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堀川草芳『句集 蒼き闇』(扉俳句会)より

    平成19年。 「扉」主宰。第3句集。 寒天の風の軽さに干し上がる つぎつぎに日射しを掬ひつばくらめ 四方より眺めて終る松手入 凍滝の力こもりし白ならむ 囀に力の満つる桂の木 空蝉の風にもがきし形に落つ 木守柿信濃の空のがらんどう 木のごときフランスパンや冬来たる ものぐさの背を押しやる涅槃西風 みづうみへ伸ばす多彩の春灯 師の詠みし噴水に来て黙祷す 己が身を引き秋天の塔仰ぐ 鳥威し張りて一村かがやける 木の影に鳥の影来る白障子 炉話をし...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.18 Fri 12:17

星野麥丘人『句集 燕雀」(角川書店)より

    「鶴」主宰。第4句集。 元興寺塔阯の冬日だまりかな 帽子脱ぐ二人静にかがむため 筍飯炊くことけふのすべてなり 薔薇赤しそのほかのこと考へず 昼酒もすこし女ら鱧食うて くつさめの夫唱婦随といふべかり 初夢に埴輪の馬を貰ひたる 杉花粉女逃げても逃げられず   JUGEMテーマ:俳句

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.17 Thu 22:15

寺田良治『句集 ぷらんくとん』(ふらんす堂)より

    2001年。 「船団」所属。 囀りにきき耳立てるごはん粒 みずうみのかたちに眠る五月の胃 青蛇の土手をすべつてゆく娯楽 数学は冷たくて好き枯山水 てのひらは元あしのうら山笑う しばらくは砂遊びする蕨餅 大いなる鳥籠のなか夏木立 天井の四隅すつきり冷奴 夕立やなにも咲かないトタン屋根 大屋根の端まできれい夏の星 夏の夜のコップは天体望遠鏡 小鳥来る去年のままの椅子の傷 青空はまじめで困る柘榴の実 天高し亀の子束子あおむけに 春ずんずん豚は鼻から...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.14 Mon 22:57

渡部節郎『句集 転舵の渦』(本阿弥書店)より

    2009年。 「沖」同人。第1句集。 若葉風抱へ気功の型うごく 咲くといふ白木蓮の解けやう 拗ね心あるやも端居して在す 鯛焼と判る温みを渡さるる 裸木と違ふ肌して立ち枯るる あの時はあれでよしとす朧かな 省くものなくて涼しきこけしかな 一湾の要となりし大西日 切株の渦みな楕円山眠る 九十九里を転がつてゆく冬の雷 声明に雪解しづくの和してをり 凧糸の撓みに風の機嫌かな 東風に鳶風切羽を全開す 手枕の痺れ卯の花腐しかな 男滝仰ぎて己がせりあがる ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.11 Fri 22:25

重枝広樹 俳句作品集

JUGEMテーマ:俳句   重枝広樹 俳句作品集   「狩」掲載句の中から   平成二十二年 金閣の上をすいすい水馬 宍道湖に翻りつつ帰燕かな   平成二十三年 三日はや缶蹴りをして鬼となり 漆黒のベンツ落花を散りばめて 黒鯛の鱗きらめく夜釣かな 手花火の落つる雫を慈しむ   平成二十四年 山積みの榾を残して祖父逝けり まばたきもせずに母見る子馬かな 馬の目に映る我あり茅花流し 噴水や喚声しぶきとなり降れり アイスコーヒー苦くて午後...

エピクロスの園 | 2020.09.09 Wed 07:45

名村早智子『句集 参観日』(本阿弥書店)より

    1998年。 「築港」同人。現「玉梓」主宰。第1句集。 こういうふうに句集になると、詠まれた子どもは決してグレることはないだろう。   大学と城のある街夕焼けて 日本を詠んだとは思うものの、ドイツのハイデルベルクを思い出す。 ハイデルベルク大学とハイデルベルク城がある街。街を見下ろしながらバナナを食べていたのが思い出される。 俳句は、詠み手と読み手が、それぞれの体験からまったく違う風景を思い浮かべることがあるというのが面白いところでもある。  ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.06 Sun 21:47

中野湘舎『句集 五叉路』(本阿弥書店)より

    2014年。 「春風」同人。第1句集。 人日の戦略会議始まりぬ 雪積むと母の便りの短くて 野辺送りすませて薄き蜆汁 巨人戦の切符出てきし曝書かな 商売の相手も夏に負けてをり これがかのローレライなり船遊び 雨止めば遅ればせなる花火かな 荒されし王家の谷や蝿多し 光秀に焼かれし寺の紅葉かな 妻の座に定年はなし葱刻む 着膨れてハワイの土産話聞く 古暦ドガの少女の絵は残し 獅子舞の獅子より出でて笑ひけり 黒枠のファクシミリ来る寒さかな 麦青むアル...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.04 Fri 23:11

橋本多佳子『句集 命終』(角川書店)より

    昭和40年。 第5句集であり遺句集。 老いの顎うなづきうなづき紙を漉く 紙漉のぬれ胸乳張る刻が来て 露晒し日晒しの石桔梗咲く 「脚下照顧」かなぶんぶんが裏がへり 落日に群衆が透く川施餓鬼 蒟蒻掘る尻がのぞきて吉野谷 柿盗りを全樹の柿がうちかこみ 柘榴の裂けすでに継げざるまで深く 冬瀧の天ぽつかりと青を見す 爐より立ちひとりの刻をさつと捨つ 湖北に寝てなほ北空の鴨のこゑ うつむくは堪へる姿ぞ髪洗ふ 鉄格子天神祭押しよせる しやぼん玉吹いてみ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.09.02 Wed 23:55

尾池和夫『句集 瓢鮎図』(角川書店)より

    2017年。 「氷室」副主宰。第2句集。 比良八荒比良の見えざる荒れじまひ 暑つおすな生きとゐやしたん逢ひとおす あと一つ星飛べといひ星飛べり 君そこに花に埋もれるやうに立て 湖を渡り切つたる夕立かな この鰤は氷見とひときは声を張る 玉つくる間を負けてをり雪合戦 出番待つ畳にべたと獅子頭 蒲公英のあたりに停まり消防車 ゲルニカを前に汗拭くこと忘れ 馬術部の馬も新入り樟若葉 カクテルの氷ひとかけ高鳴らす 甜瓜ひとつのための回り道 地震情報ポケッ...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.08.19 Wed 20:55

有本銀河『句集 秋の虹』(青磁社)より

    2014年。 「白露」「椎の実」所属。第1遺句集。 冬麗の空に入らむと観覧車 青梅雨や画廊のひとの眸すみ たかんなの糶や仁王の脇を借る 寒禽の声はねかへす石舞台 白砂に日の斑の散華鑑真忌 賑はひの巷にピエロ阪神忌 空梅雨の天に憮然と風見鶏 鳥雲に角張る文字の友好碑 弓なりの渚が見えて鳥渡る てらてらと撫で牛ありて梅真白 浮上して亀が首出す秋の風 釣瓶落としに本丸の総崩れ 香久山のいろの濃淡耕せり 絵筆もちたし木蓮の二月堂 さやさやと雨の前触...

《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2020.08.09 Sun 22:30

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