ 寒泳の髪乾くまで獣めき 雛の段月へ続いてゐたりけり ピクニック大き日向の見えてきし 美しき器残れるかき氷 いろいろの蓋あいてゐるキャンプかな ストライクゾーンを壁に描く晩夏 水音をたどれば母のゐる良夜 いなびかり森が大きくなつてゐる ブーツ脱ぐバナナの皮を剥くやうに セーターを脱ぎてセーターあたたか...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2021.01.08 Fri 22:08
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