[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:連載第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(6) 女弟子は如雪の伸ばした腕をつかみ、肘から曲げようとするが、どうしても曲がらない。 すると、如雪は今度は前に座っている主婦らしき女性に声をかけ、おいでおいでをするように手招きした。「やらせではありませんよ。あなた、ちょっと私の腕を曲げてみてください」 さっきまでの口調と違って、如雪は猫なで声で女に言った。 女は如雪の腕に取りつき、必死で腕を肘から曲げようとした。「どうです。曲がりますか?」「全然曲がりません。歯が立ちません」...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.24 Fri 09:14
JUGEMテーマ:連載 第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(5) 如雪はにこやかな表情で挨拶を始めた。「みなさん、よくいらっしゃいました」 声は想像どおり野太かった。「今日は初めての方も多いので、気について少し説明しましょう」 如雪は会場をぐるりと見回し、また話をつづけた。「気はパワーなんです。気で相手を倒すことだってできます。気を通すことができれば、飛んでいる鳥さえ落とすことができる。また、滝を止めることもできる。私はそこまではできんがね……。それから、千里先を見ることができる...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.23 Thu 09:21
JUGEMテーマ:連載第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(4) ビルに入るとすぐ受け付けがあった。一階は受け付けのほかに、応接室、会員たちの談笑の広間、それに更衣室などがあるようだ。二階は稽古場で、それより上の階は、一般人の立ち入りが禁止になっていた。そこには協会の事務局や如雪のプライベートルームがあるらしい。 受け付けでは、受付嬢と呼ぶにはあまりにも失礼な三十過ぎの艶っぽい女が、訪れてくる会員をてきぱきとさばいていた。自分でも持て余しているに違いないと思わせる熟れた身体からは、男を誘...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.22 Wed 07:59
JUGEMテーマ:連載 第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(3) ジョルジュが吠えるなんて一度も聞いたことがなかったから、ぼくは恵子の言葉を素直には信じられなかった。本当に処分したのではないかという疑惑が頭に浮かんだ。 それにしても、よくわからない女だ。恵子は前の犬を追い払ってせいせいした顔をしているが、そんなに簡単に犬を飼い替えられるものなのだろうか。まるで洋服かジュエリーを取り替えるような調子ではないか。怖い女だ。「じゃあ、またどこかで会いましょ」 恵子はにこりともせずサン...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.21 Tue 07:33
JUGEMテーマ:連載小説の中で過剰な表現や少々グロイ表現があるかもしれません。年齢制限はしたくはありませんので、そこは自己責任でお願いします。
*SKULLNIGHT* | 2009.04.21 Tue 00:16
JUGEMテーマ:連載 きらきら星 2章 ♯15:中学生っぽいなーって実感した。 ゲーセンでシュミレーションゲームやクレーンゲームを堪能した私たちは、昼食を駅前のドーナツ屋さんで食べることにした。 適当に各々が興味のあるパンやドーナツ、それから軽食(なぜかラーメンとかお粥とかがあったのだ)を選んで6人掛けのテーブルに座り、雑談しつつそれらを口に運ぶ。 話題は専らクラスや部活での出来事。これまた私にはついていけない話だった。だが今度はそんなに気にならなかった。「・・・・・・ひかる、それちょうだい...
きらきら星 | 2009.04.20 Mon 19:29
JUGEMテーマ:連載 第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(2) 恵子に対してぼくは複雑な感情を抱いている。あの晩恵子に会いさえしなければ、会社を辞めることはなかった。誰を責めるわけにもいかないのはわかっているが、どうにもやりきれない思いが今でもするのだ。 ひと呼吸おいて、ぼくは冷静を装いながら口を開いた。「やあ、恵子さん。久しぶり」「元気?」 恵子は感情がまるで含まれていない声で言った。「え、まあね」「相変わらず宮仕えしているの?」 恵子はぼくを小バカにしている顔つきだ。「い...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.20 Mon 09:17
JUGEMテーマ:連載 小説を読む為の注意事項。・この小説は亞里こちが作成したオリジナル小説です。抵抗があるかたはご遠慮ください。・著作権は放棄しておりません。・無断転載・二次加工・再配布は禁止・荒師のかたはご遠慮ください・オフの人間は許可なく見ないでください・血縁者はだめです・亞里こちの事が嫌い。または亞里こちの小説が嫌い。当てはまる方はご遠慮ください。尚、小説の中で過剰な表現や少々グロイ表現があるかもしれません。年齢制限は支度はありませんので、そこは自己責任でお願いします。
*SKULLNIGHT* | 2009.04.20 Mon 00:05
JUGEMテーマ:連載 小説を読む為の注意事項。・この小説は亞里こちが作成したオリジナル小説です。抵抗があるかたはご遠慮ください。・著作権は放棄しておりません。・無断転載・二次加工・再配布は禁止・荒師のかたはご遠慮ください・オフの人間は許可なく見ないでください・血縁者はだめです・亞里こちの事が嫌い。または亞里こちの小説が嫌い。当てはまる方はご遠慮ください。尚、小説の中で過剰な表現や少々グロイ表現があるかもしれません。年齢制限はしたくはありませんので、そこは自己責任でお願いします。
*SKULLNIGHT* | 2009.04.19 Sun 20:56
JUGEMテーマ:連載第三章 如雪との出会い1 大気活伝協会・東京支部(1) 梅雨がようやくあけたころであった。 晴美が大気活伝協会に行く日がいよいよやってきた。ただ、晴美を一人で行かせるのはあまりにも心配だという加藤さんの提案で、ぼくがエスコート役として一緒に行くことになった。ぼくとしては、半分はデート気分であり、望んでもみない機会がやってきたような気がしたものだ。 協会の東京支部は赤坂にあったので、ぼくたちは地下鉄赤坂見附の駅をすぐ出たところにある喫茶店の前で待ち合わせをした。 どういうわけか、...
ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.04.19 Sun 08:41
全1000件中 741 - 750 件表示 (75/100 ページ)